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火曜日, 1月 12, 2016

Alpine シリーズ|アマゾン傘下 Annapurna Labs (アンナプルナ)

Amazonが独自プロセッサを販売。ルータやNAS、ゲートウェイ向けプラットフォーム・オン・チップ



アマゾン傘下の半導体メーカー Annapurna Labsが、 プラットフォーム・オン・チップ プロセッサ Alpine シリーズをOEMメーカー向けに発表しました。主な対象はWiFiルータやNAS、ホームゲートウェイなどの機器。

比較的非力なことが多い家庭内ネットワーク機器に、4K動画ストリーミングにも対応する最大10Gbpsの有線・無線ネットワーク、高速なストレージイン ターフェース、暗号化、IoT規格対応、クラウドサービスへの接続といった機能を提供し、いわゆるコネクテッドホームに向けた性能底上げを狙います。
Annapurna Labs (アンナプルナ)は、2011年に創業したイスラエルの半導体企業。アマゾンは2015年1月に約3億5000万ドルを投じて傘下に納めました。

アンナプルナのAlpine シリーズはARMベースのプラットフォーム・オン・チップ製品。すでにASUSやNETGEAR、SynologyやQNAPといったメーカーから、採用ルータやNASが市販されています。

Alpine シリーズの仕様は、ARM v7 (32bit)またはARM v8 (64bit)の最大4CPUコア、DDR4メモリや2MB L2キャッシュ、PCIe Gen3やマルチギガビット有線・無線ネットワーク対応など。OSはLinux および FreeBSDをサポートし、採用OEMにはハードウェア開発キット(HDK)一式も提供します。


家庭内でリッチなサービスを動かせる機器がPC程度しかなかった時代、ルータはネットワーク接続だけを担当する機械、NASはネットワークにつながっただ けのストレージでした。しかし家電もセキュリティも配電もネットにつながる時代には、常時通電で常時接続のルータなどは、いわゆるコネクテッドホームのハ ブになり得ます。

逆にいえばそこの性能が低いと、せっかくネット接続機器が家中に溢れていても、クラウドにすばらしいサービスがあっても、ゲートウェイがボトルネックになって使えなかったり快適でなかったりすることになります。

Apline はアマゾンのサービスにしかつながらないわけではありませんが、Amazon S3,Glacier, Cloud Driveといったクラウドサービスとの容易な接続が売りのひとつ。

またアマゾン本体も、部屋中どこにいても話しかければ家電やネットサービスの操作をしてくれる円筒スピーカー型コンピュータ Amazon Echo や、押すと消耗品の補充が届く注文ボタンデバイス Amazon Dashボタン、Dashの機能を家電に組み込むAPIなどなど、スマートホーム、コネクテッドホームに着々と手を打っています。アンナプルナの買収と半 導体ビジネス参入も、IoT時代を取るための戦略と考えられます。なお、Amazon EchoのメインプロセッサはTI製。今のところ自社のAlpineベースではありません。

 

木曜日, 6月 25, 2015

「喋るコンピュータ」Echo|Amazon


米アマゾン、円筒型の「喋るコンピュータ」Echoを一般販売。一台180ドル





Amazon.comは、クラウド接続の会話型コンピュータ兼スピーカー Amazon Echo を7月から一般向けに販売します。Echo は全方位スピーカーと7つのマイクを備え、インターネットに常時接続した「新しいカテゴリーのデバイス」。

ストリーミング音楽サービスの再生に加えて、天気予報や交通情報、スケジュールやリマインダの設定と通知、料理中に嬉しいタイマー設定、ネット検索、照明など家電の操作まで、部屋のどこにいても自然な言葉で命じれば声で返答します。また本の音読や日用品の再注文など、アマゾンらしいクラウド機能に対応する点が特徴です。


Echo は「声で操作できるストリーミング音楽プレーヤー&全方位スピーカー」でもありますが、音楽のほかカスタマイズしたニュースの読み上げ、計算や単位換算、天気予報、スポーツ試合の予定と経過、Googleカレンダーと連携するスケジュール、リマインダの設定と通知、声で質問に答えるネット検索などなど、多数の仕事に対応する執事のような音声コンピュータでもあります (声は女性、名前はデフォルトで Alexa)。

声で応答だけならばGoogle Now やアップルの Siri も一部の機能に対応しますが、Echo は据え置きの常時接続&常時待受でハンズフリー利用できることが最大の利点。

スマートフォンの場合は音声入力の前にまず手に持ってボタンを長押ししたり、ロックを解除する必要があるなど、ハンズフリーでは使えません。Apple Watch や Android Wear はボタンを押さずに声で入力できるものの、バッテリーやマイクの制約からやはり常時受け付けではなく、画面をタップしたり手首をくいっと返して受付状態にした後、口元に持って来て喋る必要があります。

対するEchoは、7つのマイクを備えて部屋のどこにいても常に聴いているため、両手が動かせなくても寝ていてもただ話しかけるだけ。

Echo も Siri や Google Now のようにコマンド語(アレクサという名前)だけを低消費電力で待ち受けており、そのあとに続く言葉を命令と見なしてクラウドサービスに接続します。

(一部のスマートフォンでは音声だけでスリープ復帰できたり、Siri も 電源に接続している場合ならば Hey Siri で画面消灯状態からでも受付モードになりますが、ロック解除しないと機能の多くが使えない、マイクやスピーカーの制約、音声とサードパーティーアプリ連携の貧弱さなどが「喋るコンピュータ」としての課題です)。



さらに Echo は フィリップスのスマートLED照明 Hue など家電の操作に対応するほか、ネットサービスなんでも接続トリガーサービス IFTTT も使えるため、自分でカスタマイズした一連の動作を仕込むこともできます。

Amazon らしい機能としてはオーディオブックの読み上げ、日用品の再注文にも対応。読み上げはWhisperSyncに対応しており、Kindleで読んだ続きから読み上げて、外出先では聞いたところから続きを読めます。再注文は 以前に注文したことがある Amazon Prime 対象商品ならば、音声だけで規定の支払い方法と住所あてにアマゾンで買い足ししてくれる機能。定番の食料品や洗剤や紙類などがなくなりそう ・なくなったときに声で頼めば補充が届きます。


Amazon Echo の価格は179.99ドル。昨年11月から始まったPrime会員向け招待制限定販売では99ドルでした。発送は7月14日の予定。今のところ英語にのみ対応するため、米国向けにのみ販売します。