ロボットに聞き込みとかされる日も近い。 Boston Dynamicsの犬型ロボット「Spot」は、建設現場で作業したり大型トラックを引っ張ったりといった実験を経て、最近では普通に買えるようにまでなっています。なので今はどんな現場に出ててもおかしくはないんですが、じつは米国の警察ですでにトライアル中であることが発覚しました。
この件を最初に伝えたボストンの公共ラジオ局・WBURによると、ACLUが入手した資料の中にはメールや契約書があり、その内容からは警察がロボットをどう活用していくかの将来像がうかがえます。MSPのRobert G. Schumaker氏は資料の中で、ロボットは「戦術運用の重要なコンポーネント」であり、州の「安全保障戦略」を支えるのに必須だと訴えています。
Boston DynamicsとMSPの契約書には、興味深い条文もあります。たとえばMSPはロボットの写真を公開しちゃいけなくて、Spotの写真を撮るだけでもNG、とかです。でもBoston Dynamics自身は、MSPがSpotを使っているところを撮影し、今年行なわれたカンファレンスで公開(以下動画の10:20あたり)していました。
今回、MSPの文書を発見したACLUのTechnology
for Libertyプログラムのディレクター、Kade
Crockford氏は次のように語っています。「マサチューセッツ州内でこれらロボティクスシステムがどこでどのように使われているか、わからないことが多いのです」「こうした技術の現場への適用は、我々が社会的、政治的、法的に対応できるより早く行なわれがちです。我々は政府機関のさらなる透明性を強く必要としていますし、彼らは新しい技術のテストや実用の計画について前もって公開すべきです。加えて、我々は人工知能時代において、市民の自由、権利、人種間の正義を守るため、州全体としての規制を必要としています」。