ラベル Windows 10 mobile の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Windows 10 mobile の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

金曜日, 2月 05, 2016

新VAIO Phone「Biz」

アルミ削り出し、新VAIO Phone「Biz」

Win10搭載、個人向け販売も実施。

MVNOも取り扱い予定、4月発売。

 



VAIOは、Windows 10 Mobileを搭載したSIMフリースマートフォン VAIO Phone Biz を4月に発売します。想定価格は5万円台。


アルミニウム合金削りだしによる高級感のある筐体に、5.5インチフルHDディスプレイ、Snapdragon 617オクタコアプロセッサを搭載。また、Continuumが快適に動作するように、RAM容量を3GBに高めた点などが特徴です。製品名にBizとあ りますが、法人だけでなく個人向け販売も実施。VAIOストアやMVNO(楽天モバイル・ビッグローブ)が取り扱います。


Android OSを採用した初代VAIO Phoneとは異なり、VAIO Phone BizはOSにWindows 10 Mobileを採用します。同OSはPCや企業システムと高い親和性を持つのが特徴で、Office 365やOneDrive、Skype for Business、Exchange、SharePointなどを利用できます。





Windows 10 Mobileで最も注目されている機能 Continuumにも対応します。これは、アダプターを介してスマートフォンを外部ディスプレイ、キーボードと繋ぐことで、スマートフォンをデスクトップPCのように使える機能です。

なおContinuumを使いながらでも、電話をかけたりスマートフォンアプリを使えます。またVAIO Phone Bizの画面はタッチパッドとしても利用可能です。なお、Continuumを利用するために必要なワイヤレス接続アダプタとしては、Actiontec のScreenBeam Mini 2がVAIOによる公式な動作確認を取得予定。こちらはContinuum対応版が2月11日に発売予定です。 



VAIOとMSの"深い協業関係"でスナドラ617のContinuum対応を実現。5.5型フルHDに3GB RAM搭載

チップセットには、クアルコムのSnapdragon 617を採用します。同チップセットはCortex-A53オクタコアCPU(1.5GHz)を搭載しており、性能的にはミドルレンジ上位にあたります。 仕様上、LTEはカテゴリ7(受信300Mbps / 送信100Mbps)に対応します。

なおSnapdragon 617は、1月半ばまでContinuum対応が謳われていませんでした。VAIO側はSnapdragon 617を採用するにあたり、マイクロソフトに検証用機材を提供するなどして対応を働きかけた結果、Snapdragon 617のContinuum正式サポートが実現したとのこと。これについて『マイクロソフトとの深い協業関係の成果』と担当者は胸を張ります。





ディスプレイサイズは5.5インチのフルHD、RAM容量は3GBです。5万円台の端末ではRAM容量は2GBが一般的ですが、3GBを搭載する理由について『Windows 10 Mobileは軽いOSではあるが、ContinuumやOS単体でのマルチタスクを快適に使うには3GBは欲しい』と説明します。

その他、バッテリーは2900mAh。Wi-Fi 11ac、Bluetooth 4.0に対応します。










VAIO Phone BizはSIMロックフリーです。対応LTEバンドは1、3、8、19、21で、ドコモ網やドコモ網を利用したMVNOを利用できます。SIMサイズはmicroSIMで、スロットの位置はmicroSDと共通です。


またNTTドコモとの"協業"により、キャリアアグリゲーションや、『SIMフリー端末としては異例』(担当者)のドコモの相互接続試験も実施(予定)。高い信頼性が求められる法人用途に適するとしています。



アルミ削り出しボディ、全数検査の「安曇野FINISH」も実施

VAIO Phone Bizのデザインは、VAIO PCのテイストを踏襲しています。『VAIO Z Canvasをそのままスマートフォンサイズに縮小したのが最も近いイメージ』(担当者)といい、筐体はアルミニウム合金の削りだしで、質感だけでなく剛性も高めたとしています。



一番左が加工前のアルミ合金の塊です。コンピュータ制御の切削機で、内側の形状を削り出します。(中央) 削りだしたアルミ外装に樹脂製のフレームを一体成型します。(右)



次に切削機で外側の形状を削り出します(左)、レーザーでVAIOロゴを彫り込み(中央)、最後の仕上げとして表面にブラスト加工を施し、つや消しに仕上げて完成となります


つや消しにしない方がかっこいい気がする...


また製品は、VAIO社の安曇野工場で全数検査の工程を経て出荷する「安曇野FINISH」を実施。VAIO PC同様の高い品質と信頼性を保証するとしています。



個人向け販売も実施。MVNOも取り扱い予定

VAIO Phone Bizは製品名に「Biz」と付く通り、法人向けの色が濃い端末ですが、個人向け販売も行います。法人向けとしてはNTTドコモの法人システム本部、ディ ストリビュータとしてダイワボウ情報システムが取り扱い予定。個人向けにはVAIOストアのほか、MVNOも楽天モバイルとビッグローブが取り扱う予定です。

木曜日, 1月 21, 2016

Windows 10 Mobileって使える??

第3の選択肢、Windows 10 Mobileはどこまですごい?

日本ではさっぱり日の目を見なかったWindows Phoneだが、今年は「MADOSMA」などの新モデルが久々に登場。さらに、昨年12月に新しいOSである「Windows 10 Mobile」が登場したのでレビューしていこう。

そもそも、僕はWindows Phoneを使ってみたくてMADOSMAを手に入れたという経緯がある(関連記事:「MADOSMA登場。Windows Phoneは買うべきなのか」)。だから、MADSOMAがWindows 10 Mobileへのアップデートに対応するというニュースは、とてもうれしく思っている。こういうメーカーの姿勢は高く評価したい。

他にも、いくつかのメーカーがWindows 10 Mobileへの参入をアナウンスしているのだが、どこも一般のユーザーにとっての知名度は高くない。僕たちテッキーな人種にはちょっとしたニュースなのだが、世間的には「Windows 10は知ってるけれど、Windows 10 Mobileなんてまったく知らない」というレベルだろう。

メーカーやマイクロソフトがテレビCMや広告を展開する様子もない。つまり、マスに使ってもらおうという姿勢は、今のところ見られないのだ。企業の戦略をとやかく言うつもりはまったくないが、そんな状況が見て取れる。

Windows Phoneが、少なくとも日本市場ではまるで受け入れられなかっただけに、Windows 10 Mobileで大きく変わるのかと思っていた。だが、どうやらそんな気配は感じられず、そこがちょっと残念だと、僕としては言いたいわけだ。


Windows 10 Mobileを搭載した「MADOSMA」。


モデルは変わらない。高級感はないがコスパの高いスマホだ。

驚くほどには変わらない使い勝手

新OSの登場に、さぞかし使い勝手などが良くなったのでは?と期待を抱いている人も少なくないだろう。中には、Windows 10 Mobileの登場を待ち続け、Windows Phoneの購入に踏み切れなかった人もいそうだ。

ところが、実際に比較してみたところ、Windows Phone 8.1からの変化はとても少ない。全体的にはマイナーアップデートと言った印象だ。

個人的にはWindows Phone 8.1自体、よくできたOSだと思っている。AndroidとiOSのどちらとも似ていない独自路線も好ましい。そもそも、Windows Phone 8.1の段階で、画面はWindows 10にそっくり。どちらも、よく使うアプリがタイル状に並び、必要に応じてすべてのアプリをリストアップする。この仕組みは悪くないと思う。Androidではよく使うアプリをホーム画面に置くのだが、アプリ一覧との差がなくてぐちゃぐちゃしてくる。iOSはよく使うアプリという概念があまりないので、自分でホーム画面のページを切り分けるなどして工夫するしかない。

また、通知もWindows 10とほとんど同じになっているのは、使っていてうれしくなってしまった。Windows 10の通知はとても使いやすく、僕は高く評価している。これと同じ機能が利用できるのだから、Windows 10ユーザーはとても使いやすいだろう。ただ、それが他のスマホに対するアドバンテージだとは思わない。すでに、iPhoneなりAndroidスマートフォンを誰もが使いこなしているからだ。


新旧OSの差が分かるだろうか? 左が新しい「Windows 10 Mobile」なのだが、ほとんど変わらない。

Windows 10 Mobileのホーム画面だが、Windows Phone 8.1とほとんど変わらない。


Cortanaに目新しさはない

Windows 10でもちょっと話題になっているCortanaだが、個人的にはまったく魅力を感じていない。そもそも、パソコンでマイク入力をオンにしておく習慣がなかったからだ。しかも、常にキーボードに手があるパソコンで、いちいち音声で入力する魅力を感じないのが正直な感想だ。

ところが、Windows 10 Mobileに採用されたCortanaは、結構使いやすい。キー入力が面倒なときに音声で天気を調べたり、さまざまな作業ができる。

だが、特別に素晴らしいかと問われたら、答えを濁すしかない。すでに、Siriがずいぶん前から使われているし、両者の違いもさほど感じられない。後発の方が、目新しさがないだけに不利だ。そもそも、Siri自体が世間一般によく使われているとも思えない。

純正の地図アプリが搭載されたのは高く評価したい。というより、こちらもようやくまともに使える状況になったか――という印象だ。ルート案内は徒歩、車、電車に対応しているが、ナビは使えない。また、縮尺によってはかなり画面がぼやけるのが気になった。


「通知」はWindows 10と同じでかなり使いやすい。


「Cortana」はどうしてもSiriの二番煎じに思えてしまう。


「マップ」は縮尺によって表示がちょっとぼやけるのが気になる。

ルート案内にも対応する。


ビジネス向けに支給するスマホに向く

Windows 10 Mobileは、良いOSだと思う。だが、すでにiPhoneもしくはAndroidを持っている人が追加で買う、もしくは買い換えるかというと、首をかしげざるを得ない。あくまでも第3の選択であり、しかも、先行する2つのOSは強力だ。

最大の特徴はWindowsとの親和性の高さだろう。Windows 10のパソコンと同じアカウントでログインすれば、設定なども多くが引き継がれる。また、OneDriveなどの使い勝手も良好だ。

そう考えると、会社で一括導入し、まとめて設定を済ませてセールスツールなどに使うのが向いているのだろう。つまり、これはエンタープライズ向けのスマホのような気がしてならないのだ。

Windows 10のPC向けアプリも条件次第でWindows 10 Mobileで動くように設計されているのだが、これからそんなアプリを提供していくメーカーがたくさんいるとはとても思えない。そもそも、Windows 10向けの秀逸なアプリはほとんど登場していないのが現状だ。

しかも、パソコン向けのアプリはサッと使うのではなく、大物だから意味がある。Excelで分析をしたり、Photoshopで画像を加工する人は、スマホで作業しようとは思わないだろう。そう考えると、PCとWindows 10 Mobileで同じアプリを使えるようになるのは、やっぱり業務用だと思う。特定の業務に向けて開発したアプリが、両者で使えるようにセッティングして生 産性向上に使うのだろう。例えば、小売店の移動レジにしたり、セールスパースンが行動を管理するのに使えれば便利そうだ。


結論をまとめるなら、
個人用のスマホとしては、少しもすごくない。

業務用スマホとしてのすごさは、ソフトウエアとパッケージでどこまで提案できるかにかかっているだろう。


OneNoteが普通に使えるのは便利だが、このあたりはiOS等と変わらない。

OneDriveによるファイルの共有も重宝する。

ストアに並ぶアプリにはゲームなども目立つが、iOSやAndroidには遠く及ばない。もはや、同じ方向に進む必要すらないように感じる。


MADOSMA、Windows Phoneは買うべきなのか





木曜日, 10月 15, 2015

Diginnos Mobile|THIRDWAVE

Win10スマホ『Diginnos Mobile』実機公開、ドスパラでおなじみのサードウェーブ製品



ドスパラでおなじみのサードウェーブは、国内向け Windows 10 Mobileスマートフォン Diginnos Mobile DGW-W10Mの実機を公開しました。発売時期や価格は未定。担当者は『年内発売を目指したい』としています。 (更新)タイトルを変更
主な仕様は、5.0インチ 1280 x 720ディスプレイ、クアッドコアCPU、16GBのストレージ容量、800万画素リアカメラ、200万画素インカメラなど。

RAM容量は1GBですが、この点について担当者は『本当は2GB積みたかったが、2GBを積むとスペースの関係でストレージを8GBしか積めなくなる。 microSDにも対応しているが、内蔵ストレージのほうが便利だろうということで、また、Windows 10は軽いのでRAMを1GBに抑えた』としています。



いざ手に持つと、背面は丸みを帯び手でしっかりとホールドできます。製品版では、きせかえ可能な交換用カバーが3色付属します。

スペック的にはエントリーレベルということもあり、低価格での発売が予想されます。

実機を操作してみると、設定画面やEdgeブラウザは快適に動作。試用した範囲では動作のもたつきは感じませんでした。なお、インストールされていたのは Insider Preview、正式版のWindows 10 Mobileではないため、製品版では変わることもありえます。

発売時期は未定。担当者は『年内発売を目指したい』。

 

Windows 10 Mobileは12月配信。LumiaなどWindows Phone 8.1スマホが対象、端末により制限あり



マイクロソフトはWindows 10 Mobile搭載フラグシップ Lumia 950 / XLを11月に発売します。同社の公式Facebookによれば、Lumia 950 / XL以外へのWindows 10 Mobileの展開は、今年12月より順次開始するとしています。

Microsoft Lumia 950 and 950 XL

すべての写真を見る
18 枚

マイクロソフトは、Windows Phone 8.1デバイスにWindows 10 Mobileへの無償アップグレードを提供予定。Lumia 430、435、532、535、540、640、640 XL、735、830、 930など、既存のLumiaの多くにWindows 10 Mobileを提供する意向も示しています。

なお、Windows 10 Mobileへのアップグレードに際し、外部ディスプレイを接続するとPC的な画面での作業が可能となる「Continuum」(コンティニュアム)な ど、ハードウェア要件の高い一部の機能については、ハイエンド以外では動作しないなど、ハードウェアスペックによって使えるWindows 10 Mobileの機能に制約が生じる見通し。

また、Windows 10 Mobile自体は12月にロールアウトするとのことですが、アップグレードの提供時期はキャリアやメーカーによってバラつきが生じることが予想されます。

 

 

金曜日, 7月 10, 2015

MADOSMA、Windows Phoneは買うべきなのか

MADOSMA登場。Windows Phoneは買うべきなのか


 マウスコンピューターから話題の最新Windows Phone「MADOSMA」が登場した。他のメーカーもイベントにWindows Phoneを出展するなど、にわかに注目を集めている。
というよりも、そもそもWindows Phoneは新しいデバイスではないので、「再注目」されていると言うべきだろう。しかし、少なくとも現時点では、素人が買うべき端末ではないと確信している。Windows Phoneは、スマホの中では、あくまでも「第三の選択」である。iPhone、Androidでもない選択肢は、どう見てもメインのスマホにはなり得ない。それでも、2台目、3台目に買うデバイスとして魅力はあるのだろうか。

考えてみれば、一昔前には5万〜10万円もする電子手帳がそれなりに売れて市場を築いていた。今から考えれば、もうオモチャのようなモノだったのだ。そう考えると、MADOSMAは、3万1000円ほどで手に入るのだから手ごろだ。

僕も楽しそうなのであえて購入した。今回は、実際手にしてみると何が楽しいのか、またどんな点に困るのかを詳しくチェックしていきたい。

実は、3年以上前に初代のWindows Phoneが登場したときには、購入する寸前まで検討した。だが買わなかったのは、イニシャルのコストよりもランニングコストが気になったからだ。 MADOSMAなら、3万円ちょっとの本体を手に入れてWi-Fi環境で使うことが可能。もちろん、格安SIMを入れれば外出先で楽しむこともできるわけだ。このコストなら、趣味のデジタルツールとしても十分に手が出る。


他のスマホとは、ひと味違う「MADOSMA」は、楽しく使いたい第三の選択だ。

本体はチープながら価格を考えれば納得できる

「GALAXY S6 Edge」(サムスン電子)が良く売れているようだが、確かに素晴らしい質感で僕も欲しくなってしまった。言うまでもなく人気の「iPhone 6/6 Plus」もすごい完成度だ。

とはいえ、これらは、本体価格が10万円に迫ろうかという高級モデルなのだから、当然だ。そんな雲の上の競争はさておき、安価なスマホも日夜製品の質が向上してきている。MADOSMAも3万円ちょっとという価格を考えれば悪くないと思う。確かに手触りはチープだし、高級モデルがこぞって金属やらガラスを採用する本体はそもそも樹脂製だ。

だが、軽くてほどよいサイズは悪くない。そう思って、手元にある「Nexus 5」と並べて見たら、実はかなり負けていた。液晶がどちらも5インチであることを考えると、Nexus 5のなんとコンパクトで美しいことか。MADOSMAが上下にムダに大きいことが露呈してしまい、ちょっと恥ずかしい感じだ。

ただ、手への収まりはいいので大き過ぎるというわけでもない。価格を考慮しつつ、Nexus 5を見なかったことにすれば妥協できる。

5インチのスマホは、ある意味で究極のサイズだと思う。今後も6インチクラスのスマホが登場しそうだが、使い勝手と本体サイズのコンパクトさのバランスを考えると、5インチがひとつの完成形だろう。4.Xインチのスマホは姿を消しつつあるが、5インチは残っていくだろう。価格を考えれば、どこもかしこも妥協できてしまうMADOSMAの設計はうまい。
ちょっと気になるのが、背面に大きなWindowsのロゴが付いていること。MADOSMAのロゴとダブルネームっぽくなっているのだが、これは必要なのだろうか? ホームボタンがWindowsのマークになっているのだから、それでいいのではないかと思う。


「Nexus 5」と比べるとムダに大きなMADOSMA。

「iPhone 6 Plus」など5.5〜6インチクラスのスマホと比べると手になじみやすい。

極端な薄さなど期待してはいけない。

背面のデザインはシンプル。

背面のWindowsロゴは必要だろうか。

作りはAndroidと同じだ

スマホとしての作りは、Androidとまったく同じだと考えていいだろう。電源と音量調整ボタンに加え、microUSBポートを搭載する。操作のためのボタンは、ディスプレイの下に3つ並んでいて、戻る、ホーム、検索となる。

Androidスマートフォンを使った経験があれば、まず迷うことなく利用できるだろう。基本的には画面へのタッチとホームボタンをよく使うことになり、たまに「戻る」をタップする。タスク切り替えのボタンがない点に最初戸惑ったが、「戻る」を長押しすればOKだ。
検索ボタンをタップするとbingが開くのが、個人的にはどうにもいただけない。検索はGoogleでしたいのだ。色々と探しているのだが、メニューには検索サイトを変更する項目はないようだ。OSとしては後発なのだから、もっと懐を広くとって、検索サイトを変更させるべきだろう。

Androidは、「ホーム」「タスク切り替え」「戻る」ボタンの3つが一般的だ。Windows Phoneは、「ホーム」「戻る」「検索」となっている。そもそも検索とタスク切り替えの頻度は、確かにいい勝負だと思う。とはいえ、Androidに慣れている人には、タスク切り替えのほうが重宝しそうだ。


コネクターはmicroUSBとAndroidスマートフォンと同じ。
音量調整や電源ボタンも一般的だ。

検索ボタンを押すと、やっぱりbingが開く。Googleに変更させてほしい。

メニューは素晴らしく使いやすい

アプリの一覧がホーム画面のタイルで並んでいるのはとても使いやすく、よく使うアプリをここに並べておくことになる。アプリの利用頻度や情報を表示の有無でタイルのサイズも変更できる。Windows 8では失敗した感が強いタイルだが、スマホにはとても向いている。まあ、これがiPhoneだったらよく使うアプリが多すぎてタイルが並びすぎになるというジレンマが起こりそうだが、Windows Phoneにはそんなにアプリがないのだから、これでいい。

アプリは、画面を右から左にスワイプすると一覧形式のリストで表示される。これも五十音で探しやすい。とはいえ、僕は嫌いではないがいかにもWindowsの発想だ。この方式だとアプリの名前を覚えておく必要が出てくる。自分でフォルダーを作ったり、アプリを置く位置を工夫して、1ページ目は写真アプリ、2ページ目は仕事関係――といったカスタマイズができない。すなわち、名前を忘れてしまったアプリは探しづらくなるだろう。まあこれも、アプリが相当に増えた際の話なのだが……。


ホーム画面は使いやすい。

アプリは五十音順で並ぶ。数百本のアプリをインストールしたら、果たして見つけやすいのだろうか。

設定は分かりやすいが文字が小さ過ぎる

画面を上から下へスワイプすると通知が現れて、設定ボタンもそこにある。もうとても分かりやすい――というより、Androidと同じじゃないか。せっかくだから、全然違う作りにしてくれることを期待しているのだが、あっけないほど似ていて拍子抜けする。

ただ、ここで表示される文字が小さすぎる。設定の「簡単操作」で文字サイズを調整できるのだが、このあたりの文字は変わらないようだ。

話はそれるが、まだ、購入して10日ほどなので機能がよく分からない部分が少なくない。そこで、インターネットで検索したり、ヘルプを探してみるのだが、情報が少な過ぎて驚いてしまう。まあ、それが楽しいのだが。

例えばマイクロソフトのヘルプには、延々と「Cortana」について書かれているのだが、この機能は日本語環境では使えない。どうやら、単に日本語翻訳したヘルプのようで、読んでいるのが辛くなってくる。また、記述も古いものが散見される。内容はあくまでもWindows Phone 8で、Windows Phone 8.1と異なっているようだ。

MADOSMAが登場してユーザーがまた増えることは間違いないのだから、マイクロソフトとしてももう少し頑張ってほしいところだ。

設定も分かりやすいので困ることはない。だが逆に「Androidでできてるアレがしたい」と思うと、機能が見つからないことが少なからずある。そこで困るのは、情報が少ないために、機能が見つけられないのか、そもそも機能がないのかが判断しづらいことだ。


設定画面は文字ばかり。こういうデザインがWindows Phoneで、なかなか分かりやすい。

画面を上から下にスワイプすると通知と設定が表示される。

とはいえ、文字が小さ過ぎて読みづらいと思うのは僕だけではあるまい。

カメラは並だがアプリが少な過ぎる

カメラは800万画素で、格安スマホとほぼ同じレベルだ。普通にスナップを撮るならこれで十分だろう。ただ、最近の高級スマホと比べると残念ながら見劣りする。Androidスマートフォンは種類が多いので、カメラを重視して選択することもできる。

ところが、Windows PhoneはそもそもMADOSMAくらいしか手に入らないので、選択の余地がないのだ。

同じ800万画素でもiPhoneに比べるとかなり見劣りし、タイムラプスなど特殊な撮影もできない。また、カメラアプリの本数も少ないので、楽しめないのもいただけない。

とはいえ、気楽に使うならこれでいい。色合いも自然で普通に満足できるはずだ。スキャナーアプリは秀逸な「Office Lens」を使えばよいだろう。

少々困ったのがビデオだ。どうやら、フォーカスが合うのが遅いので、ピンぼけの動画ばかり撮れてしまう。まず、ピントが合っていることを確認してから、ビデオのボタンを押して撮影を開始するのだが、ここでいったんぼけてしまう。ビデオの撮影が始まってから一呼吸置いてピントが合うのを待ってから本体を動かすか、本体を固定したまま動画を撮ればいい。ところが、ビデオ撮影のボタンを押してすぐに本体を動かすとぼけた動画撮れる可能性がとても高いのだ。


色合いも自然で、スナップには十分使える(左と中)。ボケ具合も個人的には好みだ(右)。



スキャナーアプリは「Office Lens」が秀逸で、テキスト変換もできる。


なかなか快適にサクサク動作する

性能が気になるところだが、そもそもOSが違うので他のスマホとは比べるのは難しい。実際に使ってみた印象では十分に満足できるパフォーマンスで、てきぱきと動作する。まあ、最近はAndroidの格安スマホもサクサク動くので、一般的と言ってしまえばそれまでだが。

MADOSMAの欠点は、ストレージが8GBしかないことだろう。ヘビーに使うなら、microSDカードの増設はマストだ。とはいえ、そもそもMADOSMAで音楽を聴いたり、映画を見る人は多くないだろう。僕も音楽を聴くならiPhoneを利用する。さらに、定額性の音楽配信サービスが注目を浴びているが、そこもWindows Phoneは弱い。

バッテリーの持ちが気になるところだが、容量は2300mAhで連続通話時間が9時間となっている。こちらも、一般的な格安スマホと大差ないだろう。僕も、10日ほど使った限りではほぼ満足できた。とはいえ、メインのスマホとしては利用していないので、あくまでもライトユースの場合――という注釈付きだが。

スペックで気になるのが、液晶の解像度が1280×720ドットにとどまることだろう。ホーム画面を見たり、メニューを表示している分には特にざらつきなどは感じられない。写真も、まあきれいに表示する。ところが、高級スマホと比べると大きな差がある。これも妥協すべき点だが、要するにビジネス向けのスマホと考えるのが正解だろう。


バッテリーは2300mAhの容量で駆動時間は普通だ。

地図アプリの弱点もなんとかなる

標準の地図アプリが使い物にならないのがWindows Phoneの弱点だ。これはもう、どう考えてもいち早く改善するべきだろう。AndroidやiOSとの比較というより、スマホとしてあり得ないと思う。 しかも、日本以外の多くの地域では地図をダウンロードして使えるのだから、残念にもほどがある。

ただ、ユーザーが地図アプリをダウンロードしたり、ブラウザーで表示すれば、まあ利用は可能だ。カーナビアプリも「MapFan」があるので、どうにかなりそうだ。

僕は、「Maps+」というアプリをインストールして使っているが、場所を見る程度なら問題はない。ただ、どの地図アプリもAndroidやiPhoneのGoogleマップと比べるのは酷だ。
GoogleがWindows Phone向けにサービスを提供しない理由は僕には分からないが、提供されない以上マイクロソフトがGoogleを上回るサービスを用意するべきだと思う。仕事で使うスマホとしても、地図はマストだ。



地図は驚くほど情報量が少ない。田舎の地図のように見えるが、これは23区だ。 
日本は地図がダウンロードできるエリアには含まれていない。


Gmailなど、同じみのGoogle純正のアプリは見当たらない。

アプリの少なさよりメニューが気になる

Windows Phoneのアプリの少なさは、さんざん言われているのだが、僕も明らかに少ないと思う。そもそも、Google系のアプリが見当たらないし、検索してもヒットするアプリが極端に少ない。がっかりしたのが、アプリのカテゴリに「仕事効率化」がないこと。
「ビジネス」に統合されているのだ。こちらも、アプリが少ないと言われている、Windows 8のStoreと比べても大幅に少ない。


標準ブラウザーが気に入らない場合の選択肢も少ない。画面は、「Opera mini」だ。


ゲームも米国っぽいものが主流で、パズドラやモンストなどはない。iPhoneやAndroidを使っている知人に「面白いゲームがあるよ」と言われても、インストールできる可能性はほぼゼロだろう。

まあ、今MADOSMAを買う人は、アプリが少ないことなど百も承知だろう。そもそも、日本では1機種のWindows Phoneしか手に入らなかったわけで、これではアプリ開発者も作る気になるとは思えない。ここ最近で数モデルの登場が予定されているが、それでもiOSのアプリを作った方がはるかに利益が出そうだ。

年末に登場すると言われるWindows 10版のWindows Phone(Windows 10 Mobile)が登場したとしても、この点が解消される望みは薄そうだ。今後は、iOSやAndroidのアプリを移植しやすくする取り組みがどこまで機能するのかが興味深いところだ。


おすすめゲームの一覧もちょっとアメリカンだ。

アプリは五十音順で並ぶリストで管理する。数が増えてくると厳しい。

MLBの情報よりプロ野球が見たいのだが、このあたりもどうにかしてほしい。

Officeにはガッカリした

マイクロソフト製のWindows Phoneなのだから、いくらアプリがないといってもOfficeはバリバリ使えるだろうと、まあ誰もがそう考えるだろう。

OneDriveとの連携は問題なく、パソコンから保存したOfficeのファイルもほぼ開ける。簡易的な編集にも対応するのだが、ここで思わず手が止まる。なんと、iOSのOfficeに比べても機能で劣っているのだ。例えばPowerPointは、iOSではアニメーションの設定までできる。ところが、Windows Phone版では、テキストのちょっとした編集程度にしか対応していない。

これはさすがにいただけないと思う。iOS版よりもOfficeの機能が優れていないければ、Windows Phoneを手に入れる価値が見いだせない。まあ、マイクロソフトとしても、Windows Phone版のMicrosoft Officeに力を入れるより、iOS版を開発した方が、Office 365の売り上げが伸びることは想像に難くない。だが、そこは意地でもWindows Phone版に注力するべきだと思う。


Officeのファイルは例によって、OneDriveで管理できる。

PowerPointのスライドは一覧で表示可能。

表示は美しいが、ちょっとした文字編集程度しかできない。

マニアならこの不便さも楽しめる?

いま、Windows Phoneを買うのは、完全に趣味の世界である。それでも、MADOSMAはすぐさま売り切れるほどの人気になった。なんとモノ好きの多いことか、その中の1人である僕も驚いてしまった。

MADOSMAは実用性の高いスマホだと思って買うのはやめた方がいい。これはもう、いじって遊ぶオモチャである。少ないアプリを工夫して使うことに喜びを感じられる人にはおすすめできそうだ。また、人が持っていないスマホを使いたいなら、それもいいだろう。

ただ、“お楽しみ”以外で積極的な購入理由を見つけるのは無理なので、どう考えても、3台目だろう。基本的には、スマホを買うなら、AndroidかiPhoneをおすすめする。2台目の購入もそのどちらかにするべきだ。冒頭でも書いたが、2台買ってもまだ物足りないテッキーな人の「第三の選択」には悪くはないだろう。ライバルになりそうなBlackBerryも撤退しているし、敵はFirefoxスマホくらいしか見当たらない。

ハードウエアのコストパフォーマンスはそう悪くないと思うし、今買っておけば年末にアップデートがされるか否かを、ドキドキと楽しめるだろう。マウスコンピューターならアップデートしてくれるに違いないと、期待しつつ。