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月曜日, 4月 10, 2017

「手描き」インフォグラフィック

「手描き」だからこそ美しい、インフォグラフィック

 

コンピューターを使った美しいインフォグラフィックが全盛の時代に、さまざまなデータをあえて「手描き」で視覚化しているデザイナーたちを紹介。




19世紀米国の公民権運動指導者W・E・B・デュボイス(1868〜1963年)は、1900年の「パリ万国博覧会」に向けて色とりどりの見事な視覚データを作成したが、そのときコンピューターの力は借りなかった。
フローレンス・ナイチンゲールが1850年代のクリミア戦争における死因を解説する図表をつくったときもそうだ。
データ視覚化の黎明期には、人々はインフォグラフィックを手で描いていた。そうせざるを得なかったからだ。
だが、現代のデザイナーたちは、ソフトウェアやスタイラスペン、タブレットを使って、美しい視覚化データをつくることができる。一方で、普通のペンなどといったシンプルなツールを好む人もまだ大勢いて、しかも素晴らしい効果を生み出している






IMAGE BY STEFANI POSAVEC

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ジョージア・ルピとステファニー・ポサヴェク GIORGIA LUPI & STEFANI POSAVEC

コンピューターできれいに整ったインフォグラフィックをつくるのが普通になった時代に、情報デザイナーのジョルジア・ルピとステファニー・ポサヴェクは、アナログなイラストにも、負けないだけの魅力があることを証明している。ふたりは数年前、「Dear Data」というプロジェクトを開始した。決断できなかった瞬間や笑った回数など、ちょっとした個人データを毎週追跡して、インフォグラフィックを作成。そして、そのインフォグラフィックを絵はがきにし、週に1通ずつお互いに送り合ったのだ。
ルピは「Medium」の記事で、これらの絵はがきを小さなデータと表現している。それは、定量的には正確でない、親しみやすい美学を暗示する言葉だ。統計は完全ではないし、絵も上手いとは言えないが、そうした不完全さがこれらのインフォグラフィックに、親しみやすさや人間くささ、刺激的な感覚を与えている。


IMAGE BY MONA CHALABI


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モナ・チャラビー MONA CHALABI

『The Guardian US』紙のデータ編集者であるモナ・チャラビーは、方眼用紙とマーカーを使い、いくつもの真面目な(あるいは真剣に笑える)問題をインフォグラフィックにしている。チャラビーが最近視覚化したデータに、トランプ米大統領の就任式に集まった人の数と、「ウィメンズ・マーチ・オン・ワシントン」の参加者数を比較するふたつの手のインフォグラフィックがある(ネタばらしをすると、トランプ大統領の手のほうが小さい)。別の図では、副乳(脇の下、通常の乳頭、股を通るラインである「乳腺堤」上にある乳首の痕跡)がある人の割合がどれくらいかを表している(ネタばらしその2:男性のほうが多いという研究結果がある)。
チャラビーのインフォグラフィックにはスケッチブックのような魅力があり、同時に機能的でもある。彼女の視覚化のスタイルはシンプルだが応用がきき、教育的だが無遠慮でもある。幅広い話題を、楽しくためになる方法で伝える手段を彼女に与えている。


IMAGE BY LAURIE FRICK

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ローリー・フリック LAURIE FRICK

10年ほどにわたって自身の日常活動を追跡してきたアーティスト、ローリー・フリックは、データを美しい芸術に換えている。ウォーキングや睡眠のほか、ストレスレヴェルのように数値化しにくい情報といった個人データを抽出して、幾何学的彫刻や絵にしているのだ。最新プロジェクト「Sleep Drawings(睡眠のデッサン)」では、脳電図ヘッドバンドで自分の睡眠パターンを3年間モニタリングし、データを鮮やかな水彩画にした。
「データを通して自分自身を見たらどんな感じか、理解しようとしているのです」とフリックは言う。彼女はデータ視覚化を「データの肖像画」と呼ぶ。われわれの生活の目に見えないリズムに形を与えるものだ。そして、彼女が選んだ手法は、それらの肖像画に暖かみを与えている。これは、テクノロジーではなしえないことだ。フリックは「これらが、ガラスでできた画面上のピクセルに対するアンチテーゼになることを願っています」と話している。


IMAGE BY JESSICA HAGY

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ジェシカ・ヘイギー JESSICA HAGY

ジェシカ・ヘイギーのインフォグラフィックはびっくりするくらい効果的だ。デザイナーであるヘイギーは、索引カードに単純な図を描き、スキャンして、自身のウェブサイト「Indexed」にアップロードしている。ヘイギーは2006年以来、このサイトで、マンガとインフォグラフィックの混合を実現している。
ライターを本業とするヘイギーは、自分が描く図は、気の利いたジョークから頭痛を招くような哲学的観念まで、ありとあらゆるものに応用できる視覚的な文法の一形態だと述べる。彼女は、使う言葉やフレーズを短くするよう心がけている。「単純な構造の文章は、たいていの人にすぐ『意味を伝えられる』ものです」。彼女の簡単な手描きの図にも同じことが当てはまる。ヘイギーの図は明確さを厳守している。最高のジョークのオチのように、才気に満ち、簡潔で、示唆に富んでいる。



IMAGE BY ANN FRIEDMAN

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アン・フリードマン

ジャーナリストのアン・フリードマンは2010年以来、「計画出産への資金援助を打ち切りたがる理由は?」「テンションが上がりすぎているとわかる方法は?」のようなテーマについて、円グラフに理論的数値を当てはめたラフな手描きのインフォグラフィックをつくっている。図のなかにはおもしろいものもあれば、政治的メッセージが込められたものもある。ジョークにせよ議論のテーマにせよ、フリードマンは、ストーリーテリングの一形式としてデータ視覚化にアプローチしている。彼女の円グラフは洗練されてはいないが、そこがいい点でもある。最初に単語が目について、イメージはその後で入ってくるからだ。



IMAGE BY WENDY MACNAUGHTON

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ウェンディー・マクノートン WENDY MACNAUGHTON

ウェンディー・マクノートンが扱っているのは、情報というよりは感情だ。ペンと水彩で描かれたこのアーティストの繊細なイラストは、絵画の形を借りたセラピーセッションのようだ。ソーシャルワーカーとしての彼女の経歴を考えればそれも納得できる。「現場では、関係やシステムを理解・解読するために図表を使います。わたしは基本的に図表を応用して、わたしが毎日考えている物事についての思考法を視覚的に表現していています」とマクノートンは言う。


彼女はフローチャートの名人で、生活のなかで生じるいろいろな悩ましい問題(たとえば「どんな種類のコミュニケーションモードを使うべきか?」など)についてガイドする際にこれを活用しているほか、ヴェン図を使ってより大きな哲学的思想を展開している。

マクノートンのインフォグラフィックは必ずしも正確ではなく、実際に見ると不完全な部分も目立つが、彼女が手描きインフォグラフィックの本当の目的だと考えるものを巧みに表している。つまり、複雑な関係やシステムや観念に、少しでも人間らしさを加えるということだ。



















TEXT BY LIZ STINSON
TRANSLATION BY SATOMI FUJIWARA, HIROKO GOHARA/GALILEO

WIRED(US)

水曜日, 7月 20, 2016

定番の英語フォント 22

 

デザイナーなら知ってて当然?

なド定番の欧文/英語フォント22

 

 






デザイナーなら知っていて当然?な定番の欧文/英語フォントをご紹介します。

もちろん、ここに掲載した以外にも、欧文/英語フォントは多数存在しますが、今回ご紹介しているフォントは、デザイナーたちに特に愛され続けているフォントばかりです。

読み方と簡単な説明も書いてありますので、まだ知らなかったという方は、これを機会に使ってみてくださいね。デザインがグッとよくなると思いますよ。







1. Garamond




ガラモン、ギャラモン

オールド・スタイル・セリフの代表格で、ガラモンとかギャラモンなどと呼ばれます。
フランス人のクロード・ギャラモンが製造した活字。

登場したのはなんと16世紀、非常に歴史のある書体です。





2. Helvetica



ヘルベチカ。

ちなみに、「ヘルベチカ」は、ラテン語で「スイスの」という意味です。
スイス人デザイナーのマクス・ミーディンガーとエドゥアルト・ホフマンが1957年に発表したサンセリフ。

Appleが標準フォントとして利用していることでも有名。




3. Frutiger



フルティガーと呼びます。

1976年、アドリアン・フルティガーによってデザインされたサンセリフ体。
シャルル・ド・ゴール空港の案内標識をデザインするために制作されたフォントでもあります。
そのため視認性が高く、案内用標識や印刷物などに用いられます。

フルティガー氏は、Avenir(アヴェニール)、Universe(ユニバース)といった、有名フォントも手がけています。





4. Futura




フーツラ。

バウハウスで非常勤講師をしていたパウル・レナーが1923年に発表したサンセリフ体。

幾何学的な造形が特徴のフォントで、フォルクスワーゲンやルイ・ヴィトンのロゴ等にも使用されるなど、多くのデザイナーに愛されているフォントです。
ちなみに、futuraはラテン語で「未来」を意味します。フューチャー!!!







5. Bodoni



ボドニ。

イタリアの印刷工、ジャンバッティスタ・ボドニがデザインしたセリフ体。
画の太さを均一に保っているのが特徴で、広告なども多く利用されています。






6. Akzidenz-Grotesk




アクチデンツ・グロテスク。 よ、読めない....

1880年代に誕生したという非常に歴史のあるサンセリフ体。
最初にご紹介したHelveticaのもとになったのではないか?とも言われています。





7. Gill Sans




ジルさんじゃなくて ギル・サン。

エリック・ギルが1927〜30年にかけて制作したサンセリフ体。

どこからしら、かわいらしさのある書体です。
BBCやフィリップスが、コーポレートフォントに採用しています。




8. Univers




ユニバース。

Frutigerをデザインしたアドリアン・フルティガー氏が1957年にデザインしたサンセリフ体。
エレガントで合理的なデザインが特徴のフォント。
スイスエアラインズやドイツ銀行、三洋電機などがコーポレートフォントとして採用しています。



9. Optima



オプティマ。

1950年にヘルマン・ツァップがデザインしたサンセリフ体。
エレガントさとシンプルさをもったサンセリフ体として、多くのデザイナーに愛されているフォント。






10. Franklin Gothic




フランクリン ゴシック。

20世紀はじめにモーリス・フラー・ベントン Morris Fuller Bentonによってデザインされたサンセリフ体。
長体気味になっているのが特徴のフォントです。
Windows XPに標準インストールされていました。





11. Bembo



ベンボ。

フランチェスコ・グリフォ Francesco Griffoが15世紀に制作したFrancesco Griffoというフォントをもとに、1929年にスタンリー・モリソン Stanley Morisonによって復活したセリフ体です。




12. Interstate



インターステート。

アメリカのトビアス・フレール=ジョーンズ  Tobias Frere Jonesが1993〜1994年にかけて制作したサンセリフ体。
Interstateは「州間高速道路」を意味し、道路標識を目的に作られたフォントです。



13. Rockwell



ロックウェル。

スラブセリフ体の代表格といえるフォントです。
1934年にMonotypeの社内で開発され、1990年代にギネスで公式に使われたフォントです。
「スラブ」とは石の版のことで、どしっとした安定感があるように感じます。
完全に見出し向きです。



14. Avenir


アベニール。

これもFrutigerをデザインしたアドリアン・フルティガー氏が1976年にデザインしたサンセリフ体。
視認性がありながら、幾何学的な美しさを兼ね備えたフォント。





15. Baskerville



バスカヴィル。

イギリスのジョン・バスカヴィルによって1750年代につくられたセリフ体。
高貴な印象をあたえるフォントで、イギリスを代表するフォントとして知られています。







16. Caslon




カスロン。

イギリスのウィリアム・カスロンが1734年にデザインしたセリフ体。
アメリカの独立宣言書に使われた活字として知られています。











17. Lucida Sans



ルシーダ・サンス。
最初にもっておきたいフォントファミリーの一つ。とても人気のあるサンセリフ体。

Lucidaはもともと1985年に、当時市販化されはじめたばかりのレーザープリンタという機械のために作られたセリフ書体です。
「レーザープリンタ用の様々な用途に応える書体」という当初のコンセプトのもと、Lucida SansやBlackletter、Calligraphyなど、他に類を見ないほど幅広いファミリーに展開しました。http://tosche.net/2012/04/lucida_jp.html





18. Palatino



パラティノ。

Optimaをデザインしたドイツのヘルマン・ツァップによって1950年に発表されたセリフ体。
書籍や雑誌の本文、見出しによく利用される、人気のフォントです。





19. Times New Roman




タイムズ・ニュー・ローマン。

イギリスの新聞「タイムズ紙」が紙面用の書体として制作したセリフ体。
もっともよく利用されているセリフ体で、すぐれた可読性から、見出しや本文に使われることが多いフォントです。




20. Sabon




サボン。
1967に、ドイツのヤン・チヒョルト Jan Tschichold によってデザインされたセリフ体。
Garamondにインスパイアされたフォントと言われています。








21. Myriad





ミリアド。

ロバート・スリムバック Robert Slimbachとキャロル・トゥオンブリ Carol Twomblyが制作したアドビオリジナルのサンセリフ体。

2002年には、アップルがコーポレートフォントに採用しました。





22. Minion



ミニオン。

1990年、アドビのロバート・スリムバックがデザインしたセリフ体。
ルネッサンス時代のフォントの優雅さとシンプルさを再現したフォントです。








以上、定番の英語フォント22書体でした。


今回ご紹介したド定番のフォントはすべて有料のフォントのばかりです。
残念ながら無料フォントはありません。

ただし、Macやadobe製品を利用していると、最初から入ってたりします。(たしかAvenir、Gill Sans、Optima、Palatino....)。

「Bodoni」「Futura」「Franklin Gothic」「Baskerville」「Caslon」が欲しい人は、「改訂6版 TrueTypeフォントパーフェクトコレクション (デジタルBOOK)」とか買えば
同梱されています。

デザイナーじゃなくても書体にこだわりたいとか、欧文・英語を使う仕事をしてる人ならもっていて損のない本だと思いますので興味がありましたらご覧ください。










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