金曜日, 12月 23, 2011

創造力を高めるための奇妙な5つのルール

創造力を高めるための奇妙な5つのルール

 

創造力を高めるための奇妙な5つのルール 

自分には創造力が足りないと悩み、仕事である種のどん詰まり感を抱えている方に一読をオススメしたいのが、約10年前に出版された米スタンフォード大学教授ロバート・サットン氏の著書『なぜ、この人は次々と「いいアイデア」が出せるのか(原題:Weird ideas that work)』です。書店系オンラインショップの書籍内容には「全米で『イノベーション・ブーム』を巻き起こした」とあります。

創造性を育ててイノベーションを求めるのであれば、既成概念に囚われず、定石どおりのマネジメント手法やビジネス論の逆を行かなければならないとのこと。指示やひらめきをただ待っていてもダメ。自ら考え行動する「考動力」が大切なようです。
 

仕事を進めていくために必要な能力として、経済産業省が2006年から提唱している「社会人基礎力」では、創造力を「新しい価値を生み出す力」と定義し、行動例を「既存の発想にとらわれず、課題に対して新しい解決法を考える」としています。

出る杭は打たれても、出すぎた杭は打たれない。以下に一部を列記するサットン教授の珍奇なガイドラインには、ほとんどのビジネスパーソンにとって、これからの人財として重要な鍵を握る「創造力」を身に付けるためのヒントがちりばめられており、身につまされつつも、前向きな気分になれる点が多々あると思います。モヤモヤ感がすっきり晴れることでしょう。

  • 普段バトることのない、ほがらかな奴らに喧嘩するようけしかけろ。活発な意見交換が創造力の素。 
  • 行動なくして成功なし。失敗と成功は裏腹。例え失敗に終わっても、行動を起こさないよりずっとマシ。 
  • チームに同じ課題を与えるな。同じような仕事ばかりしていると、「決まりきったやり方」「前回通り」といったように課題に対して新しい解決法を考えたり、新しい状況に対応することなく、ついつい案件処理が前例踏襲になりがち。常に積極的に様々なことにチャレンジしよう。 
  • 組織の規範や社風に染まりにくい、自分に自信を持ち我が道をゆく個性派を雇え。みんなちがっていい。職場の雰囲気になじまない奴、 のみこみの悪い奴など、何かと異端児扱いされやすい、これまでとは異なる強い個性を持った面々のほうが、そつなくこなす優等生タイプよりも、考え方や物の 見方の幅を広げてくれる。 
  • 「粘り強さ」でうんざりさせろ。あるテーマを集中的に考え、解決策を導き出す努力をしたら、誰かに話したり、文章にして書いたり、 考えた結果を必ずアウトプットすること。ただ頭の中で考えるだけよりも、自分の思考が整理され、客観的に分析できる。自分の主張を飽きるくらい何度もしつ こく試行錯誤を重ね、あれこれと頭をひねることで、論理の穴や違ったアプローチに気づいたり、考えが洗練され進歩することもある。聞き手をブレインストー ミングに利用するつもりで、日々知恵を絞ろう。

とはいえ、言うは易く行うは難し。今の自分自身にできることから、まず最初の一歩を踏み出すことが大切です。失敗を恐れない、トライ&エラーの積み重ねと努力の精神によって、創造する力はきっと培えるはずです。






Use "Weird Rules" To Boost Your Creativity[ via the99percent]
Dave Drager(原文/訳:kiki)