月曜日, 7月 30, 2012
Aspid「GT-21 Invictus」
スペインの自動車産業関連企業IFR Automotiveが自社ブランド、Aspidで新しい自社生産スポーツカーの製造を発表した。”軽く、俊敏で、押しが強く、万能で、誰もが虜になるよ うな”クルマをコンセプトにしたクルマで「GT-21 Invictus」と名付けられている。
スタイリングはいかにも新興メーカーらしいエッジの効いた面で構成されており、長いボンネットと後輪に近い位置にドライバーを座らせるなどプロポーション はメルセデス・ベンツのSLSなどに近いもの。ただし、小さいながらもリアシートを備える2+2という。エンジンは流石に自社開発というわけにはいかず BMW製の4,400ccV8エンジンを搭載し、後輪を駆動する。トランスミッションは7速デュアルクラッチ。
シャシーの詳細は発表されていないが軽量化をかなり重点的に意図しており、重さはアンダー1トンの990kgを想定。これはマツダ・ロードスターよりも軽いというかなりの数字だ。このスペックが実現したら相当なパフォーマンスになるだろう。
かつてスペインには、イスパノ・スイザのように個性的な超ウルトラ高級車があった。現在ではセアトくらいしかクルマメーカーがなくなってしまったが、そこ にもう一つメーカーが誕生することになる。Aspidの代表は長年自動車産業に従事し、現在量産車では唯一のスペイン車、セアト(フォルクスワーゲング ループ)でモータースポーツなどを手がけてきた人物とか。こうしたスポーツカーを作るのは一つの夢なのだろう。国際的に経済状況が懸念されているかの国だ が、果たしてこのプロジェクトが順調に進んいくか見守っていきたい。ちなみに販売開始は2014年を予定しているという。
Aspid「GT-21 Invictus」
http://www.aspidcars.com/