ラベル チンパンジー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル チンパンジー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

木曜日, 10月 23, 2014

チンパンジーの好きな音楽

チンパンジーはアフリカやインドの民族音楽が好き:実験結果

チンパンジーは、音楽が嫌いで、無音の状態を好むとされてきた。しかし最新の研究によると、インドやアフリカの音楽であれば好むらしい。その理由はリズムにあるようだ。





過去の研究から、チンパンジーは西洋音楽よりも無音の状態を、また概してテンポの遅い音楽を好むことがわかっている。だが、最新の研究によると、彼らはアフリカやインドの音楽であれば積極的に楽しむようだ。
アメリカ心理学会が刊行した『Journal of Experimental Psychology: Animal Learning and Cognition』誌に掲載された論文(PDF)によると、エモリー大学の研究者たちは、チンパンジーの遊び場の近くで何種類かの音楽を流す実験を行った。
この実験では、16頭のチンパンジーを2つのグループに分けて、それぞれの音楽を40分間聴かせた。遊び場は、スピーカーからの距離によって4つのゾーンに区分された。音楽が流れている間、各個体がどのゾーンにいるかを2分ごとに記録して、対照群の位置と比較した。
その結果、アフリカやインドの民族音楽を流すと、チンパンジーはその音楽がよく聴こえるエリアで時間をすごす傾向があることがわかった。ところが、日本の和太鼓の音楽を流すと、彼らは音楽が聞こえにくい場所、あるいは聞こえない場所へ移動しようとした(今回の実験では西洋音楽は使われなかった。過去の実験でチンパンジーたちにすでに聴かせており、結果にバイアスがかかる可能性があったからだ)。
論文の分析によると、実験に用いた和太鼓の音楽は、比較的単純で強いビートをもち、その点では西洋音楽とよく似ていた。これに対して、アフリカとインドの音楽は強弱のビートが複雑なパターンで混在しており、強いビートは比較的少なかった。
「チンパンジーは、強くて単純なリズムパターンを威嚇と認識するのかもしれない。チンパンジーの一般的な示威行動には、足踏みや、手を叩く、物を叩くといった反復的なリズムを伴うからだ」と、研究の共著者であるフランス・ドゥ・ヴァールは、プレスリリースで述べている(同氏は、『チンパンジーの政治学』というベストセラーでも有名な動物行動学者)。
論文のなかで、研究者たちはこう指摘している。「ポップス、ブルース、クラシックといった西洋音楽は、表層的にはそれぞれ違って聴こえるが、音楽的、音響的にはどれも同じパターンに従っている。つまり、何種類かの西洋音楽のみを用いて実験した過去の研究は、基本的には同じことを繰り返していただけなのだ」








関連記事
サルの「不公平実験」と占拠運動

月曜日, 10月 22, 2012

サルの「不公平実験」と占拠 運動

サルの「不公平実験」と占拠運動


隣はブドウを与えられているのに、自分にはキュウリしか与えられないサルは、どう 行動するのだろうか。動画で紹介。


2012年1月28日、オークランドのシティホール前で、旗を焼く「占拠」運動の抗議者。Photo: Alex Washburn


世界的に展開されている「占拠(Occupy)」運動(日本語版記事)は、現在の金融業界が企業に融資するというよりも、実際の生産的な経済やだまされやすい市民から、効果的に金をまきあげる活動に従事しているという事態に焦点を当てている。


社会に存在する不公平はあまりに明白で、サルでさえも理解できるものだ。そして実際に、サルは不公平を理解できる。BoingBoingの記事が紹介していた以下の動画を見てみよう(オランダの動物行動学者による講演の動画で、サルを使った実験の 様子が紹介されている)。






もちろん、人間の社会で何が公正で何が不公正かを決めることは、キュウリのスライスとブドウを比較するよりはるかに難 しい。しかし不公正は時折、わかりやすい形で現れる──変革することは難しいにしても。



TEXT BY RYAN SINGEL
TRANSLATION BY ガリレオ