Hello Touch
イーサン・インボーデンによってつくられたジミージェーン。受賞歴もあるこのベイエリアの会社がつくる高級アダルトグッズの、最初の製品をデザインしたの
は有名デザイナーのイヴ・ベアールである。そんなジミージェーンは、2013年に「Hello
Touch」を発売。この電動ヴァイブレーターの特徴は、モーターを手首に巻き付けることで指先にはめたシリコンパッドを振動させること。触れると、人の
手がまるで人工物のように感じられるのだそうだ。PHOTOGRAPH COURTESY OF JIMMYJANE
DilDIY
3Dプリンターの最大の長所のひとつがカスタマイゼーションにあるのだとすれば、アダルトグッズほどこれに適した製品があるだろうか。バルセロナのデザイ
ン会社クーニーコードは2013年、ペニスのディルドに「DilDIY」と呼ばれる製品群を加えた。そしてデザイナーのベルナート・クーニーは、ユーザー
が自らデザインしたディルドを注文できるようなコンセプトアプリを開発。将来的には品揃えをさらに増やし、ユーザーがおもちゃの大きさなどの特徴を指定で
きるようにするそうだ。PHOTOGRAPH COURTESY OF CUNI / CUNICODE.COM
The Trainer Toyfriend
1970年代、工業化学者で起業家のゴスネル・ダンカンがアダルトグッズに初めてシリコンを導入し、この業界に材料革命をもたらした。シリコンは人体に害
がなく、清潔に保ちやすい。大人のおもちゃには、まさにうってつけだったのだ。いまでも、柔らかくて触感もいいこの素材は好んで使われている。ティクラー
社の「Trainer
Toyfriend」もシリコン製だ。このエクササイズデヴァイスは、いわば2倍お得な商品だ。出産を経ると緩みがちな骨盤底筋の強化に役立ち、膀胱のコ
ントロールが向上するため、セックスの満足度も上がるという。PHOTOGRAPH BY KJELL B. PERSSON
Sono Love
もしジョージア・オキーフが大人のおもちゃをデザインしたなら、この「Sono
Love」みたいになることだろう。同じくシリコン製のこのコンセプトデヴァイスは、蘭の花の形に着想を得たという。ポーランド人デザイナーのパトリシ
ア・ドマンスカが2009年、卒業作品としてつくったもので、技術的にはまだ商品化のレヴェルにはないものの、そのアイデアは挑発的だ。たいていのアダル
トグッズは人の身体の一部分をそのまま型どったか、そうでなければ、「ここをこうすればああなる」ということがはっきりとわかるようにつくられているが、
Sono Loveは違う。使う人のイマジネーションが、いくらでも膨らむようにつくられているのである。PHOTOGRAPH BY GEORG MILDE
Vesper
近年の大人のおもちゃの進化は材料の発達によるところが大きいが、「性具はタブーである」という固定概念が薄れつつあることも大きな要素である。この常識
と闘うために、そしてユーザーがおもちゃをタンスの引き出しにそっと隠しておかなくて済むように、デザイナーたちはますます洗練された製品を開発してい
る。サンフランシスコのクレイヴ社は、「Vesper」でこれを大胆にやってのけた。弾丸の形をしたこのステンレス製ヴァイブレーターは、普段はネックレ
スとして胸元を飾ることができるのだ。PHOTOGRAPH BY MICHAEL TOPOLOVAC / CRAVE
Tenga 3D
日本の元機械職人がつくった会社テンガには、実に多くの製品がある。マスターベーション用のデヴァイスを手がける彼らがつくる「Tenga3D」シリーズ
は、レッドドット賞のプロダクトデザイン部門で受賞した。どの製品も白一色の柔らかな抗菌プラスチック製で、3Dプリンターからつくられる。それぞれ肌触
りが異なる多角形や三角の突起がきれいに並んだおもちゃは、独特の刺激をもたらしてくれる。PHOTOGRAPH COURTESY OF TENGA CO. LTD.
Blue Leather Tassel Strap
シリ・ジンは、豪華なアダルトグッズのアイデアを次々に生み出すアーティストだ。とりわけ、彼女はガラスや刺繍入りのサテンなどの素材から高級ハーネスを
つくり出すことが多い。子羊の毛皮でつくられたこの青いハーネスは、セラミック製のディルド(写真には写っていない)装着用にデザインされた。だが、こう
して実際におしりを覆ったフリンジの美しさを見ると、まさに芸術作品だ。男性デザイナーがやりがちなエロティックな表現を飛び越えて、抽象的・幾何学的な
デザインの世界を極めている。PHOTOGRAPH BY SHIRI ZINN
しかし、アレックス・ロッターは、知っている。ファラベットとMadbits社員たちが昨年夏にツイッターに加わったとき、ツイッターのエンジニアリング責任者であるロッターは、彼らに、広大なソーシャルネットワーク上からNSFW(NotSuitable/Safe For Work:職場閲覧注意)画像を自動識別するシステムをつくるよう依頼したのだ。