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金曜日, 1月 27, 2017

オンキヨーのDAPスマホ「GRANBEAT」

 

GRANBEAT

オンキヨー、

初のSIMフリースマホを発表

単体DAP並みの構造とオーディオ部品を採用

 


1月26日、オンキヨー&パイオニアイノベーションズが、東京にて新製品発表会『"GRANBEAT" LAUNCH EVENT』を開催。オンキヨーブランド初となるSIMフリーAndroidスマートフォン『GRANBEAT』(DP-CMX1)を発表しました。

発売予定時期は2月下旬、価格はオープンですが、同発表会で取り扱いを表明した楽天モバイルでは一括払いで8万4800円(税別)となります。




特徴は、同社のデジタルオーディオプレーヤーDP-X1A(現行執筆時の実売価格は7万円前後)並みのオーディオ機能と品質を備える点。

商品コンセプトとしては「スマートフォン史上 最高の音質」を掲げ、同社が提供する「e-onkyo music」などのハイレゾ音源のみならず、各種ストリーミング音源も最高音質で楽しめるようにとの配慮がなされています。



ヘッドホン出力は一般的な3.5mm径タイプに加え、音質面で有利なバランス出力(2.5mm径4極)も搭載。発表会ではオンキヨー側から「スマートフォンでフルバランス駆動回路を搭載したのは世界初」とのアピールもありました。










本体サイズは縦長状態で72×142.3×11.9mm(幅×高さ×厚さ)、重量は234g。音質を重視した設計などから、スマートフォンとしてはかなり厚みがありますが、実際に持ってみると質感と存在感が良く「長所となる厚み」という印象。このあたりは高級DAPに近い感覚です。

外装はアルミブロックからの削り出しで、実際の質感も高いレベル。とくに縦持ちで左側面に配置された音量用ダイヤル(ロータリーエンコーダー)周辺の指掛けを兼ねた曲面は、見事なアクセントとなっています。
また操作ボタンも、オーディオ重視設計モデルらしく、再生や曲送り用を搭載します。


なお、バッテリー容量は3000mAh。公称バッテリー駆動時間は「ハイレゾ音源再生で25時間」という値が最初に打ち出されているのは流石といったところ。クアルコムのQuick Charge 3.0にも対応します。








D/A変換チップ(DAC)とアンプは、DP-X1Aと同様にESS社製『ES9018K2M』と『SABRE 9601K』を2基ずつ搭載。DACとアンプの回路はSoC側とは独立した基板に配置し、電磁ノイズ対策のシールドを施すなど、オンキヨーらしい気合いの入ったものとなっています。




また、単体DAPに対してスマートフォンでは大きく不利となる通信部からのノイズ対策としては、上述したように、DAC部以降のオーディオ回路部を独立基板として分離した設計を採用。さらにオーディオ回路側での「電源の再クリーン化」、特許出願中というシールド技術などで対策します。

こうした取り組みの結果として、プレゼンでは、LTE/3G無線部をオン/オフした状態での、アンバランス出力端子からのオーディオSN比比較値も公開。無線部をオンにしてもオーディオ部へのノイズはほぼ増加しないというデータを紹介しました。





プレーヤーアプリが対応する音源は、WAVとFLAC、AIFFとALAC、そして海外のストリーミング音楽サイトTIDALの採用で話題となったMQAが24ビット/384kHzまで。DSDも11.2MHzまでに対応します。


プレーヤーアプリが対応する音源は、WAVとFLAC、AIFFとALAC、そして海外のストリーミング音楽サイトTIDALの採用で話題となったMQAが24ビット/384kHzまで。DSDも11.2MHzまでに対応します。




ただしDSD音源は、OSとしてAndroidを使っているなどの制限上、本体内蔵DACではPCMに変換されての再生に。USB DAC経由では(DAC側が対応すれば)ダイレクト再生や、さらに他形式ソースのリアルタイムDSD変換も可能です。









なおオーディオ関連の設定では、DP-X1Aで評価の高い、ジッターに起因するノイズを低減する「ロックレンジアジャスト機能」やデジタルフィルタカーブ特性の切り替え、192kHz(外部DAC経由では384kHz)までのアップサンプリングといった機能も網羅。このあたりのカスタマイズ性の広さもX1A譲りです。







スマートフォンとしての基本機能面では、Androidバージョンは6.0。ディスプレイは5インチのフルHD、IPSタイプ。






心臓部となるSoCにはクアルコムのSnapdragon 650(MSM8956:合計6コア、1.8GHz×2+1.4GHz×4)を採用し、メインメモリ(RAM)は3GB、ストレージは128GBを搭載。
昨今のスマートフォンの水準ではミドルレンジ級ですが、ある程度であれば重量級のアプリでも動かせるレベルです。さらにストレージはハイレゾ楽曲のデータに備えた大容量となっているのがポイント。


モデム部は、LTEと3GのデュアルSIM-デュアルスタンバイ(DSDS)に対応。さらにDSDS対応機としては珍しく、SIMスロットと独立したマイクロSDカードスロットを搭載するのも隠れたポイントです。






カメラはメイン(背面側)が1600万画素。イメージセンサーユニットはソニーの『IMX298』と明示しており、レンズの明るさはF2.0。動画は4Kにも対応します。フロント(正面側)は画素数800万、レンズの明るさはF2.2。










また隠れた注目ポイントは、市場動向やターゲットユーザーに関しての解説でした。狙うユーザーは基本的には「For "Music Lover"」と銘打っているように、従来のスマートフォンでは満足できない音楽好きです。

が、歴戦の本誌読者にとって見逃せないのは「Me Tooスマートフォンに飽きた、特徴あるスマートフォンを好む層」という層が入っている点。となりに「ITガジェット感心層」が入っている点からも、いわゆる変態端末愛好家の皆様も想定ターゲットに入っているようです。





このようにGRANBEATは、高音質なDAPであるDP-X1Aにスマートフォンとしての通信機能を備え、さらにSoCなどの基本性能を強化した位置づけのモデル。
実はDP-X1Aと前世代のDP-X1は、もともとAndroid採用のDAPだったため、ソフトウェアや音質に関わる機能に関してはノウハウが蓄積されてもいます。






発表会場では実動機でハイレゾ音源のリスニングを自由に行える状態でしたが、ざっとしたインプレは、従来は高級DAPならではとも呼べる、土台のどっしりとした音という印象。
ドナルド・フェイゲンの『I.G.Y.』といった厳しい(裏を返せば試聴に適した)曲でも、細かなアタックの立ち上がり速度が実力を感じさせてくれるものでした。

発表会場ではスマートフォンとしての実力が検証できなかった点や、個人的にはヘッドホン端子に今後普及が見込まれる4.4mmのバランス型を採用してほしかった点などはありますが、少なくともオーディオ機器的にはある程度のレベルを備えた機種であるとは呼べそうです(なお、4.4mm端子に関して設計担当者に聞いたところ「採用すると本体が2cmほどになりそうなので断念しました」とのこと)。


ポータブルオーディオ好きが荷物を減らせるスマートフォンとして、また非常に尖った変態端末として、他にない価値を提唱できる機種であることは確かなモデルです。











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DAC-HA300|ONKYO

HA-P90SD|TEAC

 

土曜日, 8月 29, 2015

DAC-HA300|ONKYO

DSD 5.6MHz ネイティブ再生プレーヤー兼ポタアン、オンキヨー DAC-HA300 発表。直販予約で128GB SDカード付属


オンキヨーが、ハイレゾ音源の再生に対応するポータブルヘッドホンアンプ兼プレーヤー、DAC-HA300を発表しました。ギブソングループの盟友ティアックとの共同開発による製品で、ポータブルヘッドホンアンプ HA-P50DAC-HA200 の関係同様、ティアック HA-P90SDとの姉妹機です。


ONKYO DAC-HA300

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9 枚

 
 
姉妹機 HA-P90SD との一番の違いとしてはDAC-HA200 のときと同様、オペアンプを変更している点があげられます。ティアック HA-P90SD は低消費電力/超低ノイズが特徴のバーブラウン製 OPA1602 SoundPLUS を搭載していましたが、オンキヨー DAC-HA300 ではここにハイエンド/プロオーディオ向けとする 新日本無線 MUSES 8920 を採用。サウンドの違いを打ち出しています。

DSD は最大5.6MHz までのネイティブ再生に対応。PCM 形式の音源は WAV /FLAC で最大 192kHz/24bit。ただし FLAC の 176.4kHz 以上の再生は発売後のファームウェアアップデートで対応となります。

USB-DAC 機能ももちろん搭載。iPhone などの iOS 機器、PC、Android などとの接続に対応するため、マイクロ USB-B 端子 と USB-A 端子をひとつずつ備えます。 ほか、アナログ入力と光デジタル入出力兼用の 3.5mm ミニジャックを搭載。プレーヤーとして使用する際の楽曲保存用に micro SD カードスロットも備えます。
DAC にはバーブラウン PCM1795 を搭載。8~600Ω のヘッドホンに対応し、ヘッドホン用の実用最大出力は 32Ω で 170mW x2、300Ω で 80mW x2、600Ω では 40mW x2。LINE IN 使用時の周波数特性は10Hz~80kHz。歪み率は0.004%(32Ω/1kHz/100mW x2)。

内蔵バッテリーでの再生時間は iOS デバイスとの接続で約7時間。micro SD カードからの再生で約6時間。充電は DC 入力で約4時間、USB からなら約9時間かかります。

動作確認済みのアップル製品はiPod nano(第7世代)、iPod touch(第5世代)、 iPhone 4S以降、iPad(2012年3月発売分) /2 /Retina /Air /Air2 /mini /mini2 /mini3。

本体大きさは幅69.6 x 奥行123 x 高さ21.5 mm。重さ280g。USB - DCプラグ 変換ケーブルと PC 接続用 USB ケーブル、RCA - ミニプラグ変換ケーブル、固定用ゴムバンド x2 が付属します。

発売時期は9月上旬で店頭予想価格は7万円前後の見込み。

当初オンキヨーはこの製品を2015年春の発売予定としていました。HA-P90SD 発表後、オンキヨー版と音を比較したいと思っていた人にとっては、ようやくそれを実現できる日がやってきたと言えそうです。ちなみにオンキヨーの直販サイ トでは DAC-HA300 の予約を受け付けており、特典として 128GB の micro SD カードがもらえます。


ティアック HA-P90SD

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13 枚

 

ティアック HA-P90SD 発表会

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22 枚



下はティアック HA-P90SD 発表時の記事。購入検討の比較にどうぞ。

ティアック、1台2役のハイレゾ対応ポタアン&プレーヤー HA-P90SD 発表。DSDネイティブ再生対応、7万円
ティアック、DSDネイティブ再生対応ポタアン/プレーヤーHA-P90SD正式発表。12月上旬発売、実売7万2000円
 

 

水曜日, 5月 15, 2013

モバイルハイレゾプレーヤー Astell & Kern AK120 約13万円|iriver



iriver が Hi-Fi ブランド Astell & Kern の第2弾、ハイレゾプレーヤー AK120 を発表しました。2012年秋に発売されて話題となった第1弾 AK100 の上位モデルです。AK120ではDACチップを2基搭載したほか、内蔵ストレージの強化、液晶表示の改善などが盛り込まれました。

前モデルの AK100 は、手のひらサイズながら最大 24bit / 192kHz のハイレゾ再生が可能なポータブルプレーヤーで、その音の良さから注目を集めました。マメなファームウェアアップデートによる機能追加や改善もあいまって ヒット作となり、AK100 の弱点だったヘッドホン出力の音質改善のための改造を施す業者も現れていました。 
 

AK120 は、AK100 がシングルで搭載していた Wolfson 製の高性能 DAC チップ「WM8740」をデュアル構成としました。これにより左右の音が完全に分離し、「まるでレコーディングスタジオに立ち会っているかの」ような力強 くも繊細なサウンドを再現できるとしています。また AK100 では 22Ω と大きめな数字で低音のパンチ不足につながっていた出力インピーダンスが 3Ω になり、音質に影響ないレベルとなりました。

AK100 ではうっかり回ってしまうことがあったボリュームノブにはガードが設けられ、再生面での最大の不満点だったギャップレス再生も設定で可能となるなど、ユー ザーの声もしっかり新製品に反映しているようです。ボリュームは152段階の調整が可能。画面非表示のときはノブを回しても音量が変わらないようボリュー ムロックの設定も可能です。

2.4型 QVGA の液晶に表示される UI も若干の改善が図られています。たとえばアルバムジャケット画像の表示も画面にあわせてフィットするようになるなど、細かいところでユーザーの要望を取り 入れました。

さらに5月11日の「春のヘッドフォン祭り 2013」においては、時期や詳細は未定ながら USB DAC 機能と DSD ファイル再生機能の追加が発表になりました。AK120 においても継続的なファームアップデートで機能の追加改善が期待できそうです。

その他の仕様を列記すると、再生可能なファイル形式は、最大 24bit / 192kHz に対応するのが FLAC、WAV、ALAC、AIFF形式。また WMA、 MP3、 OGG、 APE形式は最大16bit/48kHzまでの対応です。

ストレージは内蔵の64GBに加え、64GB対応の microSDXC スロットx2を装備。Bluetooth3.0も搭載し、A2DP、HFP、HID プロファイルに対応します。インターフェースはデータ転送用のUSB 2.0 x1、光デジタル入出力 x1、ヘッドホン出力兼光デジタル出力 x1。バッテリーは 2350mAh、連続再生時間は 16bit / 44.1kHz FLAC で約14時間。充電時間は約6.5時間です。

本体大きさは幅59.2 x 高さ89.1 x 厚み14.4mm。重さは約144g。対応 OS は Windows XP 以降および Mac OSX 10.6.5 以降。イタリアの職人によるレザー製ケースと、24bit収録のサンプル5曲が付属します。

発売時期は6月中旬、直販予定価格は12万9800円。デュアルDAC化が響いたのか、AK100の2倍以上となりました。

なお、肝心のハイレゾ音源は国内ではe-onkyo、ototoy、music.jp STOREなどから購入が可能です。特にe-onkyoはユニバーサル、ワーナー、ビクターなどメジャーレーベルの作品が充実しています。


  

Astell & Kern (iriver)