映画制作集団、空族の富田克也が監督を務めた映画『バンコクナイツ』が、2月25日(土)より、テアトル新宿ほかにてロードショー開始となる。
地方都市のリアルを赤裸々に炙り出し話題となった前作『サウダーヂ』から5年の時を経ての登場となる本作のテーマは”娼婦、楽園、植民地”。
今回解禁された予告編には、日本からやってきて足繁く歓楽街に通ったり、根無し草のようにタイに住み着いてしまった日本人の男たちと、それを笑顔と愛嬌でかわしながら、お金をせしめようとするタイ人娼婦たちの姿が生々しく描かれている。
そんな中、主人公ラックの前に現れて、彼女を指名する一人の男が富田克也監督自身が演じるオザワ。
5年前に別れた二人には、まだ解けないわだかまりが残っていた。「本当に私のこと愛してた?」と呟くラック。続く映像は、大都会バンコクとはうって変わり、ラックの故郷、ノンカーイの大自然が広がる映像が映し出される。ラックの大家族に紹介されるオザワ、チットと名乗る謎の連絡員、ラオス行きへの指令、メコン川に現れる謎の生物パヤナーク……謎が謎を呼ぶかのように物語が展開していく様は、本編の壮大な展開を想起させ、期待が膨らむところだ。
構想10年。空族が圧倒的なスケールで贈る、珠玉の”アジア映画”をくれぐれもお見逃しなく。
【映画『バンコクナイツ』】
2017年2月25日(土)テアトル新宿ほか反撃のロードショー開始! 全国順次公開
監督:富田克也/脚本:相澤虎之助、富田克也/撮影・照明:スタジオ石(向山正洋、古屋卓麿)/録音:山﨑巌、YOUNG-G/DJs:SOI48、YOUNG-G/ラインプロデユーサー:長瀬伸輔/助監督:河上健太郎/VFX:定岡雅人/スチール:山口貴裕/コ・プロデューサー:大野敦子、筒井龍平、フィリップ・アヴリル、アピチャ・サランチョン、ドゥアンメニー・ソリパナン、マチエ・ドゥー/アソシエイト・プロデューサー:小山内照太郎/宣伝:岩井秀世、佐々木瑠郁
製作:空族、FLYING PILLOW FILMS、トリクスタ、LES FILMS DE L’ÉTRANGER、BANGKOK PLANNING、LAO ART MEDIA
キャスト:スベンジャ・ポンコン、スナン・プーウィセット、チュティパー・ポンピアン、タンヤラット・コンプー、サリンヤー・ヨンサワット、伊藤仁、川瀬陽太、田我流、富田克也
2016年/日本・フランス・タイ・ラオス/182 分/DCP/配給:空族
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