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金曜日, 7月 03, 2015

Surface Pro 4と次期MBPのSSDは2GB/秒超に?


Surface Pro 4と次期MBPのSSDは2GB/秒超に? SamsungがMS、アップルとNVMe版SSDの供給で契約





Samsungがアップルとマイクロソフトをはじめとする主要ノートPCメーカーに対して、超高速なNVMe(NVM Express)版256GB SSDの供給契約を結んだことがわかりました。総数は2000万枚で、2016年後半まで有効とされています。写真は今回の対象と目されるSamsung製SSD『SM951-NVMe』です。

これだけでもPC好きにとっては大きなニュースですが、注目すべきはマイクロソフトの名前が入っている点。というのもこれはほぼ確実に、Surface Pro 4(仮)のSSDバリエーションにNVMe接続版が含まれること、同時にSurface Pro 3の弱点であるSSD速度が大幅に上がること、そして来年後半までには登場するであろうことを意味するためです。

どうしてそうなるのか、そしてPro 3のSSDは弱点だったのか、という点については続きで解説します。


この契約を報じたのは、Business Korea誌(詳細はリンク先を参照ください)。土地柄などからSamsung本社の動向について詳しく、とくにスマートフォン、つまりGalaxyシリーズ関連のビジネス動向では高い的中率があります。

今回Samsungが契約を結んだ製品は、出荷のタイミングと量、そしてノートPC用とされている点から、本年4月に量産開始のリリースが出たSM951-NVMeが中心となる可能性が高そうです。同モデルはM.2形状、PCI Express Gen.3(3.0) x4接続、そして論理インターフェイスとしてAHCIより高速なNVMeに対応したことが特徴。

公称最高速度は連続リードで2260MB/秒、連続ライトで1600MB/秒。さらにランダムリードは30万IOPS、ランダムライトは13万IOPSと非常に高速。とくに連続リードは公称ベースとはいえ、2GB/秒を超える速度なのがポイントです。



なお、SM951はAHCI版もありますが、そちらは既にVAIO Z(2015)やレノボのThinkPad X1 Carbon(2015)といった高級ノートPCで採用された実績のあるモデルです(写真は2月に開催された『VAIO Z徹底分解』イベントより)。


さて、なぜこのタイミングでマイクロソフトが入っていると、Surface Pro 4(仮)なのか......という点に関してですが、これは「今年後半から来年前半に出荷されるマイクロソフトのノートPC」で「NVMe版SSDが必要になるほどの性能を持った」製品がSurface Pro系しかない、という消去法によるもの。

もちろんマイクロソフトが今年後半に一般的な(クラムシェル形状の)ノートPCを発売する可能性はゼロではありませんが、定番的地位を築きつつあるSurfaceシリーズの勢いを見ていると、可能性としては非常に低いことはおわかりいただけると思います。

次になぜPro系か、という点に関して。Surface 3は既に発売されていることもありますが、加えてAtom xベースの製品では、PCI Express接続のSSDを使うには若干面倒な実装をする必要があり、さらにもし接続しても数々の制限から性能を活かせないため。また価格的なバランスからも、NVMe SSDのコストでバランスが取れるのはPro系となります。

ただし次期Proシリーズでも、下位グレードまでがNVMe版SSDになる可能性はまた別になりそうです。というのもSurface Proシリーズは、他のPCメーカーでは別のモデル名を振るような仕様の製品でも同一シリーズとして販売する戦略を採っているため。

実際にSurface Pro 3では、CPU(SoC)がこうした状況に当てはまります。というのも、Core i5以上ではUプロセッサー(発熱と消費電力の目安となるTDPが15W)なのに対して、Core i3版だけいわゆるYプロセッサー(TDP 11.5W)を搭載しています。

TDPが低ければ発熱は減りますが、相応に処理速度も遅くなることから、他のメーカーではこうした場合、Core i3もUプロセッサーで統一し、Yプロセッサー採用機は同シリーズでも別モデルとしてラインナップするところです。

こうした例がある以上、例えばCore i5以上のモデルにのみNVMe版が採用され、下位(または小容量)版のSSDはシリアルATA版という可能性も大きそうです。



次に、Surface Pro 3のSSDが弱点だったという点に関してですが、実はPro 3のSSDはPCI ExpressどころかシリアルATAであることが確認されており、しかも実際に搭載されるSSDによっては、現行のシリアルATA接続モデルと比べてでさえ正直控えめな速度です。

上記の画面はリストア直後にテクシムのTxBenchで測定した、著者の使っているCore i5/128GB版の実測です。連続リードこそ500MB/秒超えとなかなかですが、ライトは127MB/秒前後と、現在の水準からしてもあまり速くはありません。

実用でも、うっかりChromeで20ほどのタブを開いてしまい、長大な仮想メモリへの書き込みが発生してしまうと、ストレージのビジー状態に起因する応答性能低下が見られます(といっても、これは昨今のChromeのメモリ消費量が多すぎる点と、メインメモリが4GBという点が主な要因ではありますが)。

こうした事情があるため、次期Proでこういった足回りの改善が見られるのであれば、Pro 3までのユーザーとしてはかなり注目すべき改良点になる、というわけです。

ちなみにMacBookシリーズは、以前よりすべてのモデルでPCI Express接続のSSDを採用しており、今回のNVMe版採用もある意味で順当なところ。性能アップは着実にありますが、向上率やインパクトという点ではSurface Proシリーズほどではありません。

いずれにせよこうした人気ノートPCでのストレージ高速化は、他モデルへの波及も含めてPCユーザーにとっては良いニュース。常識的な価格の範囲であればどんどんと推し進めてほしいところでしょう。

金曜日, 1月 09, 2015

JetDrive Lite|Tracscend


MacBook Pro / AirのSDスロットにぴったり収まるストレージJetDrive Lite、64GB/128GB


フラッシュメモリーから周辺機器まで手がける トランセンド が、MacBook Pro / MacBook Air の SD カードスロットにピッタリ収まるフラッシュストレージ JetDrive Lite を発売しました。MacBook Pro/Air に挿し込んだ状態では SD カードスロットの蓋のようにも見えるジャストサイズで、そのままトートバッグのような袋やカバンに入れてもカードやスロットを傷める心配がありません。
 
JetDrive Lite は MacBook Pro/Air の SD カードスロットに挿し込んで使う拡張フラッシュストレージ。ただし、SDカードとは形状が異なり、スロットからはみ出ずにぴったり収まるサイズになっています。

とはいっても、MacBook Pro/Air のモデルによって SD カードスロットの差し込み深さは微妙に異なります。トランセンドは各モデル別に外形寸法の異なる JetDrive Lite 4種類を用意しました。
まず JetDrive Lite 360はサイズ 19.34 x 27.5 x 3mmで、15インチ MacBook Pro Retina ディスプレイモデル Late 2013用。
JetDrive Lite 350は22.8 x 27.4 x 3mm。15インチ MacBook Pro Retina ディスプレイモデル 2012 - Early 2013用です。
JetDrive Lite 330は16.7 x 27.5 x 3mm。13インチ MacBook Pro Retina ディスプレイモデル 2012~2013用。
そしてJetDrive Lite 130は、サイズ22.2 x 25.8 x 3mm。 MacBook Air 2010 - 2014用となっています。

いずれも 64GB と 128GB をラインナップしますが JetDrive Lite 330だけは64GBのみ。トランセンドの公式ツイートによれば13インチ MacBook Pro の SD カードスロットの奥行きは極端に短く、128GB ぶんのフラッシュメモリー搭載スペースを確保できなかったとのこと。

フラッシュメモリーには MLC を採用。読み書き速度は最大で書込み 95MB/秒、読込み 60MB/秒。ただし、この速度はこれはUSB3.0を搭載するMacBook Pro/Air に限られ、USB2.0 を搭載する2012年までのモデルでは読み書きとも最大 20MB/秒となります。

そのほか、JetDrive Lite シリーズはほこりや水滴、衝撃に強い COB(Chip On Board) 方式で製造しているため、使用環境にかかわらず安定した性能を発揮するとしています。

価格は容量ごとに共通で 64GB が7980円、128GB は1万4800円。おなじトランセンドの SD カード製品と同じく永久保証付きです。

なお、同様の製品に PNY の StorEDGE がありますが、こちらは形状が1種類しかなく、MacBook のモデルによっては SD カードスロットから数mmほどはみ出してしまいます。価格は販売店によっては互角のようですが、ぴったり収まるメリットを享受したいなら JetDrive Lite を選んでおくのが間違いなさそうです。

金曜日, 12月 05, 2014

iPad Air 2、MacBook Air をまじめに比較


iPad Air 2とMacBook Airをまじめに比較~スマホで卒論の時代に向けて



新型「iPad Air 2」は、史上最高のiPadであり、iPhone6/6 Plusを超えるパフォーマンスを有する史上最速のiOSデバイスでもあります。
そのiPad Air2と実は同価格帯のMacBook Airとを比較してみました。


写真はiPad Air2とMacBook Air

はじめに

スマートフォンやタブレットだけで大学のレポートや卒論までを仕上げる学生も存在するようです。
ノートPCやデスクトップPCに慣れ親しんだ世代からは少々想像しにくいですが、パーソナルコンピュータ(PC)という存在と定義が大きく変わりつつあることを象徴しているかもしれません。
今回、iPad Air2とMacBook Airとを比較し、どんな使い方で、どちらが適しているかを考察しました。
少し前なら、iPadとMacBookを比べることはおそらくナンセンスだったでしょう。
iPadはコンテンツ消費向け、MacBookはそれらの制作を含むクリエーション向けとされていました。つまり、それぞれ住み分けがきっちりとできていたのです。
しかし、冒頭の通り、新しい世代ではそうした住み分けも薄れつつあるようです。
著名なAppleウォッチャーとしても知られるiMoreのRene Ritchie氏は、「iPad Air 2 vs. MacBook Air: Which Apple ultra-portable should you get?」という記事を執筆し、大胆にもiPadとMacBookの比較を展開しています。
日本だけなく海外でもパーソナルコンピュータの再編の波が訪れているのか、iPad AirとMacBook Airを比較することは、そう思わせるような時代の空気を感じさせます。
以下、彼の書いたことを踏まえつつ、iPad Air2とMacBook Air(特に11インチ)について、どちらを選ぶべきかを検討してみます。

iPad Air 2とMacBook Airのおさらい

iPad Air 2
新型iPad Air2は2014年10月に発売されました。
iOSデバイス最速のA8XプロセッサやTouch IDを、6.1mmというiOSデバイス史上最薄の本体搭載し、新iOS8.1を利用できます。バッテリーは10時間の駆動が可能です。
MacBook Air
現行MacBook Air(Early 2014)は今年4月に発売されました。
新モデルは、新CPU、Haswell Refreshを搭載し、バッテリー駆動時間はiPadに匹敵する9~12時間です。
最新のOS X Yosemiteも利用でき、iOSデバイスの連携・親和性が更に高まりました。

128GBモデル同士でわずか1,000円の価格差

MacBook Air 11インチ 4GB RAM 128GBモデルは88,800円(税別)、iPad Air 2 2GB RAM 128GB Wi-Fi+Cellularモデルは89,800円(税別)です。同じ128GB同士ではその差はわずか1,000円。しかも、意外にも、iPad Air2の方が高いのです。
もっとも、Wi-Fiモデルであれば、iPad Air 2 128GBモデルは75,800円(税別)です。
また、MacBook Airはローエンド、iPad Air2はハイエンドという違いもあります。MacBook Airは256GBストレージを搭載する上位モデル(108,800円)や、Apple Store CTOオプションによる8GB RAM、512GBモデルも選択できます。
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ディスプレイ解像度と画素密度

iPad Air2
iPad Air2は、iOSデバイスで最大の9.7インチ、2048×1536ピクセル、246ppiです。また、iPad Air2はiPadシリーズ唯一反射防止コーティングを備えています。
MacBook Air
一方、MacBook Airは、11インチが1366×768ピクセル、135ppiです。
特筆すべきはパネル方式であり、iPad Air2がIPSであるのに対し、MacBook Airはそうではありません。一般にIPS方式は高画質であり、iPhone、iPad、MacBook Pro、iMac等にも採用されています。
画質の上では、全体的にiPad Air2の方が有利といえるでしょう。

プロセッサとバッテリー寿命

iPad Air2
iPad Air2にはトリプルコアとなる最新A8X Soc、M8モーションコプロセッサを搭載します。iPhone6/6 Plusを超えるiOS最高のパフォーマンスを誇ります。
バッテリー駆動時間はWi-Fiウェブブラウジングおよびビデオ再生で最大10時間です。
MacBook Air
MacBook Airは、現行のHaswell Refresh第4世代Core i5を搭載します。
11インチモデルのバッテリー駆動時間はビデオ再生で最大9時間です。

入力方法

iPad Air2
iPad Air2は、直観的な操作の可能なマルチタッチディスプレイを搭載します。キー入力はディスプレイに表示されるソフトウェアキーボードを使います。
また、サードパーティ製のBluetoothキーボードにも対応します。
MacBook Air
MacBook Airにはタッチスクリーンは搭載されていません。というよりもMacシリーズ自体がタッチ操作には対応しません。その代わりに、MacBook Airには大型のマルチタッチ対応トラックパッドを搭載し、iOSのようなジェスチャー操作も可能です。
もちろん、MacBook Airには物理キーボードを搭載しています。
操作の直観性においてはiPad Air2の方が有利です。しかし、文章入力の速度と快適性においては多くのユーザーはMacBook Airを好むでしょう。

インターフェースと拡張性

iPad Air2
iPad Air2には、唯一の拡張の可能性としてLightningコネクタを搭載しています。
別売りのアダプターにより、USB機器(主にカメラやSDカードリーダーなど)を接続したり、VGAやHDMIディスプレイを接続することも可能です。
一方、iPadには外付けハードディスクなどを直接接続することはできません。ただし、サードパーティ製Wi-Fiカードリーダーなどを使うことで、無線LANで外部ストレージを利用する方法もあります。
それ以外は後述するアプリを利用したクラウドストレージサービスを利用することでもある程度は補えるはずです。
MacBook Air
MacBook Airには2つのUSB3.0ポートと1つのThunderboltポートを搭載しています。外付けハードディスク、USBメモリー、外部ディスプレイなど、多くの周辺機器を接続化のです。
ストレージやディスプレイの拡張性については、明らかにMacBook Airの方が優位です。

オペレーションシステム

iPad Air2
iPad Air2には最新のiOS8が搭載されています。誰にでも直観的に操作しやすく、ほとんどメンテナンスの必要もないのも特筆すべきでしょう。多くの場合、iOSのアップデートのとき以外システムの再起動さえもする機会はないでしょう。メンテナンス・フリーであることはiOSのこの上ない魅力の1つです。
MacBook Air
MacBook Airには最新のOS X Yosemiteがあります。iOSとは異なり、マルチユーザー、マルチウィンドウを可能とします。そして、iOSとは異なりファイルシステムを利用できます。
iOSはシンプルさを原則にしています。一方、OS Xはそれだけに限定されません。

ソフトウェアとサービス

iPad Air2
iPad Air2には膨大な数のアプリが用意されています。
ゲーム、エンターテイメント、仕事効率化など、豊富なカテゴリーのアプリを利用できます。しかも、アプリの価格は無料か、有料であっても低価格です。
Microsoft OfficeなどもiPadには対応(日本では年内の予定)し、ビジネス用途としても使うことができます。
一方、App Store以外のアプリをインストールすることはできません。
MacBook Air
MacBook Airにも、Mac App Storeからさまざまなアプリを入手可能です。また、それ以外のOS Xに対応したアプリあるいはソフトウェアも利用可能です。
Apple iCloud、GoogleやMicrosoftの各種クラウドサービスは、多くの場合iPadでもMacでも利用可能です。

モバイル性

iPad Air2は240×169.5mm×6.1mm、437g(Wi-Fi)444g(Cellular)です。
MacBook Air 11インチは300×192×17mm、1.08kgです。
iPad Air2は、MacBook Air 11インチの半分以下の重量であり、単純に持ち歩くという点ではiPad Air2は優位です。
一方、iPad Air2とBluetoothキーボードを一緒に持つ場合はどうでしょうか。キーボードは製品よって重さも大きさも異なりますが、しっかりとタイプできる製品を選べば300g~となるでしょうか。それでも、MacBook Air 11インチよりは軽量です。
ただし、iPad+キーボードを膝の上において使うことも想定してみてください。
多くの方は、そのような使い方を想定する場合、キーボードの一体化したMacBook Airが使い勝手が良いと感じるでしょう。

iPad Air2の適するケース

覚えやすさ、使いやすさ、とっつきやすさ、などを含むユーザーフレンドリーな操作性において、iOSはあらゆるオペレーションシステムで最も優秀な1つです。
操作すること自体を意識することなく、目的に最短距離で到達するのもまたiOSの魅力です。これまでコンピュータを敬遠していた人々の多くがiPadを受け入れることができました。
日本でもiPadがまず中高年のユーザーに好評だったことからも裏付けられます。
いちいちキーボードとマウスを使うことなく、iPadを手に持ち、インターネット、メール、LINEやTwitterなどSNS、あるいは電子書籍、映画、ゲームなどなどを楽しむことができます。
9.7型のiPad Air2/iPad Airが大きすぎると感じるのであれば、よりコンパクトな7.9型iPad mini3/iPad mini2もあります。

MacBook Airの適するケース

iOSではできないこと、あるいはできにくいことをしたいと思うなら、MacBook Airを選ぶしかありません。
OS Xは使いやすく安定したシステムですが、それだけを見てはiOSに軍配が上がるでしょう。
複数のアプリを行き来し作業する場合、マルチウィンドウに対応したOS Xが最適です。iOSはマルチタスクには対応しますが、1つの画面に1つ以上のアプリを表示し使うことはできません。
1つあるいは複数のアプリで文章を読んだりして情報を得て、もう1つのアプリでそれらについて論じる、といった使い方の場合、iPad Airでは可能であったとしてもかなりストレスがたまるでしょう。
他方、自分の考えをさっと書き留める、など速攻性の要求されるタスクにはむしろiPad Airの方が向いているかもしれません。
拡張性の高さも、圧倒的にMacBook Airが優位です。多くのデータを効率的に管理し、活用する点においても、やはりMacBook Airの方が向いているでしょう。
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月曜日, 10月 20, 2014

20年間Windows一筋の私がMacBook Airとかいうものを入手したのでノートパソコンの在りかたについてもの申すわ


20年間Windows一筋の私がMacBook Airとかいうものを入手したのでノートパソコンの在りかたについてもの申すわ





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私の愛しいアップルパイへ
先日ひょんなことからMacBook Airとかいうものを手に入れました。とあるプロジェクトで必要だったということもあって買ったんです。
驚いたでしょう。ご存知の通り、私は根っからのWindowsフリークです。最初にパソコンに触れたのは、中学生の頃に父親が買ってきたWindows 95を触ってからでした。それ以来、20年近くWindowsと連れ添ってきました。
はじめてパソコン上で作曲したときもWindowsでした。6年半システムエンジニアを続けたときもWindowsでした。1年以上毎日ブログを書き続けたときもWindowsでした。
先日、MacBook Airとかいうものが届いて、たまたまその日は暇で暇でしかたなかったのですぐに箱を開けたんですが、驚きました。ミッキー・ロークがボクシングをやるって聞いたときより驚きました。これが最近のノートパソコンというものなのでしょうか。率直に言って、はき違えていると言わざるを得ません。
パソコンとは本来どうあるべきなのか、このファッションかぶれのノートパソコンに私が物申しましょう。

≪20年間Windows一筋の私がMacBook Airとかいうものを入手したのでパソコンの在りかたについて物申す≫

「マックブックエアーはサイセンタンだ」「マックブックエアーはクールだ」「マックブックエアーはオシャレだ」なんて噂を聞いていたのでどんなものかと思ったんですが、いったい何がどうなったらこんなものができるんでしょうか。
言いたいことは山ほどあるんですが、怒りをおさえてなるべく冷静にポイントを8つに絞って説明していきます。

■1.MacBook Airとかいうものは重量が軽すぎる

MacBook Airとかいうものが届いて最初に怒ったのは、本体があまりにも軽すぎるということです。どのくらい軽いかというと、充電ケーブルを持っているのか、本体を持っているのか、分からない軽さです。
▼MacBook Airとかいうものは指だけで持ててしまいます。オーパーツみたいだし怪しいです。
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▼一般的なWindowsならこう持ちます。
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Windowsのその重さ、その存在感が癖になるのです。バッグの中に入れていても「ああ、自分は今Windowsと一緒に居るんだ」と実感できます。ピンチのときでも、Windowsが側に居ると思ったらもう一踏ん張りできます。

■2.MacBook Airとかいうものはトラックパッドが柔軟すぎる

MacBook Airとかいうものにはキーボードの下にマウスなどをコントロールするためのトラックパッドがあります。このトラックパッドの操作性が柔軟すぎるんです。
▼二本指でスクロールできたり拡大縮小できたり、三本指でデスクトップを開いたり、四本指でウィンドウを並べたり、マウスの出番がありません。
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▼普通Windowsだったら、スクロールパッドがついていても左クリックと右クリックと、かろうじてスクロールができるという潔さです。
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そのため効率的な操作をしようと思ったらどうしてもマウスが欲しくなります。パソコンに加えてマウスの重さも増えるので、さらにパソコンの存在感を感じながら生活できます。また、パソコンだけでなくマウスにこだわる楽しみもうまれるわけです。

■3.MacBook Airとかいうものはスクロールが気持ちよすぎる

もう1つ気に入らないのはMacBook Airとかいうものはスクロールが気持ちよすぎることです。
▼二本指で画面をスクロールできるのですが、スクロールした速度によって微妙に加速がついたり、画面の流れもヌルヌル動きます。リアルな物を触っているときのような感覚が気持ちよく、ついスクロール不要なところでもスクロールしてしまうというわけです。これでは逆に作業効率が下がってしまいます。
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▼Windowsはといえば、指やマウスを動かした分だけでキッチリ止まります。画面も不自然にカクつきます。
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これなら画面をもっとスクロールしたいなどという一時的な快楽に欲情せず、目の前の仕事に没頭できます。

■4.MacBook Airとかいうものはスタートバーが自動的に隠れすぎる

私はWindowsでは画面下部のスタートメニューを「自動的に隠す」機能を愛用しています。Macでも同じような設定はあって一安心しました。しかし、コアなWindowsユーザーでなければ分からないかもしれませんが、Windowsではこの機能は大変繊細な動きをします。
▼MacBook Airとかいうものでは、画面下部にカーソルを当てるとメニューが表示され、フォーカスを外すとメニューが消えます。何の変哲もありません。
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▼対してWindowsは、5回に1回くらいは自動的に隠れなくなります。新しいウィンドウを開いたときなどは、スタートメニューが隠れなくなる現象が頻繁に見られます。
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スタートメニューはほんの一例に過ぎず、WindowsではUIに関してこういった人間的な動きをよくします。隠れるべきときに隠れない、閉じるべきときに閉じない、開くべきときに開かない、左クリックにも右クリックにも何も反応しないといった現象です。
こういった完璧ではない人間的な部分、昔ながらの職人のように無骨な部分がWindowsの愛らしさでもあります。

■5.MacBook Airとかいうものはシステムアップデートが簡単すぎる

Windowsのシステムアップデートはひとつの大きなベントです。必要なアップデートファイルを探してきたり、必要なデバイスドライバを探してきたり、標準ウィザードに頼ったり、システムフォルダやレジストリを直接いじったり、言わば「刺激的な冒険」です。
▼MacBook Airとかいうものでは基本的にApp Storeなるサービスでシステムアップデートは統合されているようですね。まったく張り合いがありません。
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▼Windowsでは予期した通りに予期せぬエラーが発生するのが常です。Windows公式のアップデートファイルでも一筋縄でいかないものです。
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そもそも根幹にあるアップデートサービスですらWindows UpdateというものとMicrosoft Updateというものがあって、いまだによく区別がついていません。
それ以外にもWeb上のダウンロードセンターも欠かすことのできない重要なアップデートサービスです。Windows Updateで依存パッケージが足りないときなどは、Webで自分でパッケージを探してインストールする必要があります。
つい最近はWindows Updateを自動適用したらパソコンがブルースクリーンになって二度と立ち上がらなくなったことだってありました。
これはサードパーティー製ソフトをアップデートするときの話ではありませんよ。Microsoft社公式のアップデートの話です。Windows Updateというよりは、Windows Labyrinthと言ったほうが正しいでしょう。
このWindows Labyrinthはビル・ゲイツ氏ですら翻弄されたという逸話があるくらいです。
散りばめられたヒントをもとにあの手この手を使って細心の注意をはらいながらシステムをアップデートする。これがパソコンの面白さであり、やりがいなのです。

■6.MacBook Airとかいうものは箱がお洒落すぎる

購入したパソコンがどんな箱に入って届けられるかは、意外と重要だと私は考えています。
▼MacBook Airとかいうものは箱がお洒落すぎるんです。
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▼Windowsならこうです。飾らない感じが素敵です。
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やっぱりこうでなくちゃ。

■7.MacBook Airとかいうものは起動が速すぎる

パソコンの起動時間というのは、例えるなら息継ぎの時間です。これからパソコンを使うにあたって呼吸を整える時間なのです。
▼MacBook Airとかいうものは起動が速すぎます。心の準備をする余裕すらありません。
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▼Windowsならどうでしょうか。起動ボタンを押したら、コーヒーを入れる時間ができます。ログインボタンを押したらトイレに行きます。戻ってきたらエクスプローラーが立ち上がるまで深呼吸です。ここで焦っていじり倒そうとするとexplorer.exeごと落ちて再起動されかねません。
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Windows Updateを使ったり使わなかったりしてシステムアップデートをした直後はより顕著です。起動直後の暗い背景に解読不能な英字がダラーッと流れたりして、うまく起動するかどうかのスリルを適切に味あわせてくれます。
でも、それがいいんです。パソコンの起動というのはある種の神聖な儀式なんですよ。どのくらい時間がかかるのか、うまく起動するのか、起動するまで何をやっていればいいのか、焦る心と不安との葛藤が味わい深いのです。

■8.MacBook Airとかいうものは画面が綺麗すぎる

画面は大きくて明るいのが正義です。
▼MacBook Airとかいうものは画面が奇麗すぎるんですよ。文字も色合いも大人しめで、アイコンやアニメーション全般とよく合っています。
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▼WindowsはOSとハードの製造元が違うから仕方ないのでしょう。基本的に画面が極端に明るい傾向にあります。
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とくに青がどぎつくて、発色を抑えるソフトだとかPC用の眼鏡なんかをかけないと、夕方には眼から涙がボロボロ出てくるんです。
こうやって劣悪な環境の中、命をすり減らして仕事していると思うと興奮してきます。最後の最後まで底力を発揮してやろうって気になります。考えてもみてください。ヒーローが一番輝くのは逆境に立ったときじゃありませんか。そういう意味でWindowsはドラマのあるOSなのです。

≪正直いつWindowsノートパソコンに戻ろうか悩んでいます≫

とにかく、MacBook Airとかいうものには心底がっかりしました。この記事もフラットな目線での比較を書こうと思っていたのですが、書きはじめてみたら込み上がってくるものがあって一方的にWindowsを賞賛する記事になってしまいました。
いまは検証の意味もかねて、外出時はMacBook Airとかいうものを中心に使っています。ですが、はっきり言っていつWindowsノートに戻そうか迷っています。
あと三日も経たないうちに、我慢できずにWindowsノートを引っ張りだしてきてしまうかもしれません。まったく、先が思いやられます。本当に。
貴下の従順なる下僕 松崎より

http://jmatsuzaki.com/archives/14101