ラベル smartPhone の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル smartPhone の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

木曜日, 11月 24, 2016

aptX HD|Qualcomm

 

ハイレゾBluetoothの"aptX HD"とデジタルアンプをアピール

Qualcomm

 

 

DENONやオーディオテクニカの最新製品に採用

 

 


Qualcommと言えば、一般的にはスマートフォン、特にAndroidスマートフォンのハイエンド製品に搭載されているSoCを製造しているメーカーというのが一般的な認識だろう。実際、同社のSnapdragonシリーズは、日本で通信キャリアから販売されている大多数のスマートフォンに採用されている。しかし、Qualcommはスマートフォン向けのSoCを製造しているだけでなく、もうちょっと幅広い半導体を製造して、OEMメーカーなどに提供している。


SoC:(System-on-a-chip)は1つの半導体チップ上に必要とされる一連の機能(システム)を集積する集積回路の設計手法、また、その手法を使って作られたチップのこと


その中でもデジタルオーディオ関連の製品は同社のラインナップでも最近加わった製品群で、数年前に同社が買収したCSR社の製品群がベースになって提供されている。11月22日に東京都内でQualcommが行った記者説明会ではそうしたQualcommのオーディオ製品に関しての説明が行われた。キーワードは、DDFA、そしてaptX HDの2つだ。

 

 

未発表のデジタルアンプルDDFA新チップがデノン製品に採用



Qualcomm CDMA テクノロジーズ マーケティングマネージャ 大島勉氏は、同社のDDFAソリューションとaptXおよびそのハイレゾ版となるaptX HDについて説明した。

DDFAとは"Direct Digital Feedback Amplifier"の頭文字4文字をとった略称で、要するにデジタルアンプのことだと言ってよい。

オーディオでのアンプとは音を増幅させる回路のことで、その究極の存在がいわゆるAVアンプと呼ばれるホームシアター用の機器となる。このアンプには従来はアナログ回路が組み合わされて実現されていたが、現在ではデジタルアンプと呼ばれる半導体を利用してデジタル的に実現した製品が多くなっている。



QualcommのDDFA

 

大島氏は「デジタルアンプは低消費電力、小型化などのメリットがあるが、音質があまり良くないと言われてきた。そこで、QualcommのDDFAでは外部から入力されるリファレンスのPWM信号と出力信号の誤差を分析し積分し、独自のアルゴリズムで誤差を補正することで高い音質特性として出力することができる」と、デジタル回路に工夫を入れることで高音質が実現できていると説明した。そうした仕組みにより、アナログアンプを越える特性をデジタルアンプでも出せるようになっているのだと説明した。


デジタルアンプのメリットデメリット






QualcommのDDFAの仕組み





DDFAの音質特性

 

 

 DDFAのラインナップなど

 

このため、同社のDDFAは、日本の音響メーカーであるデノンの製品に採用されている。株式会社ディーアンドエムホールディングス 国内営業部 営業企画室 マーケティンググループ マネージャ 宮原利温氏によれば「昨年発売したPMA-50で最初に採用し、DRA-100、DNP-2500NEなどに採用してきた。12月に発売予定のDA-310USBでは、Qualcommの最新世代のDDFAを採用している」と述べ、同社の製品に積極的にDDFAを使ってきたと説明した。

DA-310USBは、USBオーディオと呼ばれるフルデジタルを実現するヘッドフォンアンプで、PCなどで再生するハイレゾのオーディオをフルデジタルで処理し高音質で再生することが可能だ。実際、今回の発表会では、DA-310USBとデノンのAH-D7200という50mm径のドライバーを採用したハイエンドヘッドフォンで視聴できたが、驚くほど力強く、クリアーな音が再生できていた。




 

DA-310USB


 


なお、Qualcommが現在発表しているDDFAチップはCSRA6601とCSRA6600という2つのチップだが、このDA-310USBに採用されているのはそれではなく新たにQualcommが開発して新チップとなる。ただし、現時点ではQualcommからはその新チップは発表されておらず、Qualcommの大島氏によれば「おそらく来年のCESで発表される見通し」とのことなので、その正式発表前にDA-310USBは市場に出回ることになるのだ。



 

aptX HD対応スマホやヘッドフォンをLG、オーディオテクニカが製品化

そしてもう1つQualcommの大島氏が訴求したのが、aptX HDだ。aptXとは、Bluetoothのオプションコーデックで、標準のコーデックであるSBCに比べて高音質を実現できることが最大の特徴となる。

 

aptXの特徴


 

aptX自体は、Bluetoothだけでなくプロ用の機材などでも使われている



大島氏は「aptXの特徴は、人間に聞こえないところを端おってしまう聴覚心理モデルではなく、音楽本来の持つ深みとか奥行きを失わないように4:1の固定比で圧縮することだ」とaptXの特徴を説明する。Bluetoothオーディオでは、データ帯域幅が限られているので、オーディオは何らかのコーデック(手順)を利用して圧縮して送信される(利用するには送信側、受信側で同じコーデックをサポートしている必要がある)。




aptXの音質面での強みは固定比で圧縮していること


Bluetoothの規格で標準でサポートされているのはSBCと呼ばれるコーデックなのだが、このSBCはあまり効率が良いとは言えないコーデックなので、音質はあまりよくない。そこで、最近ではオプションとされるコーデックが利用されることが多く、iOSであればAACが、それ以外のOSではaptXが利用されることが多い。また、近年ではソニーが独自のコーデックとしてLDACを発表し、自社製品に実装するなどして注目を集めている。



Windows 10は標準サポート、Androidも実装しやすい

 


aptXの特徴は音が良いだけではない。AACがiOSでのサポート、LDACがソニー製品だけでのサポートにとどまっているのに対して、幅広い製品でサポートされていることももう1つの特徴としてあげられる。具体的に言うと、Windows 10では標準でサポートされており、すべてのWindows 10 搭載PCおよびWindows 10 Mobile スマートフォンでaptXがサポートされている。また、macOSでもサポートされている他、AndroidではQualcommより提供されている開発キットなどを利用して簡単に組み込むことができる(サポートするかは端末メーカー次第)。

もう1つのaptXの特徴は遅延が少ないことだ。「SBCではBluetoothのパケットに載せるときに分割して送られるので、すべてのパケットが届くまで再生がされないので遅延が大きい。aptXではより小さい単位に分割して送るので、その小さい単位が届き次第再生が行われるので遅延が小さい」(大島氏)との通りで、Bluetooth標準のコーデックに比較して低遅延になっている。大島氏が公開した資料によれば、SBCで220ミリ秒±50ミリ秒、AACで800ミリ秒±200ミリ秒であるのに対して、aptXでは100ミリ秒±10ミリ秒と遅延が小さい。さらに、aptX Low Latencyと呼ばれる低遅延を実現したコーデックの場合には40ミリ秒以下と、ほとんど遅延を感じないレベルに押さえられている。



aptX Low Latencyではさらに低遅延を実現

 

aptX HDの特徴




そうしたaptXの最新版となるのが、aptX HDだ。「aptX HDは、16ビットだったaptXを8ビット分拡張して24ビットとしたものだ」(大島氏)との通りで、16ビットから24ビットに拡張することで、いわゆるハイレゾオーディオをBluetooth経由で再生することが可能になる。なお、音源が16ビットのCD音質であった場合でも、エンコーダが自動で24ビットへアップコンバートして出力する機能も備えているので、CD音源であっても、ハイレゾ音源っぽく再生することが可能だ(あくまでアップコーンバーターなので、本来のハイレゾ音源ほどの音でなるわけではないが)。

今回の発表会では、aptX HDに対応した機器をリリースしているメーカーとして、オーディオテクニカとLGエレクトロニクスの2社が紹介された。オーディオテクニカは、同社がハイエンドワイヤレスヘッドフォンとして発表した、ATH-DSR9BT、DSH-DSR7BTの2製品を展示した。いずれも11月25日から発売が予定されているBluetoothヘッドフォンで、45mmのドライバーを備えたオーバーイヤーのヘッドフォンとなる。ATH-DSR9BTは、どのコーデックで接続されたかわかるインジケーターも用意されており、aptX専用のインジケータでは、紫色に光るとaptX HD、白の場合はaptXだとわかるようになっている。

ATH-DSR9BT

ATH-DSR7BT

 

また、LGエレクトロニクスは、先日販売が開始されたau向けのスマートフォンとなるisai Beat(LGV34)で、端末側としてはまだ珍しいaptX HD対応を実現している。実際、実機で確認したところ、同時に同社から発表されたaptX HD対応のヘッドフォンHBD-1100と接続されると"aptX HD audioで接続しました"というウォーターマークが表示されたことを確認出来た。


isai Beat(左)とHBD-1100(右)

 

HBD-1100はヘッドフォン部分を引き出して利用する

 

aptX HD接続時はウォーターマークが表示される

 

気になる音だが、ATH-DSR9BTでハイレゾ音源(クラシック)を利用して、aptX HDをオン、オフにして聞き比べて見たが、aptX HDが有効になっている場合には広がりがある音で再生されていた。もちろん有線には敵わないとは思うが、それでもワイヤレスになっていると、ケーブルの取り回しなどは気にしなくて良いメリットがある。電車の中などで、ケーブルの煩わしさから解放されたいけど、ハイレゾも楽しみたいというユーザーであれば、導入を検討してみる価値はあると感じた。



木曜日, 5月 26, 2016

見える!見えるぞ! Android端末が内視鏡に

スマホが内視鏡になるカメラ付きケーブル、5980円で発売。

 

 


サンコーは、スマートフォンをモニターとして使える内視鏡ケーブルを発売しました。製品名は『Android対応5.5mm径内視鏡ケーブル 3M 形状記憶タイプ』。同社オンラインストアでの価格は5980円(税込)





『Android対応5.5mm径内視鏡ケーブル 3M 形状記憶タイプ』は、OTG機能対応のスマートフォン・タブレットと接続できる内視鏡です。PCも使わずに手軽にどこでも使えます。対応するアプリをイン ストールすることで、スマホの画面に内視鏡映像が表示されます。





ケーブルには形状記憶のハードワイヤーを採用。好きな形状に固定したまま使用可能です。先端は5.5mm径で、カメラ解像度は640 x 480。カメラの周りには6灯のLEDライトを搭載します。LEDライトの明るさはケーブルのスイッチで調整できます。


左から 磁石、側視鏡、フック


スイッチまでのケーブル長は3m。スイッチ部までの15cmを除き、カメラ先端部までIP7相当の防水性能を備えています。さらに磁石・側視ミラー・フッ クのアダプターも付属。見にくい側面の観察や、奥に落ちてしまった部品を発見してキャッチするといった使い方で活躍します。




サンコー Android対応5.5mm径内視鏡ケーブル 3M 形状記憶タイプ 









デプステッチ DEPSTECH USB接続エンドスコープ(内視鏡) 防水 1メートル MKNKJ0010






CrazyFire フレキシブルスコープ スネークカメラ 720P 高解像度 200万画素 動画&静止画対応 8.5mm/1m 6灯LED搭載 調節可能 動画&静止画対応

 

 

動画: USBくねくね触手

水曜日, 2月 24, 2016

LG G5|LG

『LG G5』発表

好みに合わせてモジュール交換

内蔵電池も交換可能

スナドラ820搭載

 



韓国のLGエレクトロニクスが5.3インチWQHD(2560×1440)液晶搭載の新フラッグシップ機『LG G5』を発表しました。価格情報は現状で非公開ですが、米国発売は4月の予定。カラーはシルバー、チタン、ゴールド、ピンクの4種。

特徴は本体機能を別売りの「モジュール」で拡張可能な点。G5は本体下部が分割構造になっており、これを引き出すことでバッテリー交換が可能。さらに別売 りのバッテリー付き拡張モジュール(後述)と交換することで機能拡張が可能となります。またSoCはクアルコムのSnapdragon 820、メインメモリはLPDDR4で4GBを搭載するなど、2016年の高級スマホを先取りする仕様です。

主な仕様は、

プロセッサ(SoC):クアルコム Snapdragon 820
搭載OS::Android 6.0 Marshmallow
ディスプレイ:5.3インチ WQHD(1440×2560) IPS Quantum
メインメモリ:4GB (LPDDR4)
内蔵ストレージ:32GB
外部ストレージ:microSDカードスロット
メイン(背面)カメラ:約1600万画素+約800万画素
フロント(前面)カメラ:約800万画素
Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth:Bluetooth 4.2
サイズ :73.9×149.4×7.7mm(幅×高さ×厚さ)
重量 159g
バッテリー容量:2800mAh(※交換可能)

といったところ。





気になるモジュールに関してですが、本体と同時に、カメラ機能強化モデル『LG Cam Plus』と、オーディオ再生機能強化モデル『LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY』が発表されています。




Cam Plusはカメラでの撮影を容易にすべく、ズームダイヤルやシャッター、録画ボタンを搭載。専用のボタンが増設されることで、タッチパネルでの操作に比べてスムーズな操作が可能です。




さらに4000mAhのバッテリーを搭載。標準仕様(2800mAh)に比べて1.5倍近くの容量となるため、長時間撮影が可能となります。また背面側はバッテリーの増加も相まって大きく出っ張った構造。この形状は撮影時にグリップとなり、撮影時のホールディング安定化にも役立つ仕掛けです。





Hi-Fi Plus with B&O PLAYは、内部接続DAC(D/Aコンバータ)とアンプがセットになったもの。いわば「本体に内蔵できるUSB DAC+ヘッドホンアンプ」的なモジュールです。もちろん標準構成(標準バッテリー)状態でも音楽再生は可能ですが、高級プレーヤー並みの高音質を必要とするユーザー向けの製品です。


with以降の名称からわかるように、音声品質に関してはデンマークの高級AV機器メーカーBang & Olufsen (バングアンドオルフセン)のB&O PLAYブランドがコラボレーション。同社製品譲りの音質が楽しめます。





搭載されるDACは、32ビット/384KHzまでの信号に対応したタイプ。リリースには同社のスマートフォン『LG V10』で初搭載されたという旨の記載があるため、DACはV10に搭載された「2個目のDAC」となるESS社Sabreシリーズの『ES9018C2M』、または同クラスの製品でしょう。また詳細は不明ながら、オーディオ信号の品質を擬似的に高めるアップサンプリング機能も搭載します。


さらに単体でUSB DAC+ヘッドホンアンプとしても使える機構も搭載。G5側を使わなくなっても、PCや他のスマートフォンにも使い回せる工夫がなされています。





本体の基本仕様は、SoCは先述のようにクアルコムの新最上位モデル『Snapdragon 820』でメインメモリは4GB(LPDDR4)、ストレージ容量は32GB。OSは「Marshmallow」ことAndroid 6.0。本体サイズは73.9×149.4×7.7mm(幅×高さ×厚さ)、重量は約159g。


ディスプレイは、先行して発表された本体ケース(下記記事を参照ください)でもプレビューされていた『Always-on Display』機能を搭載。これはスリープ時でもディスプレイの一部が常時点灯し、時刻や着信など、重要情報を表示し続けるという機能。


ディスプレイの一部だけでも常時表示させるには、当然ながらバッテリーの消費が問題となりますが、同社はこれを減少すべく表示ドライバICや電力管理機能を再設計。「1時間表示し続けていても、消費電力は全バッテリー容量の0.8%に留まる」とアピールします。


合わせて外出時、明るい状況でも見やすく表示する「デイライトモード」も搭載。周囲の輝度が明るい場合は、最高850nitという高輝度でバックライトを動作させ、画面が暗くて見えなくなるといった事態を防ぎます。





カメラ部にも特徴があり、メイン(背面側)カメラに2つのユニットが搭載されます。1つは1600万画素のセンサーと画角78度のレンズを搭載するタイプで、もう1つは800万画素ながら広角(画角135度)レンズを搭載するワイドタイプ。これらの2種を切り替えて使えます。さらに4K動画撮影にも対応。


またBluetoothのコーデックは、高音質版として知られるaptXの最新版『aptX HD』に対応。対応ヘッドホンと組み合わせることで、24ビット相当のオーディオをワイヤレスリスニングできます。


バッテリー駆動時間の面では、GPSやWi-Fiを経由した位置情報取得の消費電力を低減する『Low Power Location Estimation Technology』を搭載。位置情報使用時における電池消費効率が非搭載機と比べて41.9%向上するとアピール。実使用時のバッテリー駆動時間改善を謳います。


加えて充電時はクアルコムの最新急速充電仕様Quick Charge 3.0(QC 3.0)にも対応。前世代となるQC 2.0に比べて27%高速な充電速度と、45%の電力効率向上をアピールします。USB端子はタイプC仕様。背面にはNexus 5Xと似た指紋認証センサーも搭載します(ただし本機は電源ボタン兼用)。







LG G5は世代ごとにユニークな機能を搭載してきたGシリーズの最新作らしく、モジュールによる機能拡張やAlways-on Display、デイライトモードなど、先進的でかつ面白い機能を備えます。また、昨今の高級スマートフォンでは非常に珍しいバッテリー交換可能な仕様という点でも、注目する人が出そうなモデルです。


また、LG G4から画面の小型化(G4は5.5インチでした)が図られている点なども興味深いところ。ライバルとなるXperiaも、Xシリーズで5.2インチ(Z5)から5インチへと小型化しており、こうした小型化は今世代のトレンドとなりそうな気配もあります。日本での発売は未定ですが、ぜひなんらかの形で投入してほしいモデルです。

金曜日, 1月 22, 2016

「Galaxy A8(SCV32)」|Samsung

iPhoneをついに超越?極薄スマホ登場


サムスンの「Galaxy A8(SCV32)」は、まさに究極のモデルと呼ぶにふさわしい完成度だ。少なくともボディーの完成度はiPhoneを超えていると思う。

厚さはわずか6ミリ。最厚部が7.6ミリとなっているが、これはカメラの出っ張り辺りだろうか。「iPhone 6s」が7.1ミリ、iPhone 6s Plusが7.3ミリなので、数字を見てどちらが薄いかと言われると微妙だろう。でも、実物を手に持って見比べると、明らかにGalaxy A8のほうが「薄さ感」で勝っている。

本体サイズを数字で比べてみると面白い。

  iPhone 6s Plus 高さ158.2×幅77.9ミリ
  Galaxy A8 高さ158×幅77ミリ

明らかにiPhoneを基準として、少しでも薄く、小さく作ろうと考えたとしか思えない。それでいて、ディスプレイは5.7インチと大きい。写真で見ても、5.5インチの「iPhone 6s Plus」より大きいことが分かるだろう。


「Galaxy A8(SCV32)」大画面の極薄のスマホだ。

「iPhone 6s Plus」(左)と比較すると、Galaxy A8の画面が大きいのがよく分かる。

左がiPhone 6s Plus、右がGalaxy A8。最厚部を除けば、薄さでもiPhoneに勝っている。

質感でもiPhoneに迫る!?

まあ、スペック表の数字でiPhoneに勝っても、それだけで売れるほど甘くはない。みんな薄いからiPhoneを買っているわけはないからね。高級感やデザインの良さも重要なポイント。

Galaxy A8は、その点でも素晴らしい完成度。金属ボディーはまったく隙のない仕上がりで、デザインはかなりシンプルだ。ゴテゴテと装飾していることが多い中国製スマホとは違って、シンプルで上品だ。iPhoneに非常〜によく似ているとも言える。

本体側面は金属を上手にカッティングしていて、薄さを強調しながらも品良く見せている。Androidスマホの中ではとても上質なモデルだ。品の良さで言えばiPhoneに勝るとも劣らない。

ディスプレイの美しさでも勝っている。Galaxy A8はフルHDの有機ELを採用し、非常に明るくくっきりとした画質。最大輝度は550カンデラと、こちらもiPhoneを上回っている。横から見ると若干青っぽく感じるが、他は文句の付けどころがない。一部では、次のiPhoneは有機ELを搭載する、という噂もある。液晶自体がもう時代遅れなのかもしれない。

ちなみに、5.7インチというサイズを「大きすぎる」という人もいるかもしれないが、恐らく買って使ってみるとその良さが分かると思う。スマホのディスプレイでも、大は小を兼ねる。大画面モデルに慣れてしまうと、もう小さな画面には戻れない。情報の一覧性が高いし、写真や動画も迫力の視聴ができる。写真を見ても楽しい限りだ。


背面はツヤを抑えたパールの白という、なんとも美しい仕上げ。

Galaxy A8(上)はベゼルの細さもかなりのもの。下はiPhone 6s Plus。

 

レスポンスの良さも文句なし

CPUは、オクタコア(1.9+1.3GHz)で、ストレージは32GB。ベンチマークのスコアはホドホドだが、実際に使ってみるとテキパキと気持ちよく動作する。性能も普通に使う分には十分。ストレージの容量が不足したら、microSDカードで増やせばよい。

バッテリーの容量もウリの1つで、3050mAhと大容量。短時間の試用でもなかなか持つと感じた。大画面モデルは、本体が大きくなるだけにバッテリーの容量も多く確保できるメリットがある。iPhoneでも、6s Plusは6sに比べて実質的な駆動時間に余裕がある。

カタログスペックでは、GSMの待ち受けが600時間、4G LTE/WiMAX2+が520時間。丸1日使っても、おそらくバッテリーの減りで困ることはないだろう。別売のACアダプターを利用すれば、約110分で100%充電できるのも嬉しい。


ベンチマークのスコアは予想ほど高くなかったが、十分だ。ただしCPUのスペックでは「Galaxy S6 Edge」に劣っている。

大画面を活かしたマルチウインドウでの利用も快適だ。

カメラも十分に美しい

カメラは1600万画素で、インカメラも500万画素と、十分なスペック。美しい大画面ディスプレイは、撮影時のプレビューも美しい。また、撮影した写真も自然な色合いでiPhoneと比べても、甲乙付けがたい印だ。どちらも満足できる美しさだろう。

ただ、動画撮影がフルHDまでなのは、とても残念だ。もはや業界標準が4Kになりつつあるので、ぜひ対応してほしかった。今購入して今後2~3年使い続けることを考えると、フルHDでは物足りなくなるだろう。

スマホに求められる機能はほとんど網羅している。おサイフケータイに対応し、ワンセグとフルセグのテレビも視聴できる。防水や防塵に非対応なのがちょっと残念なくらいだろうか。


コネクターはmicroUSBだが、そろそろUSB Type-Cに切り替えてもよさそうなものだ。

カメラは1600万画素だ。iPhoneと比較しても写真は甲乙付けがたい。どちらも文句なしに美しい。

Galaxy A8で撮影。
iPhone 6s Plusで撮影。



さて、ここまでチェックしてもiPhoneに勝るとも劣らないGalaxy A8。
Galaxy S6シリーズには及ばないものの、良好なスペックと5.7型の大画面がやはり魅力。幅77mmにおさえられており、持ちやすさだけでなく、動画を見るさ いの没入感もいい。
 ゲームを考えると3Dに弱いという面はあるが、遊べるタイトルは多くあるため、大きな問題ではない(デレステの場合は難ありだが)。

価格もハイスペック機よりも抑えられているため、動画やウェブブラウズばかりというのであれば、モノラルスピーカーであるのが、唯一残念な部分なくらいで、Galaxy A8 SCV32はかなりオススメ。

ところが世間ではあまり注目されていない。大手キャリアで扱っているのは、今のところauだけという寂しさ。

個人的には高く評価するし、ちょっと欲しくもなった。だが「iPhoneから乗り換えるか」と聞かれたら、「NO」と答えるだろう。スペックで勝っても、それだけではiPhoneという確立されたブランドとアプリケーションには太刀打ちできない。もしスペックで勝負するなら、iPhoneを圧倒的に上回る必要があるだろう。

最近ではAndroidの世界で、格安スマホが注目を集めている。格安とはいえ非常に魅力的なモデルが多く、かなり物欲を刺激される。こうした動きはGalaxy A8にとって「逆風」であり、やや厳しい状況での登場かな。



au「Galaxy A8 SCV32」の主なスペック
メーカー サムスン電子
ディスプレー 5.7型有機EL
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約77×158×6.0mm
重量 約153g
CPU Exynos5433 1.9GHz+1.3GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 2GB
内蔵ストレージ 32GB
外部メモリー microSDXC(最大128GB)
OS Android 5.1
最大通信速度 下り最大225Mbps
キャリアアグリゲーション ○
WiMAX 2+ ○
VoLTE ○
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
テザリング ○(最大10台)
国際ローミング LTE/GSM/UMTS
カメラ画素数 リア:約1600万画素CMOS/イン:約500万画素
バッテリー容量 3050mAh
FeliCa ○
NFC ○
ワンセグ ○
フルセグ ○
防水/防塵 ×/×
連続待受時間(LTE) 約520時間
連続通話時間(LTE) 約1370分
カラバリホワイト、ゴールド、ブラック