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木曜日, 10月 22, 2015

WDがSDを買収|WD

ウエスタンデジタルがサンディスクを買収。約190億ドル(2兆2800億円)の超大型契約



(※注:日本のコンシューマーブランドイメージからすると逆のようにも思えますが、間違いではありません。サンディスクが買われる側です)

米国ウエスタンデジタル(WD)と米国サンディスクは21日(現地時間)に、WDがSanDiskを買収することで合意したと公式に発表しました。大手ハードディスク(HDD)メーカーが大手フラッシュメモリ製品メーカーを買収するという形となります。

支払いは現金と株式の双方で行なわれる形式で、総額はなんと約190億ドル。日本円換算で約2兆2800億円という、大型買収となります。



さて、あまりの額の大きさや、両社ともその筋では有力なメーカーであるという立場も相まって、唐突な印象もある今回の報道ですが、実は数週間前より、サンディスクは買収パートナーを探している状態という報道がなされていました。

10月14日には、ブルームバーグが自社ニュースで、サンディスクに事業売却の可能性がある点、そしてメモリ大手の米国マイクロン・テクノロジーとウエスタンデジタルが関心を示している点を報道。

このころから、サンディスクの事業売却の可能性はある程度以上信憑性があり、さらに近日中に動きがあるのでは、という予測がアナリストなどの間で出ていたという状態です。



▲東芝とサンディスクが設備投資を行う、東芝 四日市工場の新第2製造棟


両社のプレスリリースで大きなポイントとして触れられているのが、サンディスクが東芝と結んでいる協業関係や、合弁会社である『フラッシュフォワード』などが、今回の買収による影響を受けないという点。

この協業はサンディスク製品の「源泉」ともいえるポイントだけに、ここに関して慎重となるのは当然ですが、実際に東芝は10月21日付けで、サンディスクとの間で四日市工場への設備投資契約を締結したことを発表しています。

この設備投資契約は、主にNANDフラッシュメモリの大きな世代交代となる三次元フラッシュメモリチップに向けたもの。その意味では、通常の提携よりさら に重要性が高いタイミングとなります。その点でも、WDはこの協業に影響のない形での買収を進める必要があるでしょう(また、実際そうするはずです)。

なお、東芝-サンディスクの三次元フラッシュメモリチップに関しては、発表当時の記事を参照ください。これは東芝側の仕様ですが、サンディスク側でも基本 は共通したものです (若干余談ですが、東芝側の名称である『BiCS』とは、Bit Cost Scalableの略。ともすれば身も蓋もないほど正直な命名です)。

東芝、48層32GBの三次元積層フラッシュメモリBiCS FLASHを9月出荷。大容量・高速・長寿命化

現在WDはハードディスク(HDD)を中心にストレージ分野で世界最大級のメーカー、サンディスクはフラッシュメモリ関連メーカーとしてやはり世界最大級 という地位。SSDの分野では、サーバー向けの高速SSDメーカーFusion-ioを傘下に持ち、さらにコンシューマー分野でも自社製SSDの売り込み に力を入れている状況でした。

こうした両社が一つになることで、HDDからSSD、メモリカードまでを幅広く手がける総合ストレージ製品メーカーが誕生することとなります。WDとサン ディスクのストレージ製品はPCをはじめ、IT機器やガジェットの広範囲で使われているため、当然ながら影響力は非常に大きいものとなりそうです。

プレスリリースでもこの買収による影響として、「買収後のWDがより大きな規模で革新的な製品と広範な技術のポートフォリオを提供する能力を持つ」旨をアピールしていますが、両社の現在の規模を考えても、これだけの力は十二分にあるものでしょう。



今回の買収は、ともすればSSD分野での競争促進や、実は大手メーカー製PCや家庭用ノートPCなどではほとんど進んでいないHDDからSSDへの移行な どの後押しとなりそうな動き。さすがにすぐに影響が出てくるという性格ではないと思われますが、期待して待ちたいものです。

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火曜日, 10月 06, 2015

WD My Cloud|Western Degital

ファイルを大量に扱う人におすすめ、パーソナルクラウド「WD My Cloud」が良くできている

クラウドストレージでは、「Dropbox」などの各種ウェブサービスを利用するのが一般的だ。しかし、無料の範囲内で済んでいるうちはいいが、保存しているファイルが増えてくると有料プランへの加入が必要になり、それなりにコストがかさむ。また、アップロードに時間が掛かるという弱点もある。

そんな問題を一気に解決してくれるのが、ウェスタンデジタルのパーソナルクラウドストレージ「WD My Cloud」。NASなのだが、専用のソフトウエアが良く出来ていて、まるで各種ウェブサービスのクラウドストレージのように利用できる。

価格ドットコムで調べたところ、価格は容量2TBのモデルが2万4000円台、3TBが3万3000円台、4TBが4万2000円台、6TBが6万円台となっていた。他のNASと比べるとちょっと高いのだが、ウェブサービスの有料プランを何年間も使うのに比べれば安いようにも感じる。

設定は難しくない。利用できるアプリも多い

ネットワークの設定は難しくない、でもマニュアルを読まないとまず無理だ。マニュアルは同社のウェブサイトにPDFが用意されている。

他のNASと同様、基本的にはドライブとしてネットワーク上に表示される。ブラウザーベースの専用アプリ「ダッシュボード」では、ストレージ容量のチェックや共有の設定といった管理全般が行える他、いくつかのソフトが利用可能。例えば、バックアップ専用ソフト「WD SmartWare」なども用意されている。利用することになるアプリの数が多いのでちょっと戸惑う、数時間使えばだいたい理解できるだろう。

「WD SmartWare」を使って約5GBほどのフォルダーを有線LANでバックアップしてみたところ、バックグラウンドで処理され、1時間も掛からずに終わった。同じフォルダーをウェブサービスのクラウドストレージにアップロードするとなると、環境によっては半日作業になるはずだ。ファイル転送が速いのは大きなメリットだと思う。しかも、1度バックアップを作成すれば、以降は差分をチェックして変更のあったファイルだけを自動でアップロードしてくれる。

ハードウエアの接続は簡単で、有線LANとAC電源につなぐだけだ

マニュアルは分かりやすいので問題なく作業を進められるだろう


パーソナルクラウドの作成はウィザード形式で進んでいく


専用のバックアップソフトはなかなか良く出来ている
ストレージの使用状況やネットワークトラフィックも一目で分かる

 

外出先からアクセス可能。写真バックアップも便利

WD My Cloudは外出先でも使えるのがありがたい。ノートパソコンなどに「WD My Cloud」というソフトをインストールすると、WD My Cloudに保存してあるファイルに外出先からアクセスできるようになる。ネット環境さえあれば、自宅やオフィスにあるストレージのファイルをいつでも開けるのだ。しかも、各種のオンライストレージをブラウザーで利用するよりもはるかに分かりやすく、作業もしやすい。
一方、スマートフォン向けには「WD Cloud」というアプリも用意されており、パソコンで保存したファイルなども簡単に開ける。反対に、スマートフォンで撮影した写真などをWD My Cloudにバックアップすることも可能。万一、スマートフォンを壊したり、なくしたりしても大事な写真は保持されるのだから安心だ。大量にたまった写真を整理するときも、パソコン上ならより素早く表示・作業できるだろう。

iPhoneのアプリから簡単にアクセス
特別な知識がなくても、写真のバックアップなどをすぐに設定できる
ファイルの一覧を表示したところ。感覚的にはウェブサービスのクラウドストレージと同じだ
エクセルのワークシートなどもプレビューできる

容量を拡張できるポータブルHDDもある

ウェスタンデジタル製のポータブルハードディスク「My Passport Ultra」に3TBのモデルが追加されたので、これもレビューしておこう。WD My CloudのUSBポートに接続して容量を増やすこともできる製品だ。

スマートフォンの外付けバッテリー程度の大きさで3TBという大容量なのだから恐れ入るが、価格は3万3000円台。もちろん、ニーズに合わせて500MB、1TB、2TBのモデルを選んでもいい。

このポータブルHDDにもバックアップツールが同梱されており、パソコンに接続すればファイルを簡単に転送できる。外出先で作成したファイルやデジカメの写真などを2重化しておきたいときにはおすすめだ。ウェブサービスのクラウド等にバックアップするのもいいのだが、大容量ファイルの転送には時間が掛かる。しかも、外出先では通信速度が遅くてまともに使えないケースもままある。やはり最後はローカルが安心で確実だ。

大事な仕事ではパソコンに加えて、別の方法でも同じファイルを持参しているのだが、USBメモリーでは動画などが入りきらないことがある。しかし、My Passport Ultraなら余裕だ。

今回取り上げた2製品は実売価格もまだこなれていないため、もう少し安くなることを期待したい。特にWD My Cloudは、非常に便利なので仕事で大量のファイルを扱う方には強くおすすめする。

ポータブルハードディスク「My Passport Ultra」に3TBの大容量モデルが登場した
WD My CloudのUSB3.0ポートに接続して利用できる。USB給電なのでACアダプターは必要ない
My Passport Ultraに同梱されているバックアップソフトでパソコンのファイルを二重化できる

木曜日, 7月 16, 2015

WD Cloud|Western Digital


クラウド感覚でアクセスできるLAN接続HDD『WD Cloud』発表。単体でDropboxとも接続





ハードディスクメーカー大手のウエスタンデジタルジャパンが、「パーソナルクラウドストレージ」と称するネットワーク接続HDD『WD Cloud』を日本で発表しました。バリエーションは2/3/4/6TB版の4種、発売は7月22日から。店頭予想価格は2万5800円から6万2800円です。

特徴は、難しい設定なしでインターネットを介したファイルアクセスが可能になる点。これは専用サーバー(WD Cloudサーバー)と連携動作して実現します。さらにiOSやAndroid、PCとMacで用意される専用アプリを介することで、ファイルの閲覧や操作、シェアなどの操作が手早く実行できます。パーソナルクラウドストレージとは、こうした機能に由来するジャンル名です。

WD パーソナルクラウドHDD WD Cloud

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本機が採用する、専用サーバーを介してインターネット上からのアクセスを可能にするという方式のメリットは、直接公開しない点によるセキュリティ面での有利と、設定、運用の容易さ。

とくに後者のメリットは大きく、これまでリモートアクセス環境を夢見てきた数多くのユーザーを絶望に叩き落とした「インターネット上に個人Webサーバーを立てて、NASにアクセス可能にする」という技術難度と手間を一切省き、非常にシンプルな手順で実現可能にしています。



初期設定の容易さは発表会場でも強調しており、WD Cloudサーバーにアカウントを作成し、同サーバーから送信されるメールを元にパスワードを作成するだけで使えることを紹介。まさにWebサービス感覚で使える点をアピールしました。

気になるのは、Webブラウザや専用アプリでの接続、つまりパーソナルクラウドとして接続する際の径路です。この点を発表会で尋ねたところ、「WD Cloudサーバーを経由しての接続となる。サーバーとWD Cloudとの間はピア・ツー・ピア接続となっている」との回答でした。



専用サーバーを介することで理論上の速度では不利になりますが、直接インターネットにNASを公開していないことから、セキュリティの面でもメリットがあります。さらに一般的なクラウドストレージ(いわゆるパブリッククラウド)と比べた場合には、データがコピーされない(する必要がない)という、やはりセキュリティ的なメリットがあります。こうした点から説明会でも、セキュリティの高さに関しては機会があるごとに強調されていました。



専用アプリは、基本的なファイル操作はもとより、写真や動画の自動バックアップ機能も搭載。パーソナルクラウドとしての強みを活かし、インターネットを介してのバックアップも可能な仕様です。



隠れたポイントとして、専用アプリはiOS版とAndroid版だけでなく、Windows版とMac版も用意されている点が挙げられます。とくにWindows版は、実はWinの世界では少ない「スマホアプリ的な作法で使える、総合ファイルマネージャー+ビューアー」アプリとなっている、面白い仕上がりです。



パーソナルクラウドとしてのアクセスでは、基本的なファイル操作はもちろん、ファイル共有も可能。これはアクセス権を設定する手法だけでなく、メールを介してダウンロードしてもらう手法も可能です。「リンクをメールで送信」を選択すると、WD Cloudサーバー側が設定したファイルをダウンロード可能なURLを生成して、そのURLが添付された内容のメールアプリが開く、という手順となります。いわゆるワンタイムアクセスに便利です。



動画はダウンロードだけでなく、主要なコーデックはストリーミング再生にも対応(解像度はフルHDまで)。発表会場ではドコモLTE回線を介し、米国から720p解像度の動画を再生するデモなども披露されました。

ただし質疑応答では、DTCP-IPやストリーミング時のトランスコード(ビットレートファイル形式の変換)には対応しないとのコメントもありました。このあたりはAVレコーダーやAV用途を意識した高機能NASには一歩譲る印象です。

こうした機能から、発表会では「PCだけでなく、スマートフォンやタブレット、デジタルカメラなどすべてのデータを一元管理でき、家にデータを置きつつもどこからでもアクセスできる大容量ストレージ」となる点を強調しました。



さらにNASとしての機能も、基本ファイル操作はもちろんのこと、特定フォルダ、またはローカルHDD全体のバックアップ機能にはじまり、USB接続したデジタルカメラからの自動データバックアップ機能なども搭載。OS X用のTime Machineにも対応します。

WD Cloud自身のバックアップ機能としては、特定フォルダの二重化や同一ネットワークの他ドライブへのバックアップなどを用意。さらにはパーソナルクラウドとしての機能を活かし「遠隔地に設置した複数のWD Cloud間でファイルをバックアップする」といったマニアックな機能も備えます。

そしてユニークなのがDropboxとの連携機能。本体側の設定にDropboxアカウントの項目が用意されており、ここに登録することで、PCやスマートフォンなどの他クライアントを介さずDropboxとの直接同期が可能になります。



またクライアントアプリ上では、GoogleドライブやOneDriveなどのクラウドストレージを登録し、ファイル操作が可能。これらはDropboxとは異なり基本的な操作しかできませんが、同一アプリ内でWD Cloudとのファイル操作が可能になるというメリットがあります。とくにファイル管理ソフトが限られるiOS版では地味にありがたいところでしょう。



ハードウェア面での特徴は、内蔵するHDDとして自社製の『WD Red』を採用する点。RedはNAS用に設計されたファームウェアを採用しており、コンシューマー用HDDに比べて高度な振動検知や高温環境下での信頼性を高めた位置づけの製品。各社のNASへの採用実績や人気も高いモデルです。

制御用のSoCは、詳細は未公表ですが、動作クロック800MHzのデュアルコア製品を搭載。シングルドライブのNASとしては比較的処理速度が高速な点もアピールします。



本体側の接続端子は、有線LAN(1000BASE-T)×1基とUSB 3.0×1基。このUSBは多機能で、接続した外付けストレージのパーソナルクラウド経由アクセスも可能。さらに上述したデジタルカメラの自動バックアップなど、様々な用途に使用可能です。

本体サイズは縦置き時で49×170.6×139.3mm(幅×高さ×奥行き)、重量は2TBと3TB版が0.92kg、4TB版が1kg、6TB版が1.03kg。NASとしての対応OSはWindows 8.1/8/7/Vista、Mac OS X 10.7以降です。



なおWD Cloudは、日本では初登場となりますが、米国では2013年から『My Cloud』シリーズとして発売されている、実績豊富なシリーズ。パーソナルクラウドとしても既に多数のユーザーに使われており、定評があります。いわゆる「よく枯れた」状態なので、こうした点での心配は不要でしょう。

ただ気になるのが米国版との価格差。現状では米国版で最も人気の高い4TBモデル『WDBCTL0040HWT-NESN』がAmazon.comで184.82ドルなのに対して、日本では『WDBAGX0040HWT-JESN』の予想価格が4万4800円。

型番が大きく異なることから内部部品のグレードが異なる可能性があり、またアプリなどの日本語化がしっかりなされた(コストが掛かっている)製品ではありますが、それでも単純計算では内外価格差が若干大きな印象です。

こうした価格戦略は気に掛かるところではありますが、目玉であるパーソナルクラウド機能をはじめ、機能的には間違いなく便利で強力なモデル。専用アプリの操作感なども良好なため、日本でも米国に続く定番ネットワークHDDとなりそうな気配もあります。

金曜日, 11月 29, 2013

WD Black²

WD Black² 発表、120GB SSDと1TB HDDを2.5インチ筐体に収めたデュアルドライブストレージ

 



Western Digital が、1TB HDD と120GB SSD を1筐体に収めた内蔵用ストレージWD Black² を発表しました。同社によれば、2.5インチ筐体に2種類のストレージを収めたデュアルドライブ構成のドライブは世界初。



これまでもキャッシュ用として小容量のフラッシュメモリを内蔵するHDD はありましたが、WD Black² はPCから SSD とHDD が個別に認識される点が異なります。

そのためWDでは、WD Black² はオールインワンPC やノートPC など、ストレージを1つしか内蔵できない製品を高速SSD と大容量 HDD のデュアルドライブ化するために最適としています。

ラインナップは1TB HDD と120GB SSD を内蔵するWD1001X06XDTL のみ。SSD は20nm プロセスのMLC。

サイズは厚さ9.5mm の2.5インチ規格。接続はSATA 6Gb/s。

価格はオープン、店頭予想価格は3万2800円。12月8日(日)発売予定です。


これいいな。


Western Digital