JBLの名機パラゴン風のダンボール製 iPhoneスピーカーiHorn Paragon発売。2980円の自作キット
JBL の Paragon といえば、1957年(1958年説あり)から1983年まで生産され、1988年まで販売されてていたハンドメイドのステレオスピーカーシステム。米陸軍で通信業務を担っていたリチャード・レンジャー大佐が発案し、デザインを後に社長となるアーノルド・ウォルフが手がけた製品で、JBL 製品のなかでも名機中の名機として有名です。
iHorn Paragon はそんな伝説の名機を1/10スケールでペーパークラフト化したもの。JBL 製の本物は中古市場を丹念に探し歩き、ようやく見つけたとしても数百万円の予算が必要となる代物ですが、iHorn Paragon なら2980円で購入可能です。
素材は厚さ 1mm しかないダンボール紙。組み立てキット形式ですが、工具やハサミ、のりなどは不要で、説明書の指示にしたがって紙のパーツを折り曲げたり、切り込みに差し込んだりしていけば、雰囲気だけはあの名機に近い iPhone 用パッシブスピーカーが完成します。
内部構造は本物と同じ左右独立構造のホーン形状をしており、iPhone のラウドスピーカーから出る音をボール紙ならではの柔らかい音で増幅します。iPhoneスタンド部分には Lightning ケーブルを差し込める穴があり、iPhoneで音楽を再生しながらの充電にも対応します。
組み上げ後の大きさは幅303 x 奥行95 x 高さ155mm。重さは約130g。標準では iPhone 6 / 6 Plus に対応します。また付属するスペーサーを使えば iPhone 4 /4s /5 /5s /5c、iPod touch(第5世代)でも使えます。
ペーパークラフトキットとして作る楽しさと音楽を聴く楽しさを同時に味わえ、なおかつリビングボードに置けばそれなりにしっくり来そうなアイテムと言えそうです。
ちなみに iHorn Paragon 製造元の池田工業は、もともとカーエアコンやフォークリフト部品などを製造している企業。2011年には本業の金属加工技術を活かしたアルミ削り出しの iHorn、iHorn mini を発売しています。