デノン、ノイズキャンセリングBluetoothヘッドホンAH-GC20発表。新開発ハイレゾ対応ドライバー採用
ちなみに、AH-GC20 はリリースでは触れていないものの、ドライバーの再生周波数帯域は 5Hz~40kHz と幅広く、日本オーディオ協会が定めるところのハイレゾ音源対応仕様。ハイレゾ音源も持っているけれど Bluetooth ヘッドホンの便利さも捨てがたいという、欲張りなユーザーに最適な製品と言えそうです。
AH-GC20 はデュアルマイクによるフィードバック/フィードフォワード方式を組み合わせ、耳元と周辺両方に対して逆位相の音を生成し、騒音を打ち消します。デノンによれば「電車や街の喧騒の中でもクリアな音楽」が聴けるとのこと。
Bluetoothで音楽を聴く場合、その音質はコーデックに依存します。AH-GC20 ではコーデックにより高音質の AAC および aptX Low Latency を搭載。さらに aptX Low Latency 対応機器との組み合わせでは、動画視聴やゲームプレイの際も音の遅延を最小限に抑え、違和感の少ない音声再生が可能です。
音楽の再生/停止/曲操作や通話応答操作などはハウジングに備える操作ボタンで行ないます。さらに7ヶ国語対応の音声ガイドにより、ヘッドホンを着用したままでノイズキャンセルのオン/オフ、バッテリー残量などを確認可能です。
ハウジングは内部の不要な振動を抑える効果があるという GFRP 素材で構成。振動板前後の音圧バランスを調整して音質を高める「アコースティックオプティマイザー」構造となっています。
長く使っているとどうしてもボロボロになってしまうイヤーパッドには、従来比約2倍の耐久性を備えつつ肌触りと高めたという新開発の人工皮革を採用しました。内部の形状記憶フォームとともに快適性と遮音性両方を最適化しつけ心地を改善しています。
ほか、折りたたみ可能なヘッドバンド部と、付属のキャリングケースによって携帯性も高めています。
主な仕様は新開発の 40mm 径ドライバーを搭載、再生周波数帯域は5Hz~40kHz。有線接続時インピーダンスは100Ω、感度は102dB。最大入力は1000mW。
Bluetooth 4.0 に準拠し、対応するプロファイルは A2DP /AVRCP /HSP /HFP。コーデックは SBC /AAC /aptX に対応。コンテンツ保護方式 SCMS-T にも対応します。また最大8台まで再生機器を登録できるマルチペアリング、最大2台までのマルチポイントに対応します。NFC は非搭載。
内蔵バッテリーによる連続再生時間はノイズキャンセルと Bluetooth をオンにした場合で最大20時間。バッテリーが切れていても、有線接続すれば通常のヘッドホンとして使い続けられます。充電時間は3時間。
本体重さは275g。付属品としてセミハードケース、有線接続用3.5mm ステレオミニケーブル(1.3m)、標準プラグアダプター、航空機用アダプターが同梱。
発売時期は4月下旬。オープン価格ですが、実売予想価格は3万3000円前後。