カプセル型の自給自足型マイクロハウス「Ecocapsule」
ブラチスラヴァの建築スタジオ、Nice Architectsが、非常に小さな住居を発表した。キッチン、バス、寝室を備え、屋根に設置した風車とソーラーパネルにより、自力で電力をまかなうことができる。
TEXT BY FILIPPO PIVA
Ecosapsuleは、電力網への接続なしに、どこでも生活することができるように考案された、完全にサステイナブル(持続可能)なマイクロハウスだ。先日開催されていたウィーンの「Pioneers Festival」での公式発表の後、イタリアの「ミラノ万博 2015」のスロヴァキア館にもやってくる。
Ecosapsuleは、キッチン、バス、シャワー、ダブルベッドを備えた小さな家だ。9,744Whの備え付けのバッテリーに接続したソーラーパネルと風車により、照明や家具を機能させるのに必要な電力を自力で生み出すことができる。水は降水を直接集められ、フィルターを通して浄化、飲料水に変えられる。
このプロジェクトの背後にいるのは、ブルマとカプセル・コーポレーションではない(『ドラゴンボール』のファンならそう思うだろう)。実在するブラチスラヴァのスタジオ、Nice Architectsだ。このコンパクトなEcocapsuleの価格はまだ発表されていないが、注文された最初の製品の引き渡しは、2016年初頭になる予定だ。