専用ブラックカラーで陰影を強調する「レイス ブラック・バッジ」|Rolls-Royce
Rolls-Royce Wraith Black Badge|ロールス・ロイス レイス・ブラック・バッジ
専用ブラックカラーをまとうロールス・ロイス
ロールス・ロイスは、2016年3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで発表した「レイス ブラック バッジ」を日本で初披露した。2016年末までには発売を開始する。
破天荒に生きる成功者たちへ
「レイス ブラックバッジ」はロールス・ロイスが、型破りでいながら妥協せず言い訳もしないという若い世代の成功者に向けて造り上げたモデルだ。この名称は、2016年に開催されたジュネーブ・モーターショーで発表された、「ゴースト」及び「レイス」に冠している。
エンジンは6.6リッターV型12気筒DOHCターボ。最高出力は632psとノーマルのレイスと変わりないが、最大トルクは70Nmアップの870Nmと向上が図られた。これに組み合わされる8段オートマチックトランスミッションも強化。
加えて、セッティングを変更したエア サスペンション、新しいドライブシャフトを採用することで、よりドライバーにフォーカスを当てたモデルになっている。もちろん、ロールス・ロイスならではの、エフォートレスな乗り心地は変わらないという。
エクステリアにも変更が加えられている。ロールス・ロイスの象徴ともいえるフライング レディ「スピリット・オブ・エクスタシー」は、デザイン、姿勢、素材は従来と同じだが、高光沢ブラックペイントを施した。
また、フロントエンド、サイドパネル、そしてテールを飾るダブルR バッジは、ブラックを背景にしたシルバーに塗られる。フロントグリルの縁や、トランクリッドの仕上げのアクセント、ロアーエアインテークのアクセント、エキゾーストパイプなどのクローム・サーフェスはダーク調とし、陰影を強調する。
ボディの深みのあるブラックカラーは、ペイントとラッカーを何層も重ね塗りして手作業で繰り返し磨き上げた専用色「ブラック バッジ ブラック」だ。量産車のボディとしては前例のない深みと黒色度、色彩強度を持つブラック塗装だという。
インテリアはセンターコンソールなどにアルミニウム合金製糸の織物とカーボンファイバーを織り込んだサーフェスを採用。また、エアコンの吹き出し口にはダーククローム仕上げのベゼルが奢られる。新開発されたという、オレンジの針が印象的な車内時計には、「Unlimited」のロゴが入る。“無限の可能性”を意味するこのロゴはシートにも配される。シートカラーはコバルト・ブルーとブラックの配色で、レイス ブラック バッジの専用色だ。
価格は未定。
ロールス・ロイス レイス ブラック バッジは、2016年末までには発売を開始する。