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月曜日, 1月 16, 2017

脳腫瘍を食中毒菌で治療

A fluorescent stained image of a tumor marking bacterial nanocarriers in pink, cancer cell nuclei in blue, and human mitochondria (another indicator of tumor cells) in green.
 

「最悪の脳腫瘍」を遺伝子操作の食中毒菌で叩く

実験では生存率が2倍に

米デューク大学の研究チームが遺伝子操作したネズミチフス菌を使い、根治困難な悪性脳腫瘍の膠芽腫(こうがしゅ)を治療する方法を開発したと発表しました。
ネズミチフス菌とは名前のとおり、サルモネラ属のなかでも主にネズミを宿主とするチフス菌の一種。

脳腫瘍の中でも膠芽腫は「最悪の悪性腫瘍」とも呼ばれます。
非常に進行が早いのが特徴で、数週間で病状が大きく悪化することもあります。

腫瘍といえばまず考えられるのが外科的に取り除く治療方法ですが、膠芽腫には浸潤性があり、正常な細胞との境目を見極めるのが困難。
手術で完全に取り除くことはほぼ不可能とされます。
研究チームの説明によれば治療後の5年生存率は10%未満しかなく、発見後の平均余命は15ヶ月とも言われます。

さらに、脳に送られる血液は血液脳関門とよばれる体内のフィルター機構によって異物や薬品を通さない仕組みになっており、これが脳腫瘍の抗がん剤や放射線治療を困難なものとしています。


治療法の研究にあたり、研究者らは膠芽腫を叩くためネズミチフス菌に遺伝子操作を施して無害化。さらにPurineと呼ばれる酵素が常に欠乏した状態にしました。Purineは膠芽腫に多く含まれるためこの操作によってネズミチフス菌は脳腫瘍へと誘導され、そこで増殖するようになります。

ネズミチフス菌にはさらに、細胞の自己破壊を促すAzurianタンパク質およびp53と呼ばれる化合物を産生するようにしました。これらは低酸素状況で多く作り出されるため、特に腫瘍内では効果的に作用します。これによって、大量にネズミチフス菌を抱えた腫瘍細胞が自滅していくように仕掛けたわけです。

研究チームのRavi Bellamkonda氏は「外科的に除去が困難な腫瘍に送り込み、目的の作用を果たす細菌の設計作業は、非常に刺激的でした」と延べ、「役割を終えれば細菌は機能を停止するので、免疫的にも悪影響を起こしません。
実験では、細菌は効果的に"食料源"を食い尽くし、その後自然に作用は失われました」と説明しています。

ラットを使った実験では、治療に使用した個体の20%が100日(人間に換算すると10年)の間生存したとのこと。
もちろん人間でまったく同様の効果が得られるかはこれからの検証が必要ですが、もしラットと同様の効果があるとすれば、生存率は2倍以上にまで高められることになります。

膠芽腫の治療は患者にとっても非常に辛いものとなります。この新しい治療法の実用化にはまだ長い道のりがあるものの、今後の進捗に期待したいところです。 

Via: EurekAlert
Source: Duke University


Tumor-seeking salmonella treats brain tumors

New approach produces 20 percent survival rate in rat model where few typically live
Duke University


DURHAM, N.C. -- Biomedical engineers at Duke University have recruited an unlikely ally in the fight against the deadliest form of brain cancer -- a strain of salmonella that usually causes food poisoning.
Clinicians sorely need new treatment approaches for glioblastoma, the most aggressive form of brain cancer. The blood-brain barrier -- a protective sheath separating brain tissue from its blood vessels -- makes it difficult to attack the disease with drugs. It's also difficult to completely remove through surgery, as even tiny remnants inevitably spawn new tumors. Even with the best care currently available, median survival time is a dire 15 months, and only 10 percent of patients survive five years once diagnosed.
The Duke team decided to pursue an aggressive treatment option to match its opponent, turning to the bacterium Salmonella typhimurium. With a few genetic tweaks, the engineers turned the bacterium into a cancer-seeking missile that produces self-destruct orders deep within tumors. Tests in rat models with extreme cases of the disease showed a remarkable 20 percent survival rate over 100 days -- roughly equivalent to 10 human years -- with the tumors going into complete remission.
The results appeared online on December 21, 2016, in the journal Molecular Therapy - Oncolytics.
"Since glioblastoma is so aggressive and difficult to treat, any change in the median survival rate is a big deal," said Jonathan Lyon, a PhD student working with Ravi Bellamkonda, Vinik Dean of Duke's Pratt School of Engineering, whose laboratory is currently transitioning to Duke from Georgia Tech, where much of the work was completed. "And since few survive a glioblastoma diagnosis indefinitely, a 20 percent effective cure rate is phenomenal and very encouraging."
Previous studies have shown, quite accidentally, that the presence of bacteria can cause the immune system to recognize and begin attacking tumors. However, follow-up clinical trials with genetically detoxified strains of S. typhimurium have since proven ineffective by themselves.
To use these common intestinal bacteria as tumor-seeking missiles, Lyon and Bellamkonda, working with lead co-author Nalini Mehta, selected a detoxified strain of S. typhimurium that was also deficient in a crucial enzyme called purine, forcing the bacteria to seek supplies elsewhere.
Tumors just so happen to be an excellent source of purine, causing the bacteria to flock to them in droves.
Then, the Duke engineers made a series of genetic tweaks so that the bacteria would produce two compounds called Azurin and p53 that instruct cells to commit suicide -- but only in the presence of low levels of oxygen. And since cancerous cells are multiplying so energetically, the environment around and within tumors has unusually low oxygen.
"A major challenge in treating gliomas is that the tumor is dispersed with no clear edge, making them difficult to completely surgically remove. So designing bacteria to actively move and seek out these distributed tumors, and express their anti-tumor proteins only in hypoxic, purine rich tumor regions is exciting," said Ravi Bellamkonda, Vinik Dean of Duke's Pratt School of Engineering and corresponding author of the paper. "And because their natural toxicity has been deactivated, they don't cause an immunological response. At the doses we used in the experiments, they were naturally cleared once they'd killed the tumors, effectively destroying their own food source."
The researchers tested the modified bacteria by injecting them directly into the rats' brains. While this may sound like an extreme delivery option, the first course of action usually performed with glioblastoma is to surgically remove the primary tumor, if possible, leaving the opportunity to directly deliver therapeutics.
The treatment worked in 20 percent of the rats, causing complete tumor regression and extending their lives by 100 days, which translates to roughly 10 human years.
In the 80 percent that did not survive, however, the treatment didn't change the length of time the rats survived. After testing for common signs of resistance to the anti-tumor compounds and finding none, the researchers concluded the ineffectiveness was likely due to inconsistencies in the bacteria's penetration, or to the aggressive tumor growth outpacing the bacteria. But every rat showed initial signs of improvement after treatment.
"It might just be a case of needing to monitor the treatment's progression and provide more doses at crucial points in the cancer's development," said Lyon. "However, this was our first attempt at designing such a therapy, and there is some nuance to the specific model we used, thus more experiments are needed to know for sure."
The researchers now plan to program their bacteria to produce different drugs that cause stronger reactions in the tumors. These will be more difficult to implement, however, as other drugs are not as specific to tumor cells as those used in this study, making potential side effects more of a concern.


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This research was supported by the Ian's Friends Foundation, Ann Rankin Cowan, Children's Healthcare of Atlanta and Georgia Research Alliance.

"Bacterial Carriers for Glioblastoma Therapy." Nalini Mehta, Johnathan G. Lyon, Ketki Patil, Nassir Mokarram, Christine Kim, Ravi V. Bellamkonda. Molecular Therapy - Oncolytics, 2016. DOI: 10.1016/j.omto.2016.12.003

月曜日, 9月 05, 2016

犬はあなたの言葉だけでなく、その裏側の感情まで理解している

 

 

犬は人の言葉だけでなく、裏にある感情までを理解している

 

 

 

犬は飼い主の言葉だけでなく、その裏に込められた感情を話し方から理解している......学術誌『Science』にて、犬の脳をMRI(核磁気共鳴画像)スキャンし、これを調査した研究が発表されました。

これまではヒト独自と思われた、言語のみならずその裏に込められた感情を理解する能力ですが、犬の脳もヒトと似たような方法で情報を処理する機能が備わっていることが判明したという内容です。

この研究を発表したのは、ハンガリーの首都ブダペストにあるEötvös Loránd大学の研究チーム。調査を開始するにあたり、13匹の犬がMRIスキャナーの中で動かないようにしつけられました。トレーナーのしゃべりを犬達に聴かせると同時に、研究チームが脳の活動を調べる--ということで、犬を眠らせずに、脳をふだん通りの状態に置く必要があったためです。








実験においては、トレーナーは「言葉」と「イントネーション」を組み合わせて発話。それぞれ「褒める」「中立的」という2通りで、「褒め言葉を感心した口 調で」「中立的な言葉を感心した口調で」「褒め言葉を中立的な口調で」「中立的な言葉を中立的な口調で」という計4パターンです。











その結果、犬は「言葉」と「イントネーション」を区別して処理していることが判明しました。言葉は脳の右半球で、イントネーションは左半球で処理される過程は、人間と同じです。

研究を主導したAttila Andics氏は、この結果は犬が言葉とイントネーションを理解している以上の意味を持っていると語っています。

「犬は言葉とイントネーションを分離できるだけではなく、2つを組み合わせて本当の意味を解釈することが出来ることを示しています」







これらの発表においては、言葉を理解する力は「言語が登場した後に得られたヒト独自の能力ではなく、音の連なりを意味に関連付けられる古い機能によるものではないか」と推測されています。

犬が「人類最古の友」となったのは偶然ではなく、同じように音声情報を処理できる、生物的に近い存在だったからかもしれません。「感情のこもってない褒め言葉は見抜かれる」ということで、褒めるときは全身全霊で褒めてあげたいところです。









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金曜日, 2月 26, 2016

「植物状態の人間に意識があるか」を測定する装置


「植物状態の人間に意識があるか」を測定する装置

 

植物状態の患者や、外傷や脳卒中によって脳損傷を負った人などに、意識があるかどうかを10分間で測定できる装置が開発された。

植物状態にある患者のほとんどは、正常とは大きく異なるネットワークを示した(画像左端)。しかし患者のうち3人だけは、健康な成人(画像右端)により近いネットワークを示した。画像中央がそのひとりの脳活動だ。

 

植物状態の患者や、外傷や脳卒中によって脳損傷を負った人などに意識があるかどうかを10分間で測定できるという装置が開発された。

ケンブリッジ大学の神経科学者であるスリバス・チェヌが開発したこのシステムは、一般的に使用される脳波(EEG)信号を、数学の一分野であるグラフ理論を使って解析するものだ。電極で覆われた頭部キャップと、電気活動のパターンを測定するボックスという2つの簡単な装置を使用して、脳領域を結ぶさまざまなネットワークの連結の強さを評価するという。チェヌ氏のチームは2014年10月、この装置の基礎となる研究(日本語版記事)を発表している。

意識があるというのは、単に目覚めているということではなく、「知覚と認識」で構成されるものだとチェヌ氏は語る。「意識があれば、同期化された神経活動が脳全体を走ることでパターンが生じる。EEGとわたしたちのソフトウェアを使用すれば、これを検出して定量化することができる」

例えば、この装置の試験が行われた2人の患者のうち、高い意識レベルを示した患者の脳活動を示す線は、巨大でカラフルなモヒカンのイメージを描き出していた。もう一方はそうした変化を見せない患者だったが、最終的に最初の患者は目覚め、2人目は目覚めなかった。
このシステムは持ち運びできるので、植物状態の患者や、外傷や脳卒中によって脳損傷を負った患者を治療する医師が、「ベッドサイド装置」として使用できるとチェヌ氏は考えている。またこの装置を使用すれば、治療の質を改善したり、長期間にわたって不完全な覚醒状態にある患者を覚醒させるうえで役立つ洞察を得られる可能性もある。

チェヌ氏が率いる研究チームは今後3年間に渡って、脳損傷を負っている50人の患者を観察・治療する実験を行うという。

「医学の進歩とは、ワンパターンの治療ではなく、脳損傷のサブタイプを特定することで、個々のニーズに合わせてさらに標的を絞った治療へと移行していくことを意味しています」とチェヌ氏は語っている。




WIRED NEWS (UK)

 

火曜日, 12月 09, 2014

脳と脳がリンク、念じただけで他人の体を遠隔操作

脳と脳がリンクする!?ネットを経由し、念じただけで他人の体を遠隔操作することに成功



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1: 依頼@白夜φ ★@\(^o^)/ ©2ch.net 2014/11/13(木) 09:40:33.60 ID:???
ネット経由の脳インターフェースで他人の体を遠隔操作、米大学研究者が成功
BY Takuro Matsukawa 2014年11月08日 14時30分

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米国ワシントン大学の研究チームが、人間同士の脳をインターネット経由で繋いで信号を送り、他人の体を遠隔操作する再実験に成功したと発表しました。
同大は2013年に研究者2人で同じ内容のデモンストレーションを行っていますが、今回は非研究者6人3組で実験し成功しています。



実験では、海賊船が街めがけて撃ってくるロケットをキャノン砲で迎撃するという内容のビデオゲームを使用。

各組の2人は送信者と受信者となり、約800m 離れた2つの建物に分かれます。
送信者はEEG (脳波計測器)を被り、読み取った脳波をコンピュータで変換してインターネット経由で送信。
受信者は水泳帽を被り、その上から腕の動きを司る脳の部位にTMSコイルをあてて受信します。

TMS とはTranscranial Magnetic Stimulation の略で、電磁石などを使って脳活動を起こす方法のこと。日本語では経頭蓋磁気刺激法と呼ばれます。

また送信者にはゲーム画面を表示するモニタのみが、受信者にはコントローラとしてタッチパッドのみが用意され、送信者がモニタを見てキャノンを撃ちたいタイミングで「腕を動かして発射」と考えると、ネット経由で受信者の脳に指示が伝わりパッドをタップするという仕組みです。

今回の実験での正確性は25%から83%と、各ペアの差が顕著に現れる結果となりましたが、失敗の多くは送信者が正確に「発射」と考えなかったことが原因で、情報の転送量は十分だったとしています。

なおこのシステムが送受信できるのはEEGで計測した信号のみで、「腕を動かしたい」という思考が伝わるわけではありません。
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今後研究チームはW. M. Keck Foundation から100万ドル(約1億1500万円)の資金援助を受け、コンセプトや思考、ルールといったより複雑な脳波の送信に取り組みます。

また飛行機の機長と副操縦士の脳を繋ぎ、一方が居眠りすると起きている方に危険信号を出すといった用途を想定し、覚醒と眠気がどのように脳波に現れるかも調査します

さらに論文の共著者Chantel Prat 氏は、「優れた科学者が優れた教師とは限らない。複雑な知識を言葉で説明するのは難しい」とし、ゆくゆくは教師の知識を学生の脳に直接移植する「脳個人指導」(brain tutoring)も可能になるだろうと述べています。

なお参考リンク先PLOS ONE に掲載されている本実験の論文は、ワシントン大学と米陸軍研究所、およびKeck Foundation の支援を受けて作成されています。

▽記事引用元
http://japanese.engadget.com/2014/11/08/b2b/
engadget日本版(http://japanese.engadget.com/)2014年11月08日 14時30分配信記事

▽関連リンク
・University of Washington
Bridging Brains
http://www.washington.edu/boundless/bridging-brains/
UW study shows direct brain interface between humans
http://www.washington.edu/news/2014/11/05/uw-study-shows-direct-brain-interface-between-humans/
・PLOS ONE
A Direct Brain-to-Brain Interface in Humans
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0111332


3: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 09:41:36.22 ID:pOjOQtFm
えぐい軍事転用可能なものばっか。



6: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 10:18:36.12 ID:I9gk0sTd
ずっと以前からこういう技術はとっくに実用化され実際に使われていた
それを公式に認めるのが今後というだけ
それらを使って口実を創り、ロンダリングして利用という手法だ



7: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 10:25:04.03 ID:7+/RoR+A
電脳化が実現したらみんな引きこもってしまいそう



8: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 10:27:15.55 ID:hhPbjWdc
これは最高に面白そう。




17: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 12:13:28.51 ID:3JYwLwMc
悪用される危険性がある一方で、犯罪者の言い訳に使われる可能性もでてくるという




22: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 14:48:25.58 ID:Q/HJdi5G
ネット経由とか関係無い
隣の部屋でもいいが出来るのか?

どうせ読み取った脳波なんて関係無く
「TMSで特定の部位に磁気掛けたら腕が上がりました」程度だろ




29: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 21:46:52.07 ID:NebjPvb/
それぞれが違う意思の場合どうなんだろ?



30: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 23:36:21.02 ID:8qE5v1M7
アバターか



元記事: http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1415839233/



水曜日, 10月 22, 2014

植物状態の人にも意識がある

植物状態の人にも意識がある:脳波解析で明らかに

植物状態等とされる人々であっても、健康な人に近い脳のネットワークを保持している場合があるという研究結果が発表された。「テニスをしているところを想像させる」試験や、脳波分析について紹介。


TEXT BY GREG MILLER
IMAGE BY SRIVAS CHENNU
TRANSLATION BY TOMOKO TAKAHASHI/GALILEO

WIRED NEWS(US)

反応を示さない状態であるにもかかわらず、患者(画像中央)は健康な成人(画像右)と同様の脳活動を示した。画像内の弧状の線の高さは、両端における脳領域間の連結の強さを示す。
重度の脳損傷を受けたのち、いわゆる植物状態や最小意識状態に陥る場合がある。このような人は、言葉を発したり自分の意思で体を動かすことができず、周囲の世界も認識していないように見える。
ところが近年、神経科学の分野において、このような患者の一部が、少なくともある程度の意識をもっている可能性を示す兆候が明らかになっている。
冒頭の驚くべき画像は、『PLOS Computational Biology』に発表された研究のものだ。ケンブリッジ大学のスリバス・チェヌ率いる研究チームは、患者32人と健康な成人26人を対象に、神経が示す意識の兆候を探った。
その方法は、脳波(EEG)信号を使って被験者の安静時の脳活動を記録し、それらの信号をグラフ理論[ノード(節点)の集合とエッジ(枝・辺)の集合で構成されるグラフの性質について研究する数学の一分野]を用いて解析し、脳領域を結ぶさまざまなネットワークの連結の強さを評価するというものだ。
その結果、外界に対して意識の兆候を示していない、植物状態にある患者のほとんどは、正常とは大きく異なるネットワークを示した(画像左端)。しかし患者のうち3人だけは、健康な成人(画像右端)により近いネットワークを示した。画像中央がそのひとりの脳活動だ。
2006年に『Science』誌に発表された画期的研究において、今回と同じ研究者を含む研究チームが、患者に「テニスをしているところを想像させる」などの試験を行った。健康な被験者では、動作の計画をつかさどる脳の領域が活性化する試験だ。
チームがfMRIを使って脳活動をスキャンしたところ、植物状態に陥っている23歳の女性において、健康な人と同じ脳領域の一部が活性化した。これは、その女性が指示されたことを理解し、実行できるだけの意識を保持している証拠だとチームは主張している。
今回の研究では、EEG検査で正常なネットワークの兆候を示した植物状態の患者3人がすべて、この「テニス試験」をクリアした。ただし、テニス試験をクリアした植物状態の患者はもうひとりいたが、こちらはEEG検査で正常に近いネットワークを示さなかった。
チェヌ氏によると、EEGの利点は持ち運びがしやすく、患者のベッドサイドで使いやすいところだという。しかし、これらの患者を正確に評価するためには、EEGによるネットワーク検査とfMRIによるテニス試験を組み合わせて用いる必要があるだろうと同氏は述べている。


木曜日, 8月 21, 2014

寝ながら外国語を学ぶ


外国語を学ぶには睡眠学習が効果的:研究結果


数十年前から効果的と言われてきた睡眠学習。しかし記憶力向上が謳われていながらも、なかなか浸透していない。そんななか、睡眠学習の効果を証明した研究結果が発表された。


睡眠学習のメカニズムについては、例えばイスラエルの学者たちが研究を行っているSleeping woman photo from Shutterstock
眠っているうちに外国語を聞き流すのは、学習に効果的──。そんな結果が、スイスの心理学者らにより確認された。
スイス国立科学財団(SNSF)のバイオサイコロジスト、ビョーン・ラッシュは、このテクニックを使うと記憶が再活性化され、脳に記憶固定される助けになるのだと、ジャーナル誌「Cerebral Cortex」で説明している。
「睡眠中の単語の聞き流しで、単語力が向上するかどうかを実験したのは、今回が初めてです」
実験は、ドイツ語ネイティヴの生徒60人が被験者となり、午後10時ごろにオランダ語の単語を、いくつか(しかも初めて)学んでもらうというものだ。そして、彼らの半数にはその後研究室で仮眠を取ってもらい、残りの半数にはそのまま眠らないでいてもらった。前者のグループはノンレム睡眠の間に、そしてもう一方のグループは起きた状態のまま、午後10時に学習した単語と同じものの録音を聞かされた。
午前2時、仮眠を取っていたグループは起こされ、眠らなかったグループとともに単語のいくつかをテストされた。
結果は、次の通りだ。驚くことに、仮眠グループは眠っている間にだけしかオランダ語の単語を聞かされていなかったにも拘わらず、夜更かしを余儀なくされたグループよりも単語の意味を理解していた。それどころか、単語の聞き流しは、夜更かしグループには何の効果もなかったそうだ。
「覚醒している状態では、それが活動時であろうが休息時であろうが、単語の聞き流しは記憶の向上に効果がなかった」
もちろん、寝不足がこのような結果を招いた、と思うのは当然のことだ。しかし研究チームは、仮眠グループが眠っている間に、脳波(EEG:脳の電気的活動のこと)の記録もとっており、「タスクによって誘発される事象関連電位(ERP)は前頭部ではっきりとした陰性電位を示し、前頭部徐波の周波数は上昇、また、単語の再生に伴い右前頭部と左頭頂部ではシータ波のパワーが増大した」ことを、確認している。
頭頂葉は、感覚の情報を集積したり、言語を処理する役割を果たしていることから、とくに後者は相関関係に特有の作用だと思われる。脳波の1つであるシータ波は、覚醒時の記憶のエンコーディングと関わりがあるもので、同じことが睡眠中でも起こっているか、これがオリジナルの記憶を強化するのに役立っているとみられている。
「この学習方法は簡単だし、誰もが日常生活に取り込めるものです」と、ラッシュは話す。
人々はこれまで何十年も、IQの向上や行動の変化に期待を膨らませ、“再生ボタンを押して仮眠する”ことにより潜在意識に干渉し、睡眠中に知識を詰め込もうと試みてきた。次々に浮上する研究結果は、たしかに睡眠学習というものの合理性を指し示している。
2009年に米イリノイ州のノースウェスタン大学が行った研究では、被験者グループが「画像の記憶と音の結びつき」を試された際には、その夜再生された音により画像の記憶固定化が起こっていた。また、2012年の研究によると、イスラエルのワイツマン科学研究所の神経学者らが、覚醒時の学習なしに、被験者の睡眠中に「匂いと音」を条件つけて記憶させることに成功。眠りの間には、古い記憶が固定されているだけではなく、新たなことを学べる可能性も示唆されている。


8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
脳には妙なクセがある (扶桑社新書)

水曜日, 12月 11, 2013

これが「脳」だ。

これが「脳」だ。すべての脳細胞の活動をリアルタイムで光スキャン、その驚きの宇宙空間

 

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スゲ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!

まるで銀河ではないか

この光の一粒一粒がすべて神経細胞、ニューロンたちの素晴らしく「膨大な連携」をリアルタイムで撮影した映像に感動が止まらない

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全米最大の民間助成機関、年間8.25億ドルを生命科学に投資する「ハワード・ヒューズ医療研究所 (HHMI)」のチームが、1つの細胞単位の解像度で、ゼブラフィッシュの幼生の脳、10万ニューロンの三次元記録に成功、ネイチャー誌に発表された

シート状に整形したレーザービームを照射し、垂直な方向から画像を撮影する「デジタルスキャン光シート顕微鏡 (DSLM)」によって複数の脳領域を横切る神経細胞の広範な集団間の通信、中枢神経系内の全てのニューロンの時間的変化を記録した映像たちが

泣けるほど美しい

まるで、僕らの脳が、「脳に出会った」ことに感動をしているかのような、本能が神秘に震えるこの感じは一体何なのだろう

もし人間の脳の活動を撮影することができたら、この煌めく光(ニューロン) たちは、大脳で数百億個、小脳で1000億個、脳全体では千数百億個にもなるそうだ

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僕らの中にある宇宙

は当たり前のように日常を暮らしているけど、そのすべてはこの感動的な生命活動の末に生まれた「奇跡」のようなものなんだ