月曜日, 12月 03, 2012

やり手と思わせるGoogle Analyticsの使い方

Google Analyticsには、知っていると使い勝手がぐっと上がる便利な機能があります。そんな機能を使いこすだけで一目置かれる存在になれるはずです(笑)
そんなGoogle Analyticsの使い手になる第一歩として、覚えておくと便利な機能をいくつか紹介したいと思います。
やり手と思わせるGoogle Analyticsの使い方

この記事の目次

  1. グラフ内にメモを残す方法
  2. 自サイト内の検索ワードを取得する方法
  3. ボタンのクリック数を取得する方法

グラフ内にメモを残す方法

日々数値を追っていると、急に数値が跳ね上がったりする事があります。その原因を色々調べると、大きなサイトからリンクを貼られていたと判 明。しかし、年月が経ち過去のデータを見直した時、あれ?ここなんでこんなに数値が上がったんだ?と原因を忘れる事もしばしば。そして、また同じように調 査して理由がわかって年月が経つとまた忘れて・・・。
そんな不毛なサイクルに陥らないような機能がGoogle Analyticsには備わっています。それが、表示されているグラフにメモを残す機能です。
やり方は簡単で、グラフの下の小さな▼をクリックします。
図:Google Analyticsでグラフ内にメモを残す
そして、表示されたエリアで右の「+新しいメモを作成」をクリックすると、入力フィールドが表示されるので、そこにメモの内容を記載するだ けです。
図:Google Analyticsでグラフ内にメモを残す
入力されたメモを確認するには、メモが入力された日付に小さなアイコンが入るので、その日付をクリックすると該当メモがハイライト表示 (黄)されて中身を確認する事ができます。
図:Google Analyticsでグラフ内にメモを残す
数値の変化だけでなく、自分が起こしたアクション(例えば、今日はBlogで渾身の投稿をした)をメモしておき、実際にどれぐらいの人に響 いたかを観察するといった使い方も良いかもしれません。

自サイト内の検索ワードを取得する方法

ブログやWebサイトで設置された検索フォームで、どんなキーワードで検索されているかを取得する方法です。
まず調べたいサイトに設置された入力フォームの name 属性の値を調べます。
<input name="hogehoge" type="text" >
このように、入力フォームのinput要素にname属性が入っていると思います。上の例では「hogehoge」がname属性の値になります。
次にGoogle Analyticsの設定画面に戻り、対象のレポート画面で右上にある「アナリティクス設定」をクリックします。
図:Google Analyticsで自サイト内の検索ワードを取得する
表示された画面で「プロファイル」タブ内の「プロファイル設定」を選択します。
図:Google Analyticsで自サイト内の検索ワードを取得する
下にある「サイト内検索の設定」で、「サイト内検索レポートを有効にする」を選び、「クエリ パラメータ」に先ほど調べた name 属性の値を入力し、「適用」をクリックします。
図:Google Analyticsで自サイト内の検索ワードを取得する
以上で設定は終わりです。これで、レポート画面のメニューで「コンテンツ」→「サイト内検索」から、どんなキーワードで自サイト内を検索しているか がわかるようになります。

ボタンのクリック数を取得する方法

例えば、ダウンロードボタンや外部に飛ばしているテキストリンクがどれくらい押されているかを知りたい場合があるかと思います。そんな時に個別にク リック数を取得する為の方法です。
最初に、クリックカウントがどのように画面に表示されるかを理解しているとわかりやすいので、まずは表示先をご紹介します。メニューの「コンテン ツ」→「サイトコンテンツ」→「ディレクトリ」内にを表示します。ここの内容は、サイトのディレクトリ構造ごとのアクセス数を見るためのページです。
図:ボタンのクリック数を取得する方法
クリック数の取得は、任意のディレクトリ構造内にカウントしていくことができ、上の画面にデータが追加されていきます。
では実際にクリックする為のコードを仕込んで見ましょう。クリックのカウントをしたいソースを開き、該当リンク箇所に以下のコードをセットします。
<a onclick="javascript: pageTracker._trackPageview('/click/test');" href="http://www.hoge.com/">リン ク</a>
_trackPageviewで指定した、「/click/test」が先程の画面のディレクトリ構造に追加され、カウントされるようにな ります。
図:ボタンのクリック数を取得する方法
例えば、もう1つクリック数をカウントしたい場合にカウント先を「/click/test2」とすれば、上の画面の「click」に、 「test」と「test2」の合算のクリック数が表示されます。さらに「click」をクリックすれば内訳が表示されるので、そこで「test」と 「test2」のそれぞれのクリック数を見ることができます。
このようにGoogle Analyticsは、様々な機能があり、それらを覚えるとより詳細なデータを取得できるので、何が無駄で何がユーザーに受け入れらているかがより詳細に 掴む事ができるので、ぜひ活用してみてください。