ROLA ローラ★
超ロングインタビュー
ハリウッド女優デビュー決定後のローラの、初のロングインタビューをお届けします。
ROLA the NEXT morning
新たなる朝を迎えて
2008 年ViVi にデビューするやいなや瞬く間にトップモデルとしての地位を確立。誌面はもちろんバラエティ番組などTV で見ない日はないほどの人気者になったローラ。決してすべてがスムースだった訳ではないけれど「どんな壁にぶつかっても決して諦めない!」と本人も言う通り、強い気持ちで前に進んだ結果遂にハリウッドデビューという夢をつかみ取った……。今回はそれを記念して、ローラ初のロングインタビューが実現。幼少期のこと、モデルになったきっかけ、将来の夢etc.すべてを語ってくれました。
Vol.1
モデルの仕事を始めるまで
最初は‟ここで生き残っていこう”
と思っていたわけじゃなく、
楽しいなっていう気持ちが一番だった
と思っていたわけじゃなく、
楽しいなっていう気持ちが一番だった
―今回、初のロングインタビューということで、ViViデビューの頃からのローラのページをすべて見返していたら、改めて気づいたことがあったんだよね。なぜだか、「単純に元気でハッピーな子」という感じがしなかったの。そんな人にこんな繊細な表現は出来ないんじゃない?って思ったの。
R(ローラ以下同)「そうだね、ちょっと当たってるかも。6歳の時にベンガル語しか話せない状態で初めて日本に来て、言葉が何も分からないまま小学2年生として学校に入ったの。だから、会話はジェスチャーで乗り切る。そんな感じだったのを覚えてるけど、不思議なことにまったく嫌な思い出はなくて、コミュニケーションを取れなくてすごく大変だったという記憶がひとつもないの。楽しかった!という記憶だけ。毎日ザリガニを取ったり、ドジョウすくいをしたり、神社に行って遊んだとか、たまごっちやリカちゃん人形で遊んでたなとか――。
ようやく片言ながら日本語が話せるようになってきた小学4年の頃に、またバングラデシュに戻ったんだけど、今度はベンガル語を忘れてしまってて、現地の英語学校に入ったんだけど、英語の勉強も初めてだから、意味をバングラデシュ語で説明されてもわからなくて、結局その時覚えたのは発音だけだったの。あとは、ずっと美味しいフルーツ食べて、日本に戻ってきた。そんな記憶なの(笑)」
―今のローラというか、そこからさらに成長するきっかけになったことって覚えてる?
R「高校生になって、家のことも支えなきゃと思ってアルバイトを始めたんだけど、それはひとつの転機だった気がする。人と接することがさらに好きになったの。老若男女、いろんな人がお店に来て、そういう人たちとかかわれることが楽しくて、そ
こから一気に大人になっていったのかな~って。同時期にスカウトされるようになって、それまではスチュワーデスになって世界中を回るのが夢だったけど、モデルの道が目の前に突然現れたの」
―ちなみに、その頃には日本語もペラペラに?
―ちなみに、その頃には日本語もペラペラに?
R「アルバイトを始めた時には話せてたよ。中学2年の時に、友達にすごく一生懸命説明したのに『ちょっと何を言ってるのか分からなかった』って言われたのがすごくショックで、そこからかなり頑張って中3の頃には普通に会話も出来てたと思う」
―モデルの仕事を始めた時って、どう思ってた?
R「最初は“ここで生き残っていこう”と思っていたわけじゃなく、楽しいなっていう気持ちが一番だった。だけど、私って『一度これをやる!』と決めると、いいモノが出来上がるまで頑張りたいと思う性格で。だから、撮影した写真も必ず自分で見るし、『ダメだな……』と思うたびに悔しくて泣いて、毎月毎月がドキドキというか――。でも、それが勉強でもあって、落ち込んでは反省して『次こそは必ず!』って、誰に言われたわけではなくやっていたの。学校の勉強はあまり入り込めなかったけど、モデルの仕事においての、予習、復習みたいなことは全然苦じゃなくて、むしろどんどんはまっていった。やっと真面目に取り組めるものをひとつみつけた。そんな感じだったんだと思う」
Vol.2
ブレない姿勢
ぽっかり空いていた穴を埋めてくれるような、
そんな存在だったのかも。
バラエティのお仕事は
そんな存在だったのかも。
バラエティのお仕事は
ローラは、心の中に収めてきた本音を話す時、必ずといっていいほど冗談めかして笑う癖がある。例えば、「嫌われてるっていう感覚があった」というような言葉を発する時ですら、そこに重苦しさはなく、明るいトーンのまま――。彼女はずっとこうして生きてきたんだろう。泣きたいくらい悲しいこと、辛いことがどれだけあろうが、それを訴え同情を誘うようなことはしない――。現実を嘆いたところで何も変わらない。自分の中で消化し、明るく振る舞うことで道を切り開き、自分の力で打破していくんだ。という姿勢にブレはない。
―インスタに料理をアップしたりしてるけど、そういう家庭的な一面って、小さい時から家のお手伝いをしていた影響なのかな?
R(ローラ以下同)「家事のお手伝いとかはしていたけど、料理は18歳で一人暮らしを始めてから覚えたの。自分で作らなきゃいけない環境になって作ってみたら楽しくて。モデルの仕事と同じ感覚で、盛り付けを考えたり、もっと美味しく作るには?って考えながらトライしていくのが楽しかったの」
―そこも、一度やりたいと思ったらこだわるっていう性格の表れだね。そういえば、以前、ViViに出ていたローラの部屋、すごく姫っぽかったけど、今もあんな感じ?
R「今はもっと大人っぽい感じだよ。昔の姫部屋は、仕事を終えて家に帰ったときに、現実から違う世界に切り替われるような部屋にしたいなと思って作ったの。あの家は当時の自分へのご褒美みたいなモノだったんだよね」
―そこに帰ってくると幸せだった?
R「うん。ペットを飼いだしたことで孤独や寂しさもなくなったし、ペットにはすごく助けられた」
―もしや、友達っていなかったの?
R「モデルをはじめてから数年は、撮影が終わったらお花屋さんとスーパーに寄って家に直帰。友達とご飯を食べに出たりっていうようなことをするようになったのはホントについ最近なの。その楽しさを知ったこともあるし、何より、自分の中に余裕が出てきたんだと思う」
―今は親友って呼べる人も出来た?
R「うん。最近ね。学生時代は出来なかった。仲のいい子はいたけどふざけ合う仲という感じで、内面の話を真剣にするような相手はいなかった。ふふ(笑)」
―ホント、そういう時、笑うよね。笑うとこ違うから! 話を仕事に戻すけど、バラエティのお仕事についてはどう?
R「バラエティはね、20歳の時にオファーがきて、やってみたらすごく楽しかったの。実際に芸人さんと話してみたら、気質が似てる気がして居心地も良かったし、そもそも楽しいことが大好きだったから、笑いで溢れてることがすごく心地良くて、リビングに一緒にいるみたいなくらいの感じでリラックスできたの。人恋しさもあったのかもね。もちろん仕事ではあるんだけど、温かいなって――。今思うとだけど、ぽっかり空いていた穴を埋めてくれるような、そんな存在だったのかも。バラエティのお仕事は」
―テレビでローラを見ない日がないというくらい色んな番組に出演してたけど、あれも自分で望んだこと?
R「そう。どんどんやりたいとお願いして、たくさん出させて頂いたんだけど、ある日『あれ? 私これでいいのかな?』って思ったの。レギュラーもたくさんオファーを頂いていて、本格的にバラエティをやっていくならレギュラーは絶対にあったほうがいいし。でも、それをやると決めたら、スケジュールはずっと先までそれで埋まってしまう。これからの自分というものを考えた時に、私はまだひとつに決めるタイミングじゃないなって――。他にも学びたいことがたくさんあるし、自分は何をやって生きていきたいのか、そういうことをしっかり考えて、実行に移していく時期がきたのかなって思って、徐々にいろんなレッスンに通いだしたのもその頃から――。実は、オペラもやってるんだよ。オペラ独特の世界観に入り込む感じがたまらなく好きで、将来はオペラも歌ってみたくて!」
―そうだったんだ。今回のハリウッドへのチャレンジも、そういう夢の実現のひとつ?
R「そうなの。いつかハリウッド映画に出てみたい。素敵な歌も歌ってみたい。そういう色んな夢をひとつずつ真剣に勉強しながらチャレンジしていきたくて、実は、今回のハリウッドの映画の話が来る1年前くらいから、LAと日本を行き来していたの。ただやりたいと言っても、日本にいるだけじゃきっかけも作れないし、環境にも慣れる必要があるし、まずは実際にLAに行って、本場のワークショップでレッスンをしたり、そういうことを去年一年やってたの」
Vol.3
ハリウッドデビュー決定の裏で……
亡くなった猫ちゃんが
夢に出てきてね、
「もう泣かないで」って。
夢に出てきてね、
「もう泣かないで」って。
実は今回のハリウッド映画デビュー。たまたま舞い込んできたラッキーな話とはいえないほど、ローラは夢に向かって一歩づつ努力していた。その賜物だったのだ。そんな折、彼女はもう自分の居場所がなくなるんではないかと思いつめるような壁に当たった……。今、ローラがまた笑顔でみんなの前に立てるようになった理由を聞くと?
―悲しみを持っていってくれたのかもしれないね。
―ちゃんと頑張って積み重ねてきた人にだけ、開ける道がある。今、そんな言葉を思い出しちゃった。折れたり、諦めなくて良かったね。
R(ローラ以下同)「緩やかな気持ちの変化かな。大丈夫だよ。って言ってくれる人たちもいたけど、大丈夫にはなれなくて。人前にどんな顔して出ればいいのかも分からなかった。せめて自分のことで迷惑をかけないように、やるしかないんだと続けていたら、その時間の経過と共に、少しずつだったけど、苦しさとか悲しい気持ちが和らいでいって――。そんな時に、6年間一緒に寄り添ってきた猫ちゃんも突然死んでしまったんだけど、それもひとつのきっかけだったかな」
―悲しみを持っていってくれたのかもしれないね。
R「私もそんな気がした。亡くなった猫ちゃんが夢に出てきてね、『もう泣かないで』って。私を空に呼んでるようなアニメみたいな、お部屋の中を浮きながら一緒にグルグル回って遊ぶ夢を見て、ビックリして起きたら、不思議と涙が止まって――。死を受け止めたというよりも、『もっと頑張って!』って猫ちゃんがチャンスを与えてくれた。そんな感じがして、霧が晴れたように悲しい気持ちがなくなってたの」
―毎日一緒に過ごしてきた家族だもんね。一番辛い時を支えてくれて、最後に悲しみを持っていってくれた。本当にそういう奇跡ってあると思うな。
R「高校生になって、家のことも支えなきゃと思ってアルバイトを始めたんだけど、それはひとつの転機だった気がする。人と接することがさらに好きになったの。老若男女、いろんな人がお店に来て、そういう人たちとかかわれることが楽しくて、そ
こから一気に大人になっていったのかな~って。同時期にスカウトされるようになって、それまではスチュワーデスになって世界中を回るのが夢だったけど、モデルの道が目の前に突然現れたの」
―ちなみに、その頃には日本語もペラペラに?
R「それから、本当に頑張っていたら、夢だったハリウッドの話が来たの」
―ちゃんと頑張って積み重ねてきた人にだけ、開ける道がある。今、そんな言葉を思い出しちゃった。折れたり、諦めなくて良かったね。
R「私の事務所の社長は、私をスカウトしてくれた人でもあるんだけど、猫が死んだ時も一緒に泣いてくれるような優しい人なの。今までいろんなことがありながらも頑張ってこれたのは、そういう人との出会いだったり支えがあったからだなって本当に思う。仕事も人間関係も、ちゃんと培ってきたものは脆くない。そう改めて感じられることができたことは、私にとってすごく大きなこと」
実際に、その一歩を踏み出してみると、
頑張ったぶん素敵なことが待っていたし、
刺激的で人生楽しいなって思えた
頑張ったぶん素敵なことが待っていたし、
刺激的で人生楽しいなって思えた
―ちょっと話が前後してしまうけど、ハリウッドを目指して昨年からLAとの行き来を始めたのは、自ら決めたことだった?
R「事務所にも負担をかけてしまうことだから、そこは社長と一緒に決めたの。いろいろ考えたけど、順調ならこのままでいいやって思うことのほうが普通かなとは思う。挑戦することって大事かもしれないけど、リスクも大きいし、簡単じゃないから努力もしなきゃいけない。先が見えないぶん、怖くもある。私も、もちろんそうで、だからずっとためらっていたけど、やっぱり挑戦しなきゃって思ったの。そして、実際に、その一歩を踏み出してみると、頑張ったぶん素敵なことが待っていたし、刺激的で人生楽しいなって思えた」
―この先ってどんなことを考えてるの?
―この先ってどんなことを考えてるの?
R「私が一歩踏み出して、楽しいなって思えたように、誰かのきっかけになれたり、刺激になるようなことをどんどん発信していきたいの。例えば、インスタで料理をアップしていると、たくさんの人がフォローしてくれる。若い人が料理するのが珍しいことであれば、そういう刺激を与えられたらいいなって思うし、ファッションや英語もそう。インスタで英語を使うようになったのは、私自身の英語の勉強にもなるし、日本がもっと英語社会になったらいいなって思ったからなの。実際に、英語に親しんだことで私の視野もすごく広がったし、自分がチャレンジして良かったなって思えたことだから、誰かの『やってみようかな』っていうきっかけになったり、一緒に楽しんでみようよ。っていう感覚なの」
―影響を与えたいというよりも、役立ちたいっていう感じ?
R「そう! 小さいことでもいいから、そうなれることをどんどん発信していきたいなって思う。自分の仕事も頑張りつつ、それとは別の部分でね」
Vol.4
大事にしていること、恋のこと
ぶっちゃけ、
ぜんぜん恋愛してなかった。
6年くらいはなかったかも
ぜんぜん恋愛してなかった。
6年くらいはなかったかも
―発信=仕事ではないんだ。自分のライフワークってこと?。ローラはそこがハッキリ分かれてるんだね。ドサクサ紛れに聞くけど、そういう時って、恋愛ってどうなの?
R(ローラ以下同)「ぶっちゃけ、ぜんぜん恋愛してなかった。6年くらいはなかったかも。出会いの場にも行かないし、男性に連絡先を渡すこともまったくないし、モテなかったのかな(笑)」
―でも、噂があった方もいたじゃない?
R「番組がきっかけで仲良くなったのは本当だけど、恋愛とは違う。あの時も、正直ショックだった。結局、楽しい時間もなくなってしまったから――。いまだに結婚とか記事にされるけど、それも誰かの作り話。結婚って女の子にとってすごく重大なことで、それを軽々しく扱っても欲しくないのに、気にするなと言われても、やっぱり傷つくし悲しい」
―有名税とは簡単に割り切れないよね。芸能人といえど、ひとりの人間だし。良くも悪くも注目を浴びたり、晒される世界で、自分自身を見失わないように大事にしてることってある?
R「私が大事にしなきゃいけないと思ってるのは、強い心。どんなに強い風が吹いても流されない、折れない、そんな強い心が大事だなって思ってる」
言い訳って、
現実から逃げてる感じがして嫌なの
現実から逃げてる感じがして嫌なの
―その強さの軸になるものってなんだろう?
R「それは今までの経験なんじゃないかな。たくさんの壁にぶつかって砕けて、それでも諦めないでまた進んで――。それがあったから、強くもなれたし、ひとつ、ひとつ、乗り越えることでなりたい自分に近づいてこれた。あとは、言い訳しないことも大事だと思う。自分は◯◯だからいいや、とかじゃなく、こうだからこうしよう。って逃げずに向き合うこと。私だって自分の声やしゃべり方が好きじゃないっていうようなコンプレックスはたくさんあるけど、“だから仕方ない”っていう考え方が嫌いだった。ファッションもそうで、“似合わない”で絶対に終わらせないし、言わないの。『似合うような体になればいい』『似合うような髪型にする』『自分に合うものを見つける』とか、すべてに対してベクトルを転換してきたの」
―それは昔から?
R「そう。言い訳って、現実から逃げてる感じがして嫌なの。逆にね、これはローラにしか似合わないよっていう言葉も好きじゃないの。どうしようっていう部分があっても、誰だって似合うようになれると思うし、チャレンジしてみようよって思う」
―それを褒め言葉には取れないんだ?
R「ぜんぜん嫌(笑)。嬉しくない。ありがとうとは思うけど、私は背も高くないし実際はそんなことないでしょ。英語にしても、ちゃんとやる気があれば誰でも出来るようになると思う。私だって、いつも『仕事は10時からにして』ってお願いしてるのは、7時に起きて2時間は英語のレッスンしたいからだし」
―それ毎日の日課? ちょっとビックリした!
R「うん。そうやって時間を作って努力しなきゃ覚えられないし、何かしたいことがあるならその時間を作ればいいじゃない?」
―そうなんだよね、努力なくして何事も成しえず。
R「ホントそう。他にもいろいろやりたいことだらけで、今、ぜんぜん時間が足りないくらいなの」
―恋愛する余裕もないくらい?
R「そこはね、最近はちょっと気になる人が出てきたりしたりして(笑)。やっぱり恋愛したいなって気持ちになってきたとこ♥」
―目標がひとつ達成できたことで気持ちに余裕が出来たって言ってたけど、恋愛の隙間も生まれたと。それじゃ、ますます時間足りないはずだ!(笑)
Vol.5
ハリウッド・これから……
今こうして私がここに居られるのは、
差し伸べてくれる手があったり、
諦めないでいてくれた人たちがいたから——
差し伸べてくれる手があったり、
諦めないでいてくれた人たちがいたから——
―ハリウッドでの撮影を終えて、初めての夢の現場はどうだった?
R(ローラ以下同)「ホントに最高の時間で、幸せすぎて死んじゃうかと思ったけど台本はすべて英語で書いてあるから訳したりするのは大変(笑)。でも、セットに入ったら、うわ~って舞い上がっちゃって。衣装もどれもすごく素敵だったし、何より、人が素晴らしくて共演者の人たちとも仲良くなれたのが嬉しかった。一緒にディナーに行ってお互いの国の話をしたり。ちょっと恋愛みたいなドキドキ感もあったり(笑)。毎日がすごく刺激的だった。ミラさんもすごく優しかったよ」
―英語で会話してたの?
R「したした! まだ勉強中の下手な英語なのにみんな理解しようとしてくれて、笑ってくれたり――。日本と同じであまり気を使わずに思ったことすぐに口にしちゃってたせいか、『ローラ、面白いからアメリカのテレビに出たほうがいいよ』とか、『こんな人、会ったことない!』『そんなこと言われたの初めて!』っていつも爆笑されてたの」
―ローラの親しみやすさって万国共通なんだ
ね! すごすぎる! ちなみにどんな暴言を?
―ローラの親しみやすさって万国共通なんだね! すごすぎる! ちなみにどんな暴言を?
R「あなたの目は顔に対して大きすぎる。too much big eyes みたいなことをイケメンで有名な人に言ったり、すごくショックを受けてたみたいだけど、逆に仲良くなって、あの時は最高に楽しかったね~って」
―ローラ恐るべし(笑)。そこで好かれてしまうのがローラたる所以なんだろうし、どこでも生きていけちゃうのが分かったけど、これからのローラってどうなっていくんだろう?
R「日本のバラエティも大好きだし、これからも日本のお仕事も続けていきつつ、アメリカでも次の映画を目指していきたい。基本的には女優のお仕事のキャリアを頑張って積んでいきたいけど、歌も歌いたいし、今はまだ1個に絞るよりも、自分の好きなこと、可能性のあることには貪欲に挑んでいきたい」
―さっき話していた“発信”もそのひとつ?
R「そう。LAに行くようになってから、日本のことを聞かれる機会が増えて、日本の食事や文化にもカッコいいものがたくさんあるし、それをもっと伝えたいなっていう発信もしていきたいし」
―なるほど。日本の中から見る日本ではなく、海外に行ったことで改めて感じた日本の良さがあったんだね。
R「そうなの。それを教えてあげたいし、逆にLAで知ったいいものも伝えたいなって。本当にいいなと思ったモノをシェアし合いながら、もっとビューティフルな世界があるよ。って、みんなで気づけたらいいよね!」
―ローラのやりたいことの根底にあるものって、誰かの笑顔に繋がることとも言えるよね。それって、やっぱり自身の体験が影響してる?
R「それは、ある。事務所に入った時に社長さんに話した夢というか、最終的な目標があって――。お金がなくて勉強できない子供たちってまだ世界にたくさんいて、その気持ちは私もすごくよくわかる。自分が苦労してきた部分でもあって、私にとってはすごく現実的なことだから。そういう人たちの役に立ちたいの。ずっとその想いは変わってなくて、これからはもっと積極的にやっていきたい。今こうして私がここに居られるのは、差し伸べてくれる手があったり、諦めないでいてくれた人たちがいたから――。私も誰かのそういう手になりたいし、そのことを諦めたりもしたくない」
―ホント、よく頑張ってきたよね。
―ホント、よく頑張ってきたよね。
R「ありがと。でも、まだまだ始まったばかりだから。この仕事を始めて10年くらい経つけど、今までが下準備というか、料理で例えれば、下ごしらえがやっと終わった。そんな感じ。これから何を作っていくか――。美味しいサンドイッチを作って、みんなにパクパク食べてもらうことで、誰かの栄養になれたり、これいいね!って喜んでもらえたら嬉しい。今までの経験をどう組み合わせていくのか、新しいレシピを考えるみたいでそれもすごく楽しみ! あ、でも、こんな例えで伝わるかな?(笑)
―ローラらしくて、いいんじゃない?
「そうだよね、ふふふ。こんなに自分のこと話すことってそうないから、なんかスッキリしちゃった! 最後になっちゃったけど、いつも応援してくれる皆さん、本当にどうもありがとう。これからもっともっと頑張っていくので、よろしくね!」
~Fin
Photo/Eiki Mori Stylist/Shino Suganuma(tsuji) Hair&Make-up/Sayoko Yoshizaki(NAP) Interview/Takako Tsuriya Design/attik
http://www.vivi.tv/topics/2015/12/757/
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