iPhone 8
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iPhone 8 ホームボタンは廃止?
バーチャル・ボタンを新設!?
Apple製品の情報で抜群の信頼性を誇るKGIのアナリスト・Ming-Chi Kuo氏による、iPhone 8 (仮称)のリークが止まるところを知りません。
その一部は「Function area」としてバーチャル・ボタンとして利用され、アプリが使用する実質的な画面の大きさは5.15インチになるとのこと。
4.7インチ画面のiPhone(6/6s/7)とほぼ同じ筐体サイズに、5.8インチの画面を搭載する「フル・スクリーン」デザインで、これまでのTouch ID(指紋認証)を内蔵したホームボタンは廃止されるとのこと。
レポートでは、画面下に新設される「Function area」の用途には触れていませんが、考えられるのはバーチャルな「ホームボタン」・よく使うアプリを並べた「ドック」・「戻るボタン」などでしょうか。
Kuo氏の情報源は主に部品のサプライヤーとみられ、ハードウェアに強い一方で、ソフトウェアに関する情報は少ない傾向があります。
実際にどのように利用されるかは、今秋と予想される発売まで判明しない可能性もありそうです。
iPhone 8に「ファンクションエリア」新設?
iPhone版「タッチバー」?
iPhone 8に関してはこれまで、ほぼ全面ディスプレイ化するとともに、ホームボタンがスクリーンの下に埋め込まれる格好になると言った情報が伝えられてきました。ただ、それには現在のTouch ID機構の大幅な変更なども必要となり、どうやって実装するのかが謎として残されていました。
新しい情報では、ほぼ全面ディスプレイ化はそのままながら、現在のiPhoneにおけるホームボタンを含む下部ベゼル部分が「ファンクションエリア」として機能するようになり、その部分がホームボタンなどの機能を受け持つようになるというもの。
Ming-Chi Kuo氏は、その正確な仕組みには言及しておらず、たとえば動画やゲームアプリが映像のためにファンクションエリアを使うことがあるのかも謎のままです。とはいえ、動画やゲームの操作機能を配置する可能性は高そうで、もしかするとアップルは2016年型MacBook ProのOLEDタッチバー的な使い方を考えているのかもしれません。
なお、ホームボタンとともに姿を消すTouch IDについては今週、アップルが提出したディスプレイ技術の特許情報に赤外線LEDでタッチイベントと指紋の両方を感知できる仕組みが発見されており、これが引き続きTouch IDの名とともに使われるのではないかと考えられます。また顔認識に関する技術の搭載もやはり引き続き伝えられていることから、それらを複合したしくみになる可能性もあります。
iPhone 8に「虹彩認証」を搭載!?
Apple
iPhoneの次期モデル「iPhone 8 (仮称)」に、虹彩認証が搭載されるとの情報が掲載されています。DigiTimesによると、iPhone 8にはワイヤレス充電に加え、虹彩認証機能が搭載されるとの情報を得たとのこと。
眼球の黒目にあたる部分の「虹彩」には、一人ひとり異なる特徴があり、また一生変化しないとされています。
現在採用されているTouch ID(指紋認証)は、指が濡れている、ふやけている、または手袋をしていると動作しませんが、虹彩認証であればこのような問題が生じません。
また、指紋は比較的簡単に複製できますが、虹彩の複製はより難度が高いと思われます。
虹彩認証はすでに他社端末で採用されていますが、iPhoneに採用されるとなれば、指紋に代わる認証方法として広く普及するかもしれません。
iPhone 8に「ワイヤレス充電」を搭載!?
アップルが、「iPhone 8 (仮称)」にワイヤレス充電機能を搭載する、と報じられています。AppleInsiderをはじめとする海外メディアの報道によると、KGIのアナリスト・Ming-Chi Kuo氏が新しいレポートを公開。
次期モデル「iPhone 8」は、新しい3D Touchフィルムセンサーに放熱用のグラファイト・シートを採用する、とのこと。
これにより、3D Touchセンサーは現行モデルよりもコストが30%〜50%上昇し、iPhone 8が1,000ドル(約113,000円)越えとなる理由のひとつ、とされています。
また、利便性が大幅に向上する「ワイヤレス充電」に対応するとのこと。
画面については、以前から噂されているとおりOLEDディスプレイへと移行し、FaceTimeカメラ・通話用スピーカー・Touch IDセンサーをディスプレイに埋め込んだ、よりシームレスなデザインになる、としています。
「iPhone 8」に関するこれまでの情報をまとめると:
- 5.1〜5.2インチの画面
- OLED (ベゼルレス)
- ガラス筐体
- デュアルレンズ・カメラ
- ワイレス充電
- 1,000ドル超
発売次期に関する新たな情報はありませんが、例年どおりであれば秋頃になるはずです。
例年と異なるのは、この秋は「iPhone 8」に加え、iPhone 7シリーズのデザインで液晶ディスプレイの「iPhone 7s/7s Plus」も並行して販売する、とされている点。
iPhone 8は、初代から数えて10世代目となるため、節目のモデルにふさわしい機能が盛り込まれる、と予想されます。
iPhone 8、筐体をアルミから「ガラス」へ変更!?
アップルが、iPhoneの2017年モデルで、筐体の素材をアルミからガラスへ変更する、と報じられています。
9to5Macをはじめとする海外メディアによると、KGIのアナリスト・Ming-Chi Kuo氏が新しいレポートを発表。
その中で、アップルはiPhoneの2017年のモデルでデザインの刷新を行う、としています。
新デザインの詳細は不明ですが、「all-glass (全てガラス)」の筐体で、AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用する、とのこと。
アップルはこれまで、iPhoneのデザインを2年毎に刷新してきましたが、この情報が正しければ「iPhone 8 (仮称)」のモデルで変更することになり、そのパターンが崩れることを意味します。
Kuo氏は、この変更の理由として、競合他者のスマートフォンもアルミ製の筐体がほとんどで、差別化が難しくなったことをあげています。
それを踏まえると、アップルは筐体デザインの刷新を、2年毎から3年毎へと変えようとしている、と考えることもできます。
筐体へのガラスの使用は、すでにiPhone 4/4sで実現済みですが、「all-glass」となると落下した場合の壊れやすさなど、解決すべき問題がありそうです。
iPhone 8、「有機ELディスプレイ」を採用へ
アップルが、2018年に発売するiPhoneに有機ELディスプレイを搭載する、と報じられています。
日経新聞の記事によると、米アップルが、2018年発売のiPhoneで有機ELディスプレイを採用することを、部品メーカーなど複数の取引先に伝えた、とのこと。
3年後の発売に向け、供給元のひとつされる韓国のLGディスプレイは、韓国北西部の坡州(パジュ)にある工場に有機ELパネルの大規模生産ラインを新設する方針、とも伝えてます。
iPhoneは、2年毎にデザインおよびモデル名を変更するのが恒例となっており、これに従えば2018年のモデルは「iPhone 8 (仮称)」になると予想されます。
- 2014:iPhone 6
- 2015:iPhone 6s
- 2016:iPhone 7 (予想)
- 2017:iPhone 7s (予想)
- 2018:iPhone 8 (予想)
記事では、iPhoneの生産台数は膨大なため一度にパネルを切り替えることは難しく、「iPhone 8」の一部モデルに有機ELを搭載し、液晶モデルと並行して販売する案が有力、としています。
有機ELディスプレイは、現在iPhoneに搭載されている液晶と比べ、発色が鮮明で消費電力が少ないというメリットがあります。
アップルの製品では、Apple Watchが唯一、有機ELのディスプレイを搭載しています。
まだ少し先の話ですが、有機ELディスプレイへの変更により、iPhoneに対する不満の筆頭に挙げられる「バッテリーの持ち」が改善されるかもしれません。