2011年の巨大竜巻をスパコンで再現
ウィスコンシン大学マディソン校の気象学者が、2011年5月24日にオクラホマを襲った巨大竜巻をスーパーコンピューターを用いてシミュレーションし、映像として再現しました。
データ解析に使用したのはイリノイ大学が所有するスーパーコンピューターBlueWaters。竜巻が発生した120 x 120 x 20kmの3次元空間を構築、それをおよそ18億4000万の区画に分割し、それぞれで風向 /気温 /気圧 /湿度 /降水量(雪・雹・雨)といった気象要素をシミュレートしました。
2万コアのスーパーコンピューターを約3日間フル稼働したのちに、できあがったのが上の映像。研究者は「竜巻を生産するスーパーセルと呼ばれる超巨大積乱雲の内部プロセスを可視化することができた」と説明、雷雨から非常に強力な竜巻が形成されるメカニズムを解き明かすために、この研究が役立つはずだとしました。
[Source : Popular Science]