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木曜日, 11月 28, 2019

ロボット警察犬。すでに2事件で出動

ロボット警察犬、誕生。Boston DynamicsのSpotが就職してた

ロボットに聞き込みとかされる日も近い。
Boston Dynamicsの犬型ロボット「Spot」は、建設現場で作業したり大型トラックを引っ張ったりといった実験を経て、最近では普通に買えるようにまでなっています。なので今はどんな現場に出ててもおかしくはないんですが、じつは米国の警察ですでにトライアル中であることが発覚しました。

すでに2事件で出動

アメリカ自由人権協会(ACLU)のマサチューセッツ州支部が入手した資料などによると、米マサチューセッツ州警察(以下MSP)は遅くても2019年4月以前からSpotの実用実験を開始しており、すでにふたつの「事件」での出動実績があるそうです。どんな事件だったのかは不明で、またSpotを人間がコントロールしていたのか、それともある程度自律稼働していたのかもわかりません。ただSpotの法人向けリースが正式に始まったのは2019年10月なので、それより若干早く開始していたのはたしかです。米GizmodoはMSPにメールで質問しましたが、まだ回答はありません。

この件を最初に伝えたボストンの公共ラジオ局・WBURによると、ACLUが入手した資料の中にはメールや契約書があり、その内容からは警察がロボットをどう活用していくかの将来像がうかがえます。MSPのRobert G. Schumaker氏は資料の中で、ロボットは「戦術運用の重要なコンポーネント」であり、州の「安全保障戦略」を支えるのに必須だと訴えています。

Spotには90分持続する充電式バッテリーとさまざまなセンサーが搭載されていて、360度動画も撮影できます。Spotの最高速度は時速3マイル(約4.8km)、最大積載量は約30ポンド(13.6kg)です。「頭」の部分から伸びる特殊な腕を使い、ドアを開けることもできます。

入隊経緯が不明で、モヤっとする

ちょっと変わってるのは、SpotがMSPで使われるようになった経緯です。Boston Dynamicsが普通に売り込んだとかじゃなく、Boston Dynamicsの上層部が、警察内部と個人的につながっていたから、らしいんです。州警察K-9部門のメンバーが2018年9月1日にSchumaker氏に送ったメールには、「私の友人は現在Boston Dynamicsのセキュリティオフィサーをしています。彼は研究開発チームに対し、Spotを警察組織に見せて、開発や警察コミュニティへのマーケティングに対するフィードバックを得てはどうかと提案しました」と書かれています。

Boston DynamicsとMSPの契約書には、興味深い条文もあります。たとえばMSPはロボットの写真を公開しちゃいけなくて、Spotの写真を撮るだけでもNG、とかです。でもBoston Dynamics自身は、MSPがSpotを使っているところを撮影し、今年行なわれたカンファレンスで公開(以下動画の10:20あたり)していました。






今回発見された契約書は2019年8月7日から11月5日までをカバーしていますが、Boston DynamicsのCEO・Marc Railbert氏はこの動画の2019年4月時点で、MSPのSpot活用について語っています。Spotが警察官の指示でドアを開ける様子も、10:25あたりから見られます。

今回、MSPの文書を発見したACLUのTechnology for Libertyプログラムのディレクター、Kade Crockford氏は次のように語っています。「マサチューセッツ州内でこれらロボティクスシステムがどこでどのように使われているか、わからないことが多いのです」「こうした技術の現場への適用は、我々が社会的、政治的、法的に対応できるより早く行なわれがちです。我々は政府機関のさらなる透明性を強く必要としていますし、彼らは新しい技術のテストや実用の計画について前もって公開すべきです。加えて、我々は人工知能時代において、市民の自由、権利、人種間の正義を守るため、州全体としての規制を必要としています」。

そして「マサチューセッツ州は、セーフガードが技術革新に追いつくようもっと努力すべきです」とCrockford氏。「ACLUは、我々の法が技術についていくための解決策を見出し実装するために、地域・州当局と進んで協力します」。

ただ、上のWBURの記事にあるように、警察がロボットを使って犯罪捜査にあたるのは、Spotが初めてじゃありません。2016年にはテキサス州ダラス警察が、爆弾処理ロボットで「銃撃犯」とされる人物を爆殺しました。米Gizmodoはそのとき連邦情報公開法に基づいて爆殺時の動画と音声データの開示を要求したんですが、却下されました。米国の警察は、ロボット利用に関してすごく秘密主義的なんです。



うちのロボットは怖くない、とBoston Dynamics



Boston Dynamicsは、彼らのロボットが恐れられることを(意外と)嫌っているようです。それならもうちょっと怖くない外見を考えてもいいのでは…とかつい思ってしまうんですが、きっと見た目がどうであれ、ロボットって怖いんですよね。Boston Dynamicsが犬型ロボットのSpotを二足歩行ロボットのAtlasより先に警察に使わせているのは多分意図的で、人間っぽいロボットが犬っぽいロボットより深い恐怖感を与えるのを意識しているはずです。その人間っぽいロボットが容疑者追跡に使われるとしたら、なおさら恐怖です。
「ニュース記事を数多く見ましたが、その大半がロボットを怖いと言っていました」Railbert氏は今年10月、Boston.comで語っています。
「たしかに我々のロボットは、ある面では人間のように見えるし、人間の中には悪事を行なう者がいます」とRailbert氏。「ですが人間のように見えるのは、そこに腕があり、足があり、歩けるというだけなのです。そこには必ずしも、感情や性格、自我といった、人間の悪行の動機づけになるようなものは存在しません。」
ちなみに米GizmodoからBoston Dynamicsに対し、警察でのSpotの活用について質問したところ、以下のような回答がありました。


…マサチューセッツ州警察は、我々にとって唯一、公共安全に特化した関係です。今後5〜10年で、消防や救急、警察などの人員がSpotを危険な場面で目として使い、不審な荷物を点検したり、緊急事態において有害ガスを検知したりといったことに利用できるようになるでしょう。Spotのように敏捷なロボットをこれらの状況に活用することで、命をも脅かしうる環境から人間を外しつつ、危険な現場の状況把握が可能になります。こうした能力は、石油やガス、電気、原子力施設閉鎖や採鉱といった業界のユーザーも活用でき、人員を危険にさらすことなく重要な安全点検を実施できます。
我々がSpotユーザーと交わしているライセンス契約書では、人に危害や威嚇を与えるような目的でのSpotの利用は許可していないことを、改めて強調いたします。

 

ロボコップの時代が始まってしまった


ロボットが、自律的でもそうでなくても、警察官の後を追って町に出始めている今、我々は何か新しい世界の入り口に立っています。次のステップでは多分、こうしたロボットが武器を持つようになるでしょう。

問題は我々がロボコップを現実として受け入れられるかどうかですが、残念ながら一般市民に選択権はなさそうです。Spotが警察で使われていることも、ACLUがわざわざ情報開示請求しなければわからなかったんです。そして開示される情報は氷山の一角にすぎず、これからロボットがどんな風に使われていくのか、引き続き多くのことがわからないままになっています。





水曜日, 11月 22, 2017

Atlas君、着実に成長

 

Boston Dynamicsの人型ロボットがバク宙に成功

「中に体操選手などいない」

 



ソフトバンク傘下のBoston Dynamicsは、開発を進めている人型ロボット「Atlas」の最新デモ映像を公開した。ビデオには、2足歩行するロボットが箱に飛び乗ったり、箱から後ろ宙返り(バク宙)して床に飛び降りたりするようすが収められている。





バク宙もこなす(出典:Boston Dynamics)

Boston Dynamicsは、馬のように動く4足歩行ロボットやAtlasで知られるロボット開発企業。2013年にGoogleに買収された後、親会社のAlphabet傘下となり、2017年にソフトバンクグループ(SBG)子会社となった。

Atlasは、2本の脚と腕、胴体、頭で構成され、人間とよく似た形をしたロボット。腕、胴体、脚を連携させて制御するシステムにより、比較的小さな設置面積でありながら、大きな機動性を備えている。安定性にも優れ、荒れ地でも人間のように歩ける。押されても倒れにくく、倒れても自力で立ち上がれる。その動作は、映画「ターミネーター」で描かれたロボットのようだ。


高さは1.5m、重さは75kg、バッテリで駆動し、関節数は28。自動運転車などにも利用されるレーザー光による距離計測センサLiDAR(ライダー)と、ステレオ画像センサを搭載し、周囲のようすを認識できる。11kgの物を搭載可能。




水曜日, 6月 14, 2017

次はイヌ型Pepper?

 

ソフトバンク、GoogleからBoston Dynamicsを買収。

 


ソフトバンクが、米Alphabet傘下のロボット開発企業Boston Dynamicsを買収したと発表しました。また同じAlphabet傘下で東大発のロボット企業SCHAFTも、同じ取引においてソフトバンク傘下へ移るとのこと。

Boston Dynamicsといえば、一時期は2足歩行ロボットAtlasや、首のない四脚ロボットSpotなどを動画で紹介しては世間の話題をさらっていたMITスピンオフのロボット企業です。2013年からはGoogleのグループ内で最先端ながら未成熟な分野の事業をまとめるGoogle Xの一部になり、これまでに四脚のBig DogSpot、二足歩行のPetmanや転んでも立ち上がるAtlas、そして、最新のHandleといった自律歩行/走行ロボを多数開発しています。




しかし、DARPAとの協力体制で米軍の前線支援用として開発した大型四脚ロボット Big Dog/LS3 が「エンジン音がやかましい(から敵に見つかる)」という理由であえなく不採用におわってしまい、その後もすぐに利益化できる"製品"がないまま、事業は停滞しつつありました。


孫正義社長は発表文で
「人間の能力では解決できない数多くの課題が存在する。スマートロボティクスは情報革命の次のステージの重要な推進役」になるとコメント。
「ロボティクス分野を発展させ、生活をより快適化させることができような活用方法を探求し続ける」Boston Dynamicsをサポートするとしています。







ソフトバンクはまた、Boston Dynamicと同時期にGoogle Xに加わった東大発のロボットベンチャーSCHAFTも同じ取引で買収したことを合わせて発表しました。
Boston Dynamicsに比べると若干地味な印象もあるSCHAFTですが、こちらも2016年には独創的な2足歩行ロボットの開発状況を公開しています。







さて両社がソフトバンクグループへ移るとなれば、すでに確固たる地位を築いている先輩ロボットPepperとの棲み分けも気になるところです。しかしここはいらぬ心配をするよりも、2本足(または4本足)で軽やかに歩くPepperがSoftbankのお店で接客してくれる未来を想像するほうが楽しいかもしれません。


お父さん犬??










昔ペッパーを作った事があるのですが、僕の技術力ではこれが限界でした。

 

 

 

「Pepper」(ロボット)はユーザー規約で性行為を禁止されている

木曜日, 9月 29, 2016

Ghost Minitaur|Ghost Robotics

子犬のように走り、フェンスも登れる4脚ロボ

 



最近の高度なロボットは、人間や動物の骨格に倣いつつ高度化したものが増えたせいか、動作がやけにリアルになって不気味の谷の底に近づきつつあるようにも思えます。

しかし、Ghost Roboticsが開発したGhost Minitaurは名前こそ怪物っぽいものの、まるで庭を駆け回る子犬のような動きで見る者の心を和ませます。ただ、このロボット、見かけによらず階段も登れば側転もでき、さらにはレバー式のドアを開けたり、金網をよじ登ることまで可能です。




想定される用途は軍関係もしくは災害時の被災者捜索などが想定されるとのこと。災害捜索には空から広い範囲を見渡せるドローンのほうが有利と思われるかもしれないものの、屋内捜索になればやはり地に足の着いたロボットに軍配が上がるため、将来は適材適所で活躍するようになるのかもしれません。




[Source : Ghost Rocotics




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金曜日, 6月 24, 2016

新しいAIBO?「SpotMini」|Boston Dynamics

 

くちばしで家事もこなす四脚ロボ

 

「SpotMini」

 ボストン・ダイナミクス

 







Google / Alphabet傘下のロボット企業 Boston Dynamics が、新型ロボット SpotMini の動画を公開しました。

SpotMini は蹴られても立ち上がるキモ健気な荷役ロボとして話題になった BigDog の流れを組む四脚型ロボット。ボストン・ダイナミクス初の完全電動により高さ60cmほどの小型化と、歴代でもっとも静かな動作を実現しています。

さらに背中にはくちばしのような手のような、魂のない猛禽の化石のようなマニピュレータアームを備え、グラスや缶を拾って片付けるなど繊細なタスクにも対応する点が特徴です。













ボストン・ダイナミクスといえば、米国防総省の研究部門 DARPA (国防高等研究計画局) 出資のもと軍用の歩行ロボットを開発してきたことで知られる米国有数のロボット企業。

主なロボットはガソリンエンジンと油圧機構で動く四脚ロボット BigDog / LittleDog、軍用バージョン AlphaDog / LS3、超高速で走る Cheetah、二本脚のヒューマノイド型 Atlas など。

今回公開された SpotMini は四脚ロボット Spotの小型版で、バッテリーとモーターの完全電動式を採用した点、オプションでマニピュレータアームを搭載可能な点が大きな特徴です。バッテリー駆動時間は満充電で約90分。









SpotMini が動画中で見せるのは、4本の足が同時に地面を離れるギャロップ走行、不整地や階段の歩行、脚を畳んで身をかがめた状態での歩行、障害物の回避、アームを使ったガラスのコップや缶のピックアップなど。

ボストン・ダイナミクスおなじみのすっ転びデモでは、わざとらしく大量に撒かれたバナナの皮で派手に転倒するものの、アームまたは首をうまく使ってすぐに立ち上がる能力を見せています。

ボストン・ダイナミクスは2013年、当時ロボット部門を本格的に立ち上げていた Google (現Alphabet)に買収されたものの、Google内部での方針変更などもあり、現在ではトヨタやアマゾンに向けた売却交渉が進行中と報道されています。

SpotMini も現時点では単なるプロトタイプですが、将来的にはトヨタのパーソナルモビリティや家庭用ロボ、アマゾンの配達や在庫管理ロボットとして実用化されるかもしれません。








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日曜日, 3月 20, 2016

Big Dog アマゾン川に捨てられる?

 

Googleがロボット開発のBoston Dynamics売却を検討

 




Google の持株会社 Alphabet が、ロボット開発の Boston Dynamics を売却を計画していると報じられました。Bloomberg などによれば、Alphabet は収益をあげていない事業の売却を進めているとされ、数年以内に収益化可能な製品を持たない Boston Dynamics などがその候補にあがっているとのこと。


Google は2013年に Boston Dynamics や東京大学発のロボット開発ベンチャー SCHAFT などを買収するとともに、さらに複数のロボット技術開発部門を束ねて市販可能なロボットを開発する「レプリカント・プロジェクト」を計画していました。


しかしその後ロボット関連事業を束ねていた "Android の父" ことアンディ・ルービンが Google を去り、当の Google も科学分野や自動運転、洋上建築などといった、将来性を見込んだ事業の買収で進めた多角化が行き詰まり始めたことから持ち株会社の Alphabet を設立、Google を含む各事業をその傘下にぶら下げるといった大掛かりな組織改編を実行しました。


組織改編にあたりロボット事業はまだ単独で収益を出せる段階ではなかったため、 Boston Dynamics は最先端の研究をするものの未成熟な事業をまとめる Google X のいち部門として落ち着くこととなりました。ただ、その後はカリフォルニアと東京に拠点を置くレプリカント・プロジェクトと Boston Dynamics の関係構築もうまくいかないまま現在に至っていたとされます。


それでもBoston Dynamics は買収前と同様にロボット開発を進めており、4脚ロボット Big Dog の小型バージョン Spot や、"人並み"の大きさにまで小型化した人型ロボットAtlas のテストの模様を動画で公開していました。






ただ、これらの動画は技術系メディアからは称賛されつつも、あまりの進化っぷりに「人間の仕事を奪う脅威になる可能性」を伝える報道も出はじめました(それ以前にロボットを恐れていた人たちもいます)。また一方では、米国陸軍への導入を見込んでいた4脚歩行ロボット BigDog / LS3 が不採用通知を受け取るといった誤算もありました。収益はあげられず、ネガティブなイメージが拡散するといった問題への懸念が Boston Dynamics の売却へと動き始めた可能性も考えられなくはありません。




Bloomberg は、Boston Dynamics の売却先としてトヨタ研究所と米アマゾンの名前をあげています。

もしアマゾンが Boston Dynamics を買収するなら、巨大な倉庫で仕事中に集合を掛けられ「今日から一緒に働くことになった、Atlas くんだ。みんな、仲良くするように」と 逃亡癖のあるロボットを紹介される日も近いかもしれません。





 

 

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火曜日, 2月 23, 2016

BigDog 、米陸軍評価試験を受け不採用

Googleの四脚ロボ、米軍から不採用通知。理由は「騒音で部隊の位置がばれるから」

 

 



かつて生物的な動きがキモかわ/キモ怖な四脚ロボットとして話題になったGoogle (ボストンダイナミクス) の BigDog が、評価試験を受けていた米陸軍から不採用を通知されました。最大の理由は、エンジン音がうるさく状況によっては部隊の位置を敵に教えてしまうこと。







Boston Dynamics の BigDog といえば、中腰の人間がふたり入っているような不気味さと、蹴られても滑っても立ち直る驚異の自律制御が話題になったロボット。

国防高等研究計画局DARPAの指揮のもと、車輪では踏破が難しい地形での運搬用、歩兵とともに移動して負荷を下げる荷役ロボ LS3 (Legged Squad Support System) として、軍での採用に向けた試験が続けられてきました。





2012 年には陸軍と屋外試験を、2014年には海兵隊と RIMPAC演習の一部にも参加したものの、海兵隊による最終的な決定は不採用。参考リンク先の Military.com に海兵隊Warfighting Lab のスポークスマンが語ったところでは、エンジン音が大きく位置を知らせてしまうことが理由として挙がりました。

BigDog / LS3 は200kg近い荷物を載せつつ24時間連続で稼動し、30km以上を踏破できるようにするため、充電池ではなくガソリンエンジンを搭載しています。また 騒音のほかにも、フィールドで故障した場合の修理困難や、伝統的な海兵隊のパトロール任務と統合することの難しさなども挙がっています。

騒音の問題を解決したバリエーションとして、バッテリー駆動の小型バージョン Spot も開発されましたが、こちらは小さく20kg程度の荷物しか載せられないため、運搬よりも偵察用。騒音を立てずに不整地を移動することはできるものの、LS3ほどの自律性は備えずコントローラで遠隔操作することから、現時点では有用性を認められませんでした。

LS3 / Spot ともに今回のプログラムは終了し、米軍の主導の計画としては今後も改良予定はありません。不採用となったLS3にとっては残念な知らせですが、開発した Boston Dynamics はいまやGoogle傘下。ヒューマノイド型のATLAS、超高速で疾走する Wildcat など生物模倣ロボの開発は続いており、Google (現 Alphabet)から自動運転車や配達ドローンに続く製品として民生用 BigDog が登場しないともかぎりません。





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あのBigDogが、腕を獲得vvvvvvvvv

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木曜日, 12月 24, 2015

メリークリスマス!Boston Dynamics から最先端のクリスマスをあなたに|Boston Dynamics

ロボット犬が牽引するサンタクロース。Boston Dynamics から最先端のクリスマスをあなたに

 


米軍向け4足歩行ロボット"Big Dog"などの開発で知られる Boston Dynamics が、メリークリスマスとばかりにサンタクロースの動画を公開しました。もちろん、そりを引くのはトナカイに扮した3頭(頭がないので3体?)の Big Dog(Spot)です。



いったい、誰がこんなことをさせようと企画したのかはわかりませんが、われわれ一般人からすれば首のないロボット犬がそりを引いてやってくる姿はただただ不気味。(よく見ると先頭は赤鼻をつけていました)

おそらく、ジャッジメント・デイを過ぎた世界ではスカイネットがこんなクリスマスを演出してくれるのではないかと想像してしまいます。

 

せめてサンタ役がフロイス(上の写真右)だったらまだ笑えるのに、と思わずにはいられません。

ちなみに Boston Dynamics は2013年、Googleが買収ずみ。もし Google の自動運転カーが故障で立ち往生した時は、この Big Dog(Spot) がソリのように引っ張って回収してくれる未来がやって来そうです。

 

あのBigDogが、腕を獲得

あの4速歩行ロボ「Big dog」からキモさが消え、人間についてくるなどかわいらしく進化していた!

 

 

水曜日, 7月 16, 2014

米軍の四脚ロボLS3|Boston Dynamics


米軍の四脚ロボLS3、海兵隊とRIMPAC演習に参加。Google傘下のBoston Dynamics開発





米軍の四足歩行ロボット LS3 が、海兵隊員とともに初のフィールド演習を実施しました。LS3 は従来から屋外での不整地踏破試験を実施してきましたが、今回は自衛隊も参加する環太平洋合同演習リムパック の一環として、実際の海兵隊員をオペレータに水などの物資を運ぶ補給演習に参加しています。実際の様子とオペレータのコメントは続きの動画をどうぞ。


米軍の LS3 (Legged Squad Support System)は、米国防高等研究計画局 DARPAの主導でBoston Dynamics 社が開発した荷役用四足歩行ロボット。かつて YouTube で、あまりにも生物的な動きが「キモかわいい」「いやキモ怖い」と話題になった BigDog の大型化バリエーションモデルにあたります。

ハワイでの演習の様子を掲載したリンク先 DVIDS によると、実際にオペレータを務めた海兵隊員 Brandon Dieckmann 上等兵(Lance Corporal) はかつて YouTube で BigDog の動画を見かけたことがあり、当時はまさか自分がそのオペレータになるとは考えてもいなかった、と語っています。

Dieckmann 上等兵のコメントでは、現時点の LS3 は海兵隊員が徒歩で移動できる地形の70から80%を踏破可能。自律動作で障害物を避け、オペレータに追従します。またときには転倒することがあり、多くは自力で立ちあがるものの、立ち直れない場合でも海兵隊員一人で楽に元に戻せるよう設計されているとのこと。

また別のオペレータ Huberth Duarte 一等兵によれば、LS3のオペレータ用コントローラはジョイスティックを備え操作は容易に学ぶことができ「まるで Call of Duty のよう」。( Call of Duty は人気のミリタリー系一人称シューティングゲームシリーズ。念のため)


(こちらはBigDog プロトタイプ動画。滑った後にバランスをとって立ち直る様子に注目)




(こちらは 2013年、BigDog にゾウの鼻のような「腕」を取り付け、コンクリートブロックを投擲させた様子。ロボットアームをくっつけただけでなく、脚も使った全身の重心移動も利用して投げている点に注目)


これまで話題になった BigDog 動画の多くはいかにも実験室内だったり、屋外でもエンジニア然とした普段着の男性に蹴られてすべるなど愛嬌が感じられないでもありませんでしたが、屋外の演習場で制服の海兵隊員に率いられる様子にはもともと軍用ロボットだったことを改めて思い起こさせます。

なお開発元の Boston Dynamics は、BigDog のほかヒト型の ATLAS、BigDogとは比較にならない高速で疾走する WildCat なども手がける生物模倣ロボットの大手。2013年には、ロボット技術に力を入れる Google によって買収されています。

月曜日, 12月 16, 2013

ボストン・ダイナミックスを買収|Google

Google、歩行ロボットのボストン・ダイナミックスを買収。四脚BigDog やヒト型Atlas の開発元



Google が米国のロボット企業 Boston Dynamics を買収したことが分かりました。ボストン・ダイナミクスといえば、無骨な外観にそぐわぬ生物的な動きで「キモかわいい / キモ怖い」と話題になった四脚ロボ BigDog シリーズや、兵士用装備の試験用として生まれたヒト型ロボット PETMAN / 汎用版 ATLAS、時速45kmで疾走する歩行型最速ロボ Cheetah / 改良型 WildCat などなど、生物模倣ロボットで知られる企業です。


Google は 身近な Google 検索やマップなどネットサービス(を通じた広告) が現在の「本業」であり、いまや世界でもっとも多く使われるモバイルOSとなった Android も、いわゆるインターネット企業としてのリーチを拡大するものでした。

しかし一方で、実用化に向けた試験が進むロボットカー(無人運転車)や、高高度気球ネットワークによるインターネット提供計画 Project Loon、2014年の発売を目指し有料ベータ中のメガネ型端末 Glass など、ウェアラブルデバイスからインフラストラクチャーまで、ソフトウェアに留まらない先端技術への投資にも積極的です。

なかでもロボットについては、「Androidの父」ことアンディ・ルービン (Andy Rubin) 氏が社内にロボット開発部門を新設して指揮を執るなど取り組みを本格化させており、先日は日本の東大発ヒト型ロボットベンチャー SCHAFT Inc (シャフト)を含む、世界のロボット企業7社を次々と買収したことでも話題になりました。

今回の Boston Dynamics 買収は、このようにロボットへの取り組みを加速させる Google によるロボット技術企業買収の (知られているかぎり) 最新のひとつとなります。

Google は Boston Dynamics の買収を認めているものの、金額などの条件については非公開。インタビューで未踏のロボット開発を最高の仕事だと語っていたルービン氏はといえば、今回の取引を報じた NY Times 記事へのリンクともに " The future is looking awesome! " とはしゃぎ気味のツイートをしています。





(BigDog に「腕」を装備したデモ。腕の力だけでなく、体全体のひねりや重心移動も使ってコンクリートブロックを投擲する。)


Boston Dynamics のロボット群は、四脚歩行プラットフォームの BigDog が軍用の荷役ロボット LS3 として、PETMAN は兵士用装備の試験用など、ほとんどのロボットが DARPA (国防高等研究計画局) など米軍との契約から資金を獲得しています。(ついでに言えば、Google は 前DARPA 長官の レジーナ・デューガン (Regina Dugan) 氏も引き抜いて幹部に迎えています)。

こうしたことから、Boston Dynamics の買収で Google は軍用ロボット(より正確には軍の研究用ロボット)を扱う企業になりますが、Google いわく Boston Dynamics がすでに結んでいた契約は尊重するものの、軍需企業になる意図はないとのこと。Boston Dynamics のCEO Marc Raibert 氏もかつて、DARPAからの受託が多いことは認めつつ、軍用ロボット専業ではなくロボット技術の前進そのものが同社の目標と語っていました。



汎用ヒト型ロボATLAS。



WildCat。荷物運びと不整地走破性を重視したBigDog に対して、WildCat は高速走行が主眼。
NY Times

金曜日, 10月 18, 2013

WildCat|Boston Dynamics

Boston Dynamics の高速4脚ロボ WildCat 発表、時速25kmで自律走行 (動画)



キモ怖い軍用荷役ロボ BigDog のメーカー Boston Dynamics が、新たな四脚ロボット WildCat を公開しました。BigDog との違いは、平地で時速 約25km という高速走行。続きに掲載した動画では、うずくまった体勢から排気を吹いて立ち上がる起動シーケンス、バウンディング〜ギャロップの走行モード、微妙に 滑るところまで、屋外テスト走行の様子が見られます。


ボストン・ダイナミクスは、WildCat で採用した高速四脚走行をもともと " Cheetah " の名で開発していました。Cheetah が動力を外部から供給するなど実験室環境での研究用だったのに対して、新たに公開された次世代機 WildCat は自前のエンジンを背負い、ヒモなしで屋外を自律走行できます。



こちらは Cheetah の走行テスト動画。純粋な走行機構としては、歩行型ロボットとして最速の時速 約45kmを達成。


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Cool new army tire technology

月曜日, 4月 08, 2013

軍用ヒト型試験ロボ PETMAN、防護服とガスマスクを装着 (動画)

Boston Dynamics' Petman robot successfully wears clothes 
video

米軍の出資で BigDog をはじめ各種軍用ロボを開発する Boston Dynamics が、二足歩行ロボット PETMAN の新映像を公開しました。PETMAN は人間の兵士用の装備をテストするためのヒューマノイドロボ。

人間の身になって試験する目的から、バランスを保った二足動歩行はもちろん、両腕も人間に近い可動域を備え、体操や腕立てまでこなします。続きの動画は試 験用に化学防護服を着せられ防毒マスクを被ったPETMANの姿。


PETMAN は国防総省の化学・生物兵器防護プログラムのもと、防護スーツなどの性能を実際の戦場に近い状況でテストするために作られました。そのため今回の防護服・ ガスマスク姿は、テスト用ロボットとしては晴れ姿?のようなもの。防護服の気密性や人体への影響をシミュレートするため、皮膚には各種センサーのほか発汗 機構や体温調節機構まであります。

ボストン・ダイナミックスのロボットは実際の生物にヒントを得た設計から、形状は異様でもどこか動物らしく、時にユーモラスな動きがたびたび話題となって きました。荷役用の四足歩行ロボ BigDog / LS3 などは特に「キモかわいい」などと表現されることもあります。


しかしPETMANは人間の模倣そのものを目的とすることから、最新モデルではもはや服を着ると人間のようにしかみえない、むしろ人間が高性能なロボット を演じているようにすら見えます。(全身に伸びるワイヤー類は転倒・破損の防止や動力、センサー接続などのため)。

一方で人間に近ければ近いほど、微妙にキレの良すぎる動作や異様な動作音といった違和感が際立つのもたしか。ヒューマノイドロボットは人間に近づくとある 段階から急に違和感のほうが先だち不気味に見えるという「不気味の壁」説を、顔も表情もなく動きで示しているかのようです。

実際の「中身」が見えるのは動画の半ばから。「やっぱり中の人が居るんじゃないの?」「なんだったら脱ぎましょうか?」といったやりとりを勝手に当てたく なります。

PETMANで得られた試験データはより高性能な防護服やマスクの開発に役立てられ、軍用および災害救助などに従事する人間を守るため貢献する予定。です がいつかは、防護服の救助隊が来てくれたと思ったら、中身は動力内蔵に進化したPETMANの子孫だったということになるかもしれません。



(こちらは2009年当時、まだ「箱に足」でよちよち歩きだったプロトタイプPETMAN。)

火曜日, 3月 05, 2013

米軍の四脚ロボ LS3 がさらに進化、音声に従い小川ですっ転ぶ(動画)


DARPA shows off latest advances to fourlegged LS3 robot more 
maneuverable, more autonomous

米国防高等研究計画局 DARPA が、荷役用4脚ロボ LS3 の最新テスト動画を公開しました。DARPAと海兵隊の出資のもと Boston Dynamicss社が開発する LS3 (Legged Squad Support System)は、かつて「蹴られても立ち直るキモ健気ロボ」として話題になった BigDog の最新バージョン。



新たに公開された動画は、海兵隊の研究部隊 MCWL (Marine Corps Warfighting Laboratory) とDARPA が共同で実施した試験の様子から。より実戦に近い状況で、「人間の音声命令に従って起動・追従」「障害物を認識しつつ経路を探索して兵士を追う」「斜面や 木立など不整地の移動」「小川を渡ろうとして派手に横転」といった場面が見てとれます。




左は LS3 が認識・作成したマップと経路

月曜日, 3月 04, 2013

あのBigDogが、腕を獲得


米軍出資の四脚ロボ BigDog が腕を獲得、コンクリートブロックを投げる (動画)

 

BigDog fourlegged robot adds an arm, shows it off for the 
scouts video

妙に生物的な動きがキモ怖かわいいと評判の四脚ロボ BigDog が、今度は腕を獲得しました。開発元 Boston Dynamics が公開した動画 (続きに掲載) は、動物でいえば顔にあたる部分から腕を伸ばした BigDog がコンクリートブロックを掴み、勢いをつけて背後にブン投げる試験の様子。





四本脚なのにさらに腕があるセントール的な違和感はさておき (ゾウの鼻にみえなくもない)、注目は単に腕だけの動きではなく、ステップを踏んで体全体の重心を調節・移動させ、脚の力も使うことで重量物を遠くまで放 り投げている点。人間が物を投げる際に足を踏み込んで重心移動したり、腕だけでなく胴や腰のひねりも使うのと同じです。


メーカー Boston Dynamics では、こうした Dynamic Robot Manipulation 米陸軍からの出資で研究中。ベースとなる BigDog は 米国防高等研究計画局 DARPA の出資で開発され、米海兵隊が歩兵部隊の荷役・支援用ロボ LS3 (Legged Squad Support System) として採用試験を実施しています。








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