サンコーがペン兼用モバイルバッテリー2モデル発売。直径14mm、40gを切る本体に800mAhの容量
ユニークなガジェットを販売することで本誌読者にはおなじみのサンコーから、ボールペン型のモバイルバッテリー『ボールペンパワーバンク』2モデルが発売されました。価格は3480円。ボールペンとタッチペン(スタイラス)、さらに800mAhの充電式バッテリーが1本にまとまった製品です。
Engadget読者であれば、この解説と写真だけで説明を終了してもいい気がするのですが、実はいくつか面白い点があります。そのひとつが、スマートフォン側に接続する端子。実はLightning端子が用意されたiPhone用と、USB microB端子が用意されたAndroid機用があるのです。2モデルなのはこれが理由。
特徴は、なんといっても本体の大きさ。14×157mm(直径×長さ)というサイズのため、まさに少し太めですが、ペンとして違和感のない寸法。重さもiPhone用が39g、Android機用が36gと、ペンとして違和感のないものに留まっています。
その代わりバッテリー容量は800mAhと少なめですが、意識しなくても常時携帯できる大きさと重さであるメリットは、それを補ってあまりあるものでしょう。また、動作状態を表示するLEDランプも搭載されていますので、動作確認が確実にできます。
なお充電に関しては、ペン背の部分に設けられたUSB A端子を使う仕様。容量が小さいこともあり、フル充電までは約1時間半と短めです。
ペンとしては、ボールペン芯の周辺にタッチペン(スタイラス)としての導電部が配置された構造。ボールペンの芯は繰り出し式になっているため、収納すればスタイラスとして使えるという仕組みです。なお、ボールペンの太さは1.0mmです。
モバイルバッテリーとして使っている状態はなかなか出オチ感のある光景ですが、しかし緊急時にケーブル要らずで充電できるというのはそれを補って大きなポイント。
サンコーの製品説明でも「いつも使うボールペンの代わりに気軽に持ち歩いて下さい」とありますが、本体の大きさや重さと合わせて「緊急時に使える状態にしておくには、常に意識せずに常時携帯しておくのが一番」という主張が見えるような、実用性で考えてもアリかも、と思わせる説得力を持った一品です。