BMW Pininfarina Gran Lusso Coupe|ビー・エム・ダブリュー グラン ルッソ クーペ
BMWとピニンファリーナが生み出したラグジュアリークーペ
BMWのデザインをピニンファリーナ流に解釈
イタリアはコモ湖の湖畔で開催される、世界でもっとも権威あるヒストリックカーのコンクール、コンコルソ デレガンツァ ヴィラ・デステのコンセプトカー部門に、BMWが今年出展したワンオフモデル、「BMW ピニンファリーナ グラン ルッソ クーペ」は、その名のとおり、BMWとピニンファリーナとのコラボレーションによる贅沢な(Lusso)大型クーペだ。イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナは、フェラーリを筆頭に、アルファロメオ、プジョー、フォードなど、数々の自動車ブランドのクルマをデザイン してきたが、BMWとの連携は今回がはじめて。プレミアムブランドたるBMWのクーペならではの贅沢さと、ピニンファリーナのスポーティネスの融合である。
外観のベースになっているデザイン上の基本は、あくまで、最新のBMWのクーペのもの。フロントには、サメの鼻先のようにとびだしたキドニーグリルと、上端の開いたリング状のヘッドライト。優雅に後方へと下がっていくルーフラインの下にあるウインドウは後方が切れ上がるホフマイスターキンクとよばれる意匠であり、リアビューにかんしても、やはり、水平基調で、どっしりとした印象は、まさにBMWのそれだ。こういった諸要素が、どのようにピニンファリーナに よって処理されたのか、それがこのクルマの、第一の見どころとなる。
インテリアはトバコブラウンのレザーと、カウリとよばれる木材による、豪華で落ち着いたしつらえで、クロームのラインがアクセントとなっている。
ウー ルのヘッドライナーはグレンチェック柄だ。
自動車としてのスペックはといえば、ホイールが21インチの専用品であること、エンジンがV型12気筒であることのみが明かされている。そこから判断するに、市販モデルでいえば6シリーズのさらに上、8シリーズとでもいうべき存在のようだ。
Gallery
original handmade power stone accessary drop.