荒木経惟展『人妻ノ写真』をラットホールギャラリーにて開催
アラーキーの手により施された7色のペインティング
荒木経惟のライフワークとしても知られる「人妻エロス」は、雑誌『週刊大衆』(双葉社)の連載企画として1998年にスタート。誌面を見て応募してきた人
妻たちの赤裸々な姿が撮り下ろされてきた。連載開始から15年。彼が撮影してきた数百人もの人妻たちのカラー写真はこれまで連載のほか写真集などとしても
発表されている。
荒木がそれらのカラー写真と、並行して撮影してきた未発表の日付入りの写真を初披露する本展では、35ミリ判カメラで撮影された700点のキャビネ判写真 を壁面にずらりと展示。さらに、それぞれの写真には7色のカラーマーカーで荒木自身の手によりペインティングがほどこされ、かつてない写真作品がうみださ れた。 |
「彼女たち(人妻)自身がアート」だと話す荒木。“撮る”“撮られる”とうい撮影行為のなかで、普段は夫には見せない表情や、ひとりの女性としての魅力が引き出された姿からはエロスが漂うと同時に、女性として生きることの意味も問いかけている。
荒木経惟展『人妻ノ写真』
会期│2013年11月8日(金)~2014年1月19日(日) ※月曜、12月28日(土)~1月6日(月)が休み。 時間│12:00~20:00 会場│ラットホールギャラリー 東京都港区南青山5-5-3 B1 Tel.03-6419-3581 荒木経惟写真集『人妻ノ写真』 発売日│11月8日(金) 発行│ラットホールギャラリー 仕様│160ページ 発行部数│限定500部(価格未定) |