火曜日, 11月 11, 2014

ラズパイ A+|Raspberry Pi Model A+


Raspberry Piの新型Model A+ 発表。さらに小型化・省電力化して過去最安20ドル





英国のRaspberry Pi ファウンデーションが、人気シングルボードコンピュータ Raspberry Pi の新型 Raspberry Pi A+ を発表しました。

オリジナルの下位モデル Model A (25ドル) に上位モデル新型 Model B+ (35ドル)の改良点を導入しつつ、サイズは従来モデルのクレジットカード大からさらに小さく、消費電力は歴代最低になり、価格も最安の20ドルになった製品です。




従来のラズベリーパイには、25ドルと安価な下位モデルの Model A と、10ドル高く(比較的)高性能でインターフェース類も豊富な上位版 Model B、その改良版 Model B+ がありました。

新型の Model A+ は、安価で低消費電力を売りとするModel A系の改良モデル。もっとも大きな変化は、価格が歴代で最安の20ドルになったこと。またフォームファクタが歴代モデル共通のクレジットカード大(85 x 56mm)から、長辺を裁ち落したような65 x 56mmになりました。

サイズは変わったもののGPIOピンはModel B+と互換性を保っており、機能拡張ボードのHATもそのまま使えます。A+のサイズはこの拡張ボードHATと同じ。

ハードウェア構成としては、心臓部となるSoCは Broadcom BCM2835 で従来のRaspberry Pi と共通。標準クロックも同じです。メモリはModel A と同じ256MB。

Model B+ での改良・変更を引き継いだ点としては、GPIOが40ピンに増えたこと、回路の改良でオンボードサウンドのノイズが減ったこと、またmicroSDスロットの採用があります。




一方、USBポートはModel Aから変わらず1つ。Model B や B+は最初からオンボードのUSBハブを載せて増やしていましたが、A+ では必要に応じて自前で用意する(か、B+を使う)必要があります。またイーサネットもオンボードから省略。

こうした省き込みにより、消費電力は200mAにまで下がりました。最初からI/F類があったほうがいい場合はB+、サイズや消費電力が重要なプロジェクトではA+ の住み分けです。

Raspberry Pi A+ は本日より、従来機種と同じFarnellMCMで販売中。