凄い破壊力。
87歳のアマチュア写真家
西本喜美子のセルフ・ポートレート
写真家、編集者である都築響一さんの有料メルマガで紹介されたアマチュア写真家・西本喜美子さんのセルフ・ポートレートの数々が話題。
ゴミ袋に無理やり詰められた姿や自転車でドリフト、スクーターで転倒したりなど自虐的とも見えるユーモラスなセルフ・ポートレート群です。
西本喜美子さんは72歳で初めてカメラを始めたそうで、きっかけとなったのは熊本にある「遊美塾」という写真講座&フォトショップ講座。
その「遊美塾」は音楽業界のアートディレクター・グラフィックデザイナーとして数々の撮影ディレクションをこなしている西本喜美子さんの息子さんである西本和民さんが主宰しています。ご主人さんも元々カメラ好きだったそうです。
きっかけは遊美塾。
半ば強引に誘われて「おばあちゃんだから皆さんに迷惑かな?」と思いながら参加してしまったのです。
長い人生でカメラなんか触った事もなく、もちろん写真がどうやって出来てくるのかも知らないのです。
主人は昔からカメラ好きでしたが、私に写真の話などしてくれた事はないので、な〜んもわからんのです。
そんな主人に「写真始める」と言ったら「何だと!」と返ってきました。
怒られる理由はないのですが、まちがいなく怒った顔だった。
しばらくして、ムスっとした顔で「これ使え」と出してくれたのは、びっくりするくらい重たいカメラでした。そのカメラはニコンF100という名前でした。
主人はすごい早口で使い方を説明して、2本のレンズと一緒にポンと私に渡しました。
ん??? な〜んも意味わからんのです。
ま〜いいか、ここ押せば写るとか言ってたからなんとかなるでしょ!
これが初めてカメラを手に入れた瞬間でした。
都築響一さんの有料メルマガ『ROADSIDERS' weekly』での僕の連載「アウトサイダー・キュレーター日記」。次回は、熊本に暮らす87歳のアマチュア写真家・西本喜美子さんをご紹介します。— 櫛野展正 (@kushinon) 2016年4月12日
彼女のセルフ・ポートレートは最高。 pic.twitter.com/8KxP9R1WYr
西本喜美子の創作生活
遊美塾(写真教室・フォトショップ教室・パソコンアート教室・ホームページ教室・ハンドクラフト教室)熊本、西本喜美子の創作生活