日曜日, 8月 07, 2016

付き合う前に「体を許してはいけない」本当の理由

 

付き合う前に「体を許してはいけない」本当の理由

 


みなさん、安い女になっていませんか?

「付き合う前の性行為はアリかナシか」……


よく見かけるこのテーマは、恋愛において多くの女性が悩むことの1つなのではないでしょうか。妊娠や性感染症といった基本的なリスク以外に、「付き合う前の性行為」が女性に与える悪影響について、科学的に検証しながら、付き合う前に「体を許してはいけない」本当の理由についてご紹介いたします。





性行為が女性に与える影響

 

女性は性行為をすると、「オキシトシン」というホルモンが男性よりも多く分泌されます。
オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれる脳内物質で、性行為以外では、女性が赤ちゃんに触れる時や母乳を飲ませる時、ペットに触れた時などにも分泌されます。
このオキシトシンのパワーは強力で、分泌されると相手への愛情が強まり、離れたくないという感情を生みます。






「見かけが好みじゃないので、最初はあまり好きではなかったけど、付き合ったら大好きになった」というような話はよく耳にするとおもいます。これはもちろん相手の「中身(性格)をみるようになった」からということも言えますが、それ以外に、キスや性行為でオキシトシンが分泌されたことも要因の1つと言えるでしょう。



男性は性行為をすると冷める(醒める)

 

「男性はセックスをすると冷める」と言われますが、これは存在していた愛情が冷めるのではなく、「相手への思いが単なる性欲だったのか、本当の愛情なのかが分かる」ということなので、どちらかといえば「醒める」という方が適切でしょう。





男性の性欲中枢は女性の2倍の大きさがあり、平均52秒に1回、性的な事柄について考えるそうです。

そのため、男性の方が性欲中枢の影響を受けやすく、相手に好意を抱いた初期時点の感情が「性欲」なのか、「性欲+愛情」、あるいは「愛情+性欲」なのか、男性自身も区別がつかない場合があり、若ければ若いほどその傾向が強くなります。

「最初は男性が熱を上げていたのに、性行為をしたら冷たくなった」「女性の方は性行為をしたら本気になった」というパターンはよくありますが、これは上述のような要因によります。



「性欲+愛情」ではなかった場合

 

付き合う前に性行為をし、相手の男性に対して愛着を持つようになっても、相手の男性が持っていた好意が「性欲+愛情」で、かつ相手が良い人だった場合、問題はありません。

しかし、そうでなかった場合はどうでしょうか。

「連絡がこなくなってしまった」という場合、もちろん愛情があればあるほど辛い思いをすることになります。

また、「惚れた弱み」という言葉がありますが、愛情を強く持っている方が恋愛では弱い立場になりがちです。
相手のことを好きになったら、「相手にも自分のことを好きになってもらいたい」という気持ちや、「離れていってしまうのでは」という不安も自然と強くなります。

こうなってくると、相手に尽くす、ワガママを許容する、多少ぞんざいにあしらわれても我慢するなどしてしまいがちです。
最初はそう思ってなくても、甘やかされた相手は「これでいいんだ」と思い、「都合の良い女」や「キープ」一直線です。





報われない恋の影響

 

「愛していたのに、自分は愛されなかった」「尽くしたけど報われなかった」という経験は、心の傷や愛情への飢餓感、「私には魅力がない」などと思ってしまう自尊心の低下や自分自身の無価値感の原因となります。







このような「負の遺産」を引きずったままに次の恋愛を求めると、以下のようなことになりやすいので注意が必要です。

・愛に飢えているので、自分を必要としてくれる人、甘い言葉をささやく人に弱くなる
・「きっと彼こそ私を幸せにしてくれる」という希望的観測をもってしまう
・自尊心が低下し、「何かをしてあげないと自分は愛されない」と思い、相手に過剰に尽くしてしまう

そして、自分を不幸にする相手との恋愛を繰り返すと、「愛されるためには何かをしなくてはいけない(≒何かをしてあげれば愛される)」という考え方がどんどん定着していき、不幸な恋愛を繰り返すようになってしまいます。

本心では「愛されたい」と思っていても、「私は自分が愛する恋愛のほうがよい」と自分に言い聞かせて本心に耳をふさいでしまったり、口では「幸せになりたい」「別れたい」と言っていても、自分への自信のなさから、「何か難があり、自分が我慢している立場のほうが安心(我慢していると相手は離れていかない)」というように、不幸な恋愛がパターン化し、そこに安住してしまうのです。






付き合う前に体を許さないほうが.....無難

 

以上のように、付き合う前に体を許すことは、女性にとって大きなリスクがあります。
もちろん、相手の男性が本当にあなたを好きである場合、恋愛経験が豊富で、きちんと男性を見る目がある場合や、性行為をしても相手にのめり込まない場合は、それほど問題はないかもしれません。

また、自分自身に絶対的な自信がある女性も、多少辛い思いをしても、立ち直って良い恋人を見つけることができると思われます。






しかし、もし以下のような傾向があるようであれば、付き合う前の性行為は避けるようにしましょう。

・自分に自信がない
・恋愛経験が少ない
・男性を見る目がない
・なかなかNOが言えない
・淋しがりや
・愛されたいという気持ちが強い
・惚れっぽく、相手にのめり込みやすい
・過去に「一方的に追いかける恋」をした経験がある

 

 

 

 

付き合った直後も体を許さない方がいい?

 




台湾の精神科医、楊聡財(ヤン・ツォンツァイ)氏の研究によると、交際開始から1ヶ月以内に性行為をしたカップルは、3カ月以内に分かれる確率が 80%を超えるということです。もちろん、友人や同僚などとして長い期間を一緒に過ごしている場合はこの限りではなさそうですが、出会ってすぐに交際を開始した場合においては、別離が早いケースは多そうです。

付き合う前に限らず、「性行為以外での絆や交際パターン」が確立する前は、性行為はしない方が、恋愛で失敗するリスクを減らすことができるようです。

性行為は恋愛において重要な要素ではあるものの、長続きする幸せな恋愛の決定打にはならない、ということを肝に銘じておく必要がありそうです。