今回はランボルギーニ50年の歴史のなかから、もっともインスピレーションに富んだ稀有な自動車の数々 を、写真とともに紹介する。
TEXT BY DAMON LAVRINC
ALL PHOTOS COURTESY OF LAMBORGHINI
TRANSLATION BY WATARU NAKAMURA
WIRED NEWS (ENGLISH)
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高性能スポーツカーのメーカーとして知られるランボルギーニが最初につくった製品は、実は優れた農業用トラクターで あった。
創業者のフェルッチオ・ランボルギーニは、満ち足りることを知らない男だった。事業で成功を収めた彼は多くのフェラーリを所有するようになったが、フェラーリのやかましさや無駄な部分、荒削りな点に不満を抱いていた。そこでフェルッチオは、エンツォ・フェラーリに改善すべき点を伝えることにした。だが、エンツォはこの進言を真面目に受けとらなかった。フェラーリ氏から軽くあしらわれたフェルッチオは、自らスポーツカーの開発に乗り出すことを決意した。
ランボルギーニはイタリアの美学を代表し、完璧な自動車を目指すフェルッチオのヴィジョンを体現するものとして開発された。そして創業から50年を経た今でも、同社は理想の自動車の開発に日々邁進している。
この試みは、これまで常に成功してきたというわけではないが、ランボルギーニで開発された自動車が人々の感情を刺激しなかったことはない。ランボルギーニの自動車が好きかどうかに関係なく、人々は常に何らかの感情を抱いた。それはフェルッチオが求めたものだった。
ランボルギーニのクルマからは、フェラーリのそれとは異なるオーラが発せられている。ランボルギーニが自動車レースに参戦していないことも関係があるかもしれない。とはいえ、自動車業界でランボルギーニが特別な存在であることは間違いない。
今回はそんなランボルギーニの50年の歴史のなかから、もっともインスピレーションに富んだ稀有な自動車の数々を、写真とともに紹介する。
フェルッチオ・ランボルギーニ |
350 GVT(350 GT)- 1963年 |
ミウラ S – 1966年 |
ランボルギーニ・ウラッコ – 1973年 |
カウンタック – 1971年 |
ランボルギーニ・シルエット – 1976年 |
ランボルギーニ・ジャルパ – 1981年 |
ランボルギーニ・LM002 – 1986年 |
ランボルギーニ・ディアブロ – 1990年 |
ランボルギーニ・ムルシエラゴ – 2001年 |
ランボルギーニ・ガヤルド – 2003年 |
ランボルギーニ・アヴェンタドール – 2011年 |
ランボルギーニ・ウルス – 2015年 |
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