唇に詩を、肌に香りを
-詩人、蜂飼耳さんが選んだ 愛のうた 6薦とフレグランスの出会い-
抑えきれない想い、あふれる感情を言葉に託して詠む詩。それは心の深淵に向かう旅へと誘う水先案内人だ。そして香りもまた感情を揺さぶるスイッチとなる。目には見えず、触れることもかなわない、愛の情景を描き出す。
蜂飼 耳(はちかい みみ)
1974年神奈川県生まれ。詩集『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社)で第5回中原中也賞、『食うものは食われる夜』で芸術選奨新人賞を受賞。以降、詩を中心に小説、エッセイ、絵本などを執筆。最新刊は、詩集『顔をあらう水』(思潮社)。