水曜日, 2月 24, 2016

それぞれの「アメリカン・ビューティー」|Carey Fruth

14人の女性、それぞれの「アメリカン・ビューティー」

 

「アメリカン・ビューティー」は、あらゆる体つき、サイズ、年齢、肌の色に現れる。
これこそが、写真家キャレー・フルースさんが、シリーズ「アメリカン・ビューティー」で証明しようとしたことだ。紫のライラックを敷きつめた中に横たわる14人の様々な女性にスポットを当てている。


「このシリーズは、1999年の映画『アメリカン・ビューティー 』のなかの象徴的なバラの花びらの幻想的なシーンに刺激を受けて始めました」と、フルースさんはハフポストUS版に語った。それは、中年の男性が娘の親友に、セクシュアルな夢想を抱くシーンだ。これは、男性の典型的な幻想を映し出していて、その若い女性は無力な、単なる性の対象になっている。



これらの写真を通じて、フルースさんは、女性たちに本来の力を取り戻しパワーを与えたいという。



carey fruth


「メディアで目にする女性は、ほとんどひとつのタイプしかありません。
はっきりいうと痩せた白人の女性しかいないのです」と、フルースさんはハフポストUS版に語った。「しかし、実際には私たちの国に暮らす大半の女性は、そんな風ではありません。アメリカは、あらゆるタイプの女性で成り立っています。美しく自分を写してもらいたいと強く願う女性たちです」


「一般的に“象徴”とされる女性と異なるイメージも取り上げることで、ありのままの自分の美しさ、自信、魅力を感じる力を女性に与えたいんです」


「女性たちがスタジオに入ってくるとき、自分のことを綺麗じゃないと恐れていたかもしれないけど、私は、彼女たちが綺麗だと証明したいのです。撮影を通じて、そういった恐れは忘れることができるのです。幻想的な夢の中で、少女の世界に入り、その恐れを手放すことで、自分を解放し、自分なんて大したことないと思って無駄にしていたエネルギーを取り戻して、人生の扉を開けるのです」


さあ、14人の女性を見てみよう。これらの写真は、すべての女性が絶対的に美しいことを証明するものだ。




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