レクサスのホバーボード、ついに完成|Lexus
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レクサスのホバーボード、ついに完成
レクサスが開発をおこなった空飛ぶスケートボードがついに完成。その動画が本日公開された。
水面を駆け抜けるシーンも
あのSF映画のワンシーンがついに現実に。レクサスが今年6月に発表していらい、話題を集めた「ホバーボード」が今日、完成の日を迎えた。これは同社がグローバルブランド広告キャンペーンとして展開する「AMAZING IN MOTION」の第4弾として企画されたもので、「SLIDE」という名のもと進められたプロジェクトだ。
このプロジェクトは、磁気浮上技術を専門としドイツ・ドレスデンを拠点とするIFW Dresden社と、evico GmbH社からなる科学者チームとともに18ヵ月前からスタート。レクサス ホバーボードには、低温保持装置が2つそなわっており、そのなかで超伝導体が液体窒素によりマイナス197度に冷却され、永久磁石の上に置かれることで“浮上”する。
開発者のオリバー・デ・ハス氏によれば、レールの磁場がホバーボードの超伝導体のなかに凍結されることで、ボードとレールのあいだに一定の距離が保持され、浮くことができるという。この力は、ホバーボード上で人が立ったりジャンプできたりするほど力強いものだそうだ。
撮影の舞台に選ばれたのはスペイン・バルセロナ。ホバーボードのテスト開発がおこなわれたドレスデンの施設から、最長200メートルにも及ぶ磁気レールを運び入れ、特設のホバーパークが制作された。動画の撮影はドキュメンタリー映画やCM作品で数々の受賞歴を持つ、ヘンリー=アレックス・ルビン監督が担当している。
「20年間スケートボードをしてきたが、摩擦のない状態でホバーボードに乗るためには、特に姿勢やバランスについては一から技術を習得しなけらばならなかった。すべてがあたらしい経験だった」と語るのは、ホバーボードのテストライダーを務めた、プロスケーターのロス・マクグラン氏。
これまでのスケードボードでは実現不可能な水面上の上を駆け抜けるシーンや、レクサス「GS F」の頭上を飛び越えるシーンなど、見所満載の本作。来る10月の東京モーターショーでも是非披露してほしいニューマシーンの登場だ。