火曜日, 4月 23, 2013

BeagleBone Black

BeagleBone Black 発売、進化して約半額になったカード大ARMコンピュータ (動画)

 



TI がクレジットカード大 Linuxコンピュータ BeagleBone の最新モデル BeagleBone Black の出荷を開始しました。ARMベースの安価なシングルボードコンピュータとしては後発の Raspberry Pi が何かと話題をさらうなか、「 Black」は従来品よりクロック上昇・RAM倍増・組み込みフラッシュメモリ追加など大幅にパワーアップしつつ、価格も無印 BeagleBone の定価から約半額の45ドルと安くなりました。



BeagleBone Black の仕様は、クレジットカード大の基板に SoCプロセッサ TI AM335x (ARM Cortex-A8コア1GHz駆動、PowerVR SGX530 グラフィック)、512MB RAM、2GB eMMCフラッシュメモリ、PRU 32bit RISC CPU x2、パワーマネージメント用のCortex-M3ほか。

I/O類は、USBホスト、USBクライアント、HDMI出力、イーサネット、マイクロSDスロット、従来シリーズ向けの拡張ボード(ケープ)が使える 65ピン汎用拡張端子など。

2GB の eMMCに Linux OS と開発環境 Cloud9 IDE、各種ソフトウェアやドキュメントなどをプリインストールしてあるため、開封から「3.14分以内」で即開発できるとうたっています。USBクライ アント接続では電源供給だけでなくデバイス(ストレージ)として認識されるため、買ってきて付属のUSBケーブルでPCにつなげば、BeagleBone Black の中身が見えてあとはガイドどおりに導入できる仕組みです。

BeagleBone Black はリンク先 BeagleBoard.org や TI、各ディストリビュータから限定数が販売されるほか、5月にはさらに多数が出荷される予定。