月曜日, 6月 27, 2016

「転職したい企業」1位は?

 

 

「転職したい企業」

 

1位はグーグル

 

トップ3に見る共通点とは

 

 

 


ビジネス特化型の交流サイト(SNS)、リンクトイン(LinkedIn)はこのほど、最も多くの人たちが転職先として関心を持っている従業員500人以上の企業の上位40社を発表した。

2015年2月からの1年間に、リンクトインに登録する4億3,300万人以上が転職先の企業として最も関心を示した(求人情報を閲覧するなど転職に向けて何らかの行動を起こした)企業のトップはグーグルだった。

ランキングには、オーストラリア、ブラジル、フランス、インド、英国、米国のリンクトイン会員6,266人を対象に行ったオンライン調査(今年5月18~23日に実施)の結果も反映した。なお、リンクトインは調査対象の企業から除外したため、ランキングには入っていない。

トップ3はいずれもIT関連


1位のグーグルは、従業員の勤勉さと、楽しむ時間や機会が与えられていることで知られている。また、福利厚生や従業員向けのサービスが手厚いことでも有名だ。

同社に次いで2位となったのが、クラウドベースの顧客情報管理(CRM)最大手のセールスフォース。企業文化を醸成する上で同社が重視したのは、従業員およそ2万人の心身の健康だ。瞑想のためのスペースを設けたり、慈善活動を推進したりしている。同社はまた、給与水準が高いことでも知られる。

3位はフェイスブック。シリコンバレーのその他の主要企業と同様に、優秀な人材を集めるために福利厚生制度を充実させているほか、従業員のやる気を引き出すような環境づくりに力を入れている。

人気の理由


リンクトインの調査から、これら上位3社には共通点があることが分かった。いずれもテクノロジー企業であるというだけでなく、創業者が経営を主導しているという点だ。ランキングの上位20社に名を連ねた企業の65%は、創業者が経営陣に加わっている。さらに、これら企業の多くは方針として、顧客重視を掲げている。








このほかリンクトインは、上位に入ったアップルやアマゾン、マイクロソフト、フェイスブック、グーグル、ツイッター、ネットフリックス、ビザなどについて、一般的な知名度の高さも、転職先を探す人たちの関心を引きやすい点だと指摘している。
以下、リンクトインが作成した「転職先として人気の企業」ランキングの上位20社を紹介する。

1位 グーグル(IT)
2位 セールスフォース(IT)
3位 フェイスブック(IT)
4位 アップル(消費家電製品)
5位 アマゾン(IT)
6位 ウーバー(IT)
7位 マイクロソフト(ソフトウェア)
8位 テスラ(自動車)
9位 ツイッター(IT)
10位 エアビーアンドビー(IT)

11位 ネットフリックス(娯楽)
12位 ストライカー(医療器具)
13位 ビザ(IT)
14位 アドビ(ソフトウェア)
15位 ワークデイ(ソフトウェア)
16位 パンドラ(音楽サービス)
17位 アンダーアーマー(アパレル)
18位 タブロー(ソフトウェア)
19位 ブラックロック(資産運用)
20位 コカ・コーラ(食品・飲料)



リンクトインによれば、「20位までに入った公開企業の利益成長率は平均17%。一方で、フォーチュン500企業の上位20社は、利益が過去1年間で平均8%減少している」。

多くの人たちが働きたいと思う企業にするためには、福利厚生に加え、自主性や柔軟性を認める自由な働き方を採用することが重要だ。だが、「肝心なこと(ボトムライン)」はやはり、その企業の「ボトムライン(純利益)」だということだ。





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