「ロックな舌」ベスト10
――音楽界で愛される❝ロックな舌❞の鑑賞
ロック界に愛されている器官とは?
話し、歌い、味わい、そしてキスをする時に欠かせない、筋肉でできた口の中の器官、つまり舌(タン/タング/tongue)。
ロック界の人気者たちは長い間、舌の素晴らしさを称えてきた。
例えばトーキング・ヘッズは『スピーキング・イン・タンズ(意味不明なことを口走る)』、ヤー・ヤー・ヤーズは「Black Tongue(黒い舌)」について歌い、ボブ・ディランは、「スペイン語は愛の言葉(Spanish Is The Loving Tongue)」と宣言した。
ここに、ロックな舌 ベスト10を挙げよう。
第10位 ジミ・ヘンドリックス
ヘンドリックスはいくつも革新的なエレキギターの弾き方を考案した。その一つに、自分の舌を使う奏法がある。(その後ライター用オイルの新しい使い方も考案)
第9位 R.E.M.の「Tongue タング」
「Tongue」(アルバム『Monster 』に収録)
ピアノと裏声に重きを置いたこのバラードは女性の視点で書かれている。自分は醜く❝最後に声がかかる都合のいい女❞と感じている女の子の悲しいつぶやきだ。
英国でヒットしたこの曲を、「女の子みたいに歌おうとした」とマイケル・スタイプは語る。
舌はいつだって性と力の中心にある。R.E.M.のコンサートではこの曲が流れる間、悲しい歌詞とは対照的にミラーボールが回っていた。
余談ではあるが、1995年のコンサートでドラマーのビル・ベリーはこの曲の演奏中にくも膜下出血で倒れ、スイスの病院に運ばれた。
第8位 デニス・ロッドマン
1996年、最もロックなバスケットボール選手がローリングストーンズ誌の表紙を初めて飾った。フォトグラファーのアルバート・ワトソンが写真に収めた ロッドマンは、髪を赤く染め、悪魔の角をつけ、実際より2倍の長さはありそうな舌を突き出していた。北朝鮮を訪問した時、ワーム(ロッドマンのニックネーム)と金正恩との会話の中心がこの舌だったという可能性はゼロではないだろう。第7位 「Open Up and Say... Ahh!(初めての***AHH!)」by poison ポイズン
この世で最も長い舌はロッドマンの舌?500万枚のセールスを記録したポイズンのセカンドアルバムのカバーを飾ったのは、モデルのバンビ。ネイサンズのホットドッグのような舌は30センチもある。彼女の写真には大量の髪の毛と虎の縞模様、爪と鼻ピアスが描き加えられた。
第6位 スティーヴン・タイラー
エアロスミスのヴォーカリストの舌が有名になったのは、彼が自分の舌を世界中に見せびらかしていただけではなく、舌に関するポルノ的な表現の歌詞による。例えば「F.I.N.E.」では、”君の両頬の間に俺の舌を突っ込む、「バック・イン・ザ・サドル」の女たちはびしょ濡れだ/俺の舌はカラッカラ、「テイスト・オブ・インディア」ではインディアの甘さが俺の舌先にいつまでも残る(ご存じない方にはインディアが女の子の名前だということを申し添えよう)
第5位 デビー・ハリー
ビニール盤レコードは皆に愛されているが、この写真を見ればデビー・ハリー以上のレコード愛好家などいないことが分かるだろう。
第4位 ダニー・ブラウン
天才的カルト・ラッパーのダニー・ブラウン(『XXX』や『Old』をリリース)は酸素を吸うために舌を出しているわけではない。「Molly on My Tongue(MDMAを舌の上に)」(ドラッグ摂取の装置として)、あるいはアダルトな歌詞(女性器へのオーラル・セックスについての)の主役として舌をラップに登場させている――あい つのクリトリスに顔をうずめる間は無我夢中/一心不乱にケツを舐める/マジ真剣なベロ試合。
第3位 ザ・ローリング・ストーンズのロゴ
「舌のデザインのコンセプトにはバンドの反権威主義的姿勢やミック・ジャガーの口、それから性的な意味合いも明らかに投影されている」こう語るのはデザイナーのジョン・パッシュだ。彼はストーンズと仕事を始めた頃、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生だった。(このロゴは『スティッキー・フィンガーズ』で初めて使われたため、アルバムのジャケットデザインを手がけたアンディ・ウォーホルがロゴ制作者だと勘違いしている人が多い)パッシュ曰く、ロゴは1週間で完成した。ストーンズはその報酬として彼に250ポンド支払った。
第2位 マイリー・サイラス
マイリ―・サイラスの舌は、「レッキング・ボール」のミュージックビデオで巨大ハンマーを舐めている時も、人前でイチャついている時も、とにかく口の中に収まっていることより外に出ていることの方が多いようだ。
いたずら好きな子供とセクシーな大人の間に割って入るように、マイリ―はひっきりなしに舌を出している。
マイリー曰く、舌を出すのは写真撮影の時に歯を見せて笑うのが嫌だからのようだ。
「写真撮影で笑顔を作るのって大嫌い。だから舌を出すの。笑顔なんてぎこちないしすごくウソくさい。でも今ではみんな私の舌を見たがる。『舌を出して』って言われるわ」(ローリングストーン誌)
第1位 ジーン・シモンズ
キッスの「雷神」は口周りにはかなり恵まれていた。1970年代には、シモンズは牛の舌を移植して舌を伸ばしたという噂があった(残念ながら事実ではない)。彼は自分の舌が特別に長いことを13歳の時に初めて知り、それが女の子にモテる資源だということを知った。ローリングストーン誌がシモンズにマイリ―・サイラスの舌の腕前をたずねたところ、しぶしぶこう答えてくれた。「まあまあだけど、そうは言っても女の子だからね。つまりバスケの女子リーグみたいなもの。女子には通用しても男子にはかなわない」
牛たん炭焼利久の牛たん 真空パック (150g 4枚入り)