金曜日, 6月 17, 2016

最高の状態でものごとに取り組むためには

 

最高の状態でものごとに取り組むには「マインドフル」であれ

 





今の時代、目の前の瞬間に集中するのは難しい。

何をしていても、ソーシャルメディアのアラートや携帯メールに“呼び出され”て気が散ってしまうからだ。

そのほかにも脳内ではさまざまなことが同時進行している。前日に起こったことを思い返していたかと思えば、次の瞬間には翌日の心配をしていたりするのだ。

自分の行動を改めることができるのは、今この瞬間だけ。

昨日に戻ってミスをなかったことにはできないし、明日に飛んでミスが起こらないようにすることもできない。あなたにできるのは、今この瞬間の行動を変えることだけ。

だがそのためには、今この瞬間に気持ちを集中させなければならない。

マインドフル(心にゆとりがあり周囲に気を配ることができる)な時は、今ここで起こっていることを、きちんと認識している。それが、あなたが最高の状態で何かをすることができる時だ。

しかしながら、大部分の人は目の前のことにほとんど集中できていない。

マイクロソフトが実施した調査によれば、現代の世界における人々の平均的な集中力持続時間は8秒と、なんと金魚よりも短い。

別の研究によれば、私たちは47%の時間、集中できていない。この研究ではまた、注意散漫であることは幸福感を大きく損なうという所見も示された。

多くの人が、非生産的で疲れ切っていると感じているのも無理はない。私たちは同時に複数のことをこなすのが下手なのに、1つのことに集中できていないのだ。



マインドフルであることの重要性


さまざまな研究によって、今この瞬間に集中することがもたらすプラスの効果が示されている。マインドフルであることがもたらす恩恵を幾つか挙げてみる。


・人間関係における満足度が向上

マインドフルであることを心がけ、実践しているカップルはより健全な関係を保っている。喧嘩が減り、コミュニケーションが改善されたという報告がある。


・健康状態の改善

複数の研究で、マインドフルであることと、痛みの軽減や血圧の低下などの幅広い健康効果が関連づけられている。免疫力も高まるという。


・感情的な反応が減る

マインドフルであることで、後ろ向きな感情が弱められる可能性がある。困難に直面していても、より良いパフォーマンスができるようになる。


・集中力が高まる

注意力が向上することが分かっている。練習を積めば、気を散らせるものを無視してやるべきことを続ける能力が向上するだろう。


・精神的に強くなる

複数の研究で、ストレスが減り心の健康状態が改善されるという所見が示されている。マインドフルであるよう心がけることで、精神衛生上の問題を抱えるリスクを軽減することができる。


 

脳を鍛えよう


仕事に意識を集中させることを考えよう。子どもと遊んだり、パートナーと話をしたりする時に、その瞬間に集中できたらいかに素晴らしいかを考えよう。そうすれば意識を逸らすことなく、目の前で起こっていることを堪能できる。


企業の全従業員がマインドフルでいられる力を身につければ、満足度も生産性も急上昇するだろう。従業員にとっても企業にとっても、メリットがある。


誰でも、マインドフルな状態を維持すべく脳を鍛えることが可能だ。最初は専心的な努力が必要だが、練習を積めば楽にできるようになっていく。




方法は簡単

呼吸に意識を集中させること。

息を吸う時、吐く時に意識を配ろう。




だが当然ながら、人々の気を散らせるものがあまりに多い今の時代、そんな単純なことに意識を集中し続けるのは簡単なことではない。マインドフルでいられるためのスキルを向上させるのに役立つ本やCD、セミナーもあるので活用してみてはどうだろう。







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