ソニー、USB-DAC内蔵ポタアンPHA-3 発表。384kHz /32bit再生、バランス出力にも対応
通常のヘッドホンの接続では、左右チャンネルのグランド(GND)配線が共通となっており、そこで信号が回りこんでクロストーク発生の原因となったりします。バランス駆動は、GND配線を左右のチャンネルに分け、そこに逆相の信号を送るアンプを接続します。左右それぞれのチャンネルを、正相および逆相の2基のアンプで駆動することで、左右の音の分離やノイズを低減する効果があるとされます。
PHA-3は、出力側には通常のヘッドホン端子のほか、L/Rに別れた一対のバランス出力端子を備えています。
さらに、PCなどとの接続では非同期通信方式に対応。再生機器側のクロック信号によるジッターなどの影響を排除し、より高音質での再生が可能です。
バランス接続時の出力は 320mW + 320mW(32Ω)、ノーマル接続時 100mW + 100mW(32Ω)。周波数帯域は10Hz~100kHz。対応するヘッドホンのインピーダンスは8~600Ω。本体側面にゲイン切り替えスイッチを備えます。
内蔵バッテリーの持続時間はデジタル入力使用時で約5時間。アナログ入力使用時で約28時間。
本体大きさは幅80 x 奥行140.5 x 厚さ29mm。重さは約300g。
発売日は10月18日。オープン価格ですが、税別の市場推定価格は9万3000円前後。