中国の携帯電話メーカーOppo が、Android スマートフォンの新製品R5 を発表しました。Oppo といえば今年3月に発表したフラグシップ端末Find 7 の強烈な仕様が記憶に新しいところですが、R5 の特徴は4.85mmという薄さ。同じく中国のメーカーGionee のELIFE S5.1 (5.15mm) を抜いて世界最薄を謳います。
また主な他社製品の厚さは、Google Nexus 5 が8.59mm、Samsung Galaxy S5 が8.3mm、Sony Xperia Z3 が7.3mm、ASUS ZenFone 5 が10.3mm、曲がりやすい騒動のあったiPhone 6 Plus が7.1mm、iPhone 6 が6.9mm。いずれと比べてもR5 の薄さが目を引きます。
なおR5 の縦横の寸法は148.9 x 74.5mm、重さは155g と、前述のAndroid 端末中では最も大きく、また最も重い端末でもあります。
加えて薄さを最優先したためか、microSD スロットとイヤホン端子は非搭載。有線イヤホンは、R5 に付属のUSB-3.5mm オーディオアダプタで変換して繋ぎます。
主な仕様は、5.2インチ1920 x 1080 有機EL ディスプレイ、クアルコムSnapdragon 615 MSM8939 プロセッサ(8コア1.5GHz)、Adreno 330 GPU、2GB RAM、16GB ストレージ、802.11 a/b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0、GPS。
カメラは背面13MP (ソニーExmor IMX214 BSI センサ)、前面5MP。F値は前後ともに2.0。Pure Image 2.0イメージプロセッサを搭載し、Find 7 同様に5000万画素相当の画像を撮影できるほか、撮影後のフォーカス位置変更や4K 動画撮影などが可能です。
また別売オプションとして、R5 のカメラや音楽などの操作に加え、有線イヤホンを挿してBluetooth 化するO-Music Bluetooth clip を用意します。
対応する通信方式は:
- GSM: 850/900/1800/1900
- WCDMA: 850/900/1700/1900/2100
- FDD-LTE: バンド1/3/4/7/8/17/20/28-a/28-b
- TD-LTE: バンド40
バッテリー容量は2000mAh。付属の急速充電器VOOC mini Rapid Charger を使うと5分の充電で2時間通話でき、30分で75% まで充電できます。
OS はAndroid 4.4ベースのColorOS 2.0。本体カラーはシルバーとゴールド。寸法と重さは148.9 x 74.5 x 4.85mm、155g。
Oppo R5 は2014年12月にグローバル発売予定。価格はSIM フリーで499ドルです。