人とデヴァイスをつなぐデザイン:キッチンのスマート家電
イタリア発のシンプルでスマートなキッチンガジェットが、「Indiegogo」で資金を募集。すでに目標額を超える金額を集め、注目されている。
イタリアのデザインスタジオ、THINGKが設計・開発したそのガジェットは、「GKILO」と「CLOGK」の2つのセット。どちらも、ウッド調のデザイン雑貨といった外観だ。
シンプルなまな板のような外観をしたGKILOは、1枚でキッチンスケールと時計の機能を兼ね備える。ボードをひっくり返すだけで、簡単にスケールと時計の機能を切り替えることができる。一方、CLOGKは、円柱のペーパーウェイトのような外観。触れると起動し、時計またはクッキングタイマーとして機能する。
GKILOとCLOGKはインタラクティヴな機能を備えている。ワイヤレスでアプリに接続し、アプリを介して互いの情報を活用できる。たとえば、ある野菜の重さをGKILOで測ったとしよう。専用アプリでその野菜を選択すれば、GKILOが測定した重量のデータから推奨調理時間が計算される。そのデータがCLOGKに送られると、自動的にタイマーが設定される仕組みだ。
THINGKのプロジェクトリーダーを務めるステファノ・マランゴーニは、米『WIRED』にこう語っている。「新しいかたちの人間とデヴァイスの関係が必要とされています。それは、タッチ、声、ジェスチャーに基づいた、より人間らしい自然な関係です」
現在、5万ドル(約500万円)の目標額に対して、2万4000ドルを越える資金が集まっている(5月14日時点)
[Source: WIRED US]