観音開き構造のMac Pro風PCケース「黒鼓(Kuro-Tsudsumi)」が12月12日発売。mini-ITX対応
産業機器から不動産まで扱う株式会社アイティーシーが、円柱形の mini-ITX 対応 PC ケース「黒鼓(Kuro-Tsudsumi)」を発表しました。発売は12月12日。税抜価格は8980円。
アップルのフラッグシップ機であり、他の製品とは一線を画す黒光りの筐体をまとった現行 Mac Pro が発表されたのは2013年6月のWWDCでした。観衆の度肝を抜いたそのスタイルは瞬く間にインターネットで話題となり、そして瞬時にコラ大会へと発展したのを覚えている人も多いことでしょう。
一方、Twitterではアマゾン公式アカウントがツイートした「こちら新型Mac Proではありません...」とともに Mac Pro そっくりのゴミ箱(ideaco ゴミ箱 TUBELOR ブラック )の写真も反響を呼び、黒くて円筒形ならなんでもツイートされる有様。さらに後にこのゴミ箱を使って実際にPCを制作する強者まで現れる始末でした。
そんな Mac Pro も、そろそろアップデートの話がが聞こえてきてもいい時期と思っていたところへ現れたのが発表されたばかりの PC ケース「黒鼓(Kuro-Tsudsumi)」。 なぜこの時期にという疑問はさておき、誰がみても Mac Pro を連想する外観を纏います。
搭載可能なマザーボードのフォームファクタは mini-ITX。CPUクーラー部分は高さ60mmまでのスペースがあります。搭載可能な電源は小形のSFX 仕様のみ。
ドライブ類は2.5インチと3.5インチのシャドウベイが1つずつ。また上下には青色 LED 付き120mm ファンを備え、下から上へとエアーを導く構造を採用します。また拡張カードはロープロファイル版のみではあるものの、しっかりと使えます。
本体サイズは206×279mm(直径×高さ)、重量は2kg。
誰もが Mac Pro を思い起こす外観ではあるものの、細部を見ているとけっこう違うということに気が付きます。たとえば天面がメッシュ状になっているところや、寸法が一回りほど Mac Pro より大きいところなどなど (Mac Proの本体サイズは直径167×高さ251mm) 。
そして決定的に違うのは内部へのアクセス方法。 Mac Pro はケース外装がスリーブ状になっており、ロックを解除してから上へスルッと抜くのに対し、黒鼓 の場合は前面が観音開きになります。
どちらがいいのかは使ってみないとわかりませんが、観音開きだと Mac Pro というよりはこちら、
仏壇・仏具専門店 二宮仏壇 が販売する円筒形ニュー仏壇「ドラム 17号」にとってもよく似ています。
お気に入りのマザーボードをつっこんで毎朝拝んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、二宮仏壇では「マック」も当店だけの特別価格で販売中。14号から20号まで4機種(?)をラインナップ。