爪を噛む心理は何?大人にも子供にも多いワケとは
気が付いたら無意識に爪を噛んでいた。という方や、身近に爪を噛む癖がある人がいるという方は多いのではないでしょうか。特に子供に多い癖ですが、大人になってからも爪を噛む癖が直らない人も多いようです。
この、爪を噛む癖というのはどういった心理から来ているのでしょうか。
大人にも子供にも多いその理由を調べてみました。
爪を噛む癖を直したい、爪を噛む人の心理を理解したいという方は参考にしてみて下さい。
爪を噛む心理
爪を噛む心理は、指を口に入れる「指しゃぶり」が発展したものになります。「指しゃぶり」は、赤ちゃんがお母さんのお乳を口に含ませると安心するように、自分の指を使って精神の安定をはかります。
つまり、爪を噛むことは、精神の安定のために行っているといえます。
しかし指しゃぶりと違う点は、爪を噛むという「自傷行為」を行っている点です。
自傷行為により精神的苦痛(ストレス)を身体的苦痛に置き換え、βエンドルフィンによる鎮痛作用を利用して精神的苦痛(ストレス)を解消しようとしているのです。
つまり、心の痛み(イライラ、不安、不満、愛情不足)を和らげるために、自傷癖(爪を噛むという行為)をするということです。
子供のころからの親からの愛情不足や、自分の欲求を抑えすぎてしまった場合に多くみられ、こうした自傷行為を行い、心の痛みを和らげています。
大人にも子供にも多い理由
子供の頃からのこうした癖が直らないまま、大人になっても爪を噛む癖が直らない人もいます。
大人になってから癖が始まるということはあまりありません。
仕事などでストレスが溜まり、イライラや不安、不満などを感じると無意識に手が口元に伸びてしまっていることが多く、爪を噛んでしまいます。
子ども同様、愛情への欲求や、仕事のストレス、病気などの不安から自分を傷つけるようになります。
また、爪を噛むことで緊張を和らげる効果があるので、精神安定をはかるこの癖は大人から子供までとても多く、意識しても中々治りにくいものです。
克服方法
克服方法としては、マスクを着ける、指にテープを巻いておく、ガムを噛むなどがあります。また、根本的なストレスを解消するために、運動したりゆっくり休むなどの息抜きを行うと効果的です。
最後に
爪を噛む癖が、自傷行為にあたると考えると、ほっておくわけにはいきません。中には血が出るまで噛んでしまったり、爪をはがしてしまう人もいます。長年の癖は中々治りづらいものですが、根本的な原因と向き合って克服する必要があると思います。
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