木曜日, 5月 11, 2017

「一夜限りの関係」と「リスク」

「一夜限りの関係」に潜む長期的リスク、米市民の3割が直面

 



配偶者やパートナーとの間に、お互いを「裏切らない」関係が確立していれば、または相手が浮気をしたことがあるかどうかを知っていれば、自分にとってはそれで十分だと考える人もいるかもしれない。

だが、先ごろ米国で行われた調査の結果から見ると、私たちにとってはそう考える以上に、パートナーが「一夜限りの性的な関係」を浮気と考えるかどうかを知っておくことが重要だといえそうだ。

米ディザレット・ニュース紙が調査会社Y2アナリティクスを通じて米市民1000人を対象に実施した調査によると、回答者の73%が「一晩限りの関係でも絶対に浮気」だと考えていることが分かった。つまり、残る23%はそう考えていないということだ。

 

約3割は「悪い人」?


この調査は、米国の人口における男女比や年齢構成を反映したサンプルを対象に、不貞行為に関する意見を聞いたもの。それに加え、一夫多妻制を認めるモルモン教徒250人にも同じ質問をした(不貞行為を認めるか否かではなく、不貞と考えられる行動やそれらに対する考えについて調査)。

「配偶者やパートナーが自分以外と性的関係を持った場合、それが一夜限りのことであっても浮気と考えるか?」という質問に対し、「絶対にそう考える」と答えた人は73%、「そう考える場合もある」が8%、「そう考えない」が19%だった。モルモン教徒の回答はこれらとは異なる結果となったものの、それでも「そう考えない」人は11%にとどまった。

男女別に見ると、男性の70%、女性の75%が、「絶対に浮気だと考える」と答えた。また、年齢別に見た場合では、「サイレントジェネレーション」の79%、「ベビーブーマー」の77%、「X世代」の68%、「ミレニアル世代」の69%が、同様に考えると回答した。

一方、この点に関する考え方に、宗教は大きく関係していないことも明らかになった。カトリック教徒の69%、キリスト教福音派の77%、特定の宗教を信仰していない人の74%が、一晩限りの関係を「絶対に浮気」だと答えている。



注目すべき点といえるのは、大学院に進学したかどうかで、この点に関する考え方に大きな違いが見られたことだ。「修士以上の課程に進学」した人の90%が、一晩限りの性的関係を「絶対に浮気」と答えた一方、「学士課程を修了」した人と「大学に進学しなかった・中退した」人のうち、同様に答えた人の割合はそれぞれ、74%、70%だった。

こうした一連の結果が示すのは、どういうことだろうか。回答者の3割近くは悪い人たち、あるいはその他の7割は考えが堅すぎ、ということなのだろうか?──どう受け止めるかは、私たちの考え方しだいだ。

 

長期的に考えるべき問題


ただし、一夜限りの性的な関係は、公衆衛生上の問題だ。米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では性感染症(STD)であるクラミジアと淋菌、梅毒の患者が増加している。さらに、特定の集団においては患者の急増が報告されている。世界の中でも、米国はSTD感染者が多い国だといえる。

あなたが「一夜限りなら浮気ではない」と考えているなら、パートナーにはできるだけ早く、そのことを伝えた方がいい。その考えを受け入れるか、あなたと別れることを選ぶかは相手しだいだが、いずれにしても長期的に考えれば、あなたのその考えを共有しておくことは、お互いにとって良いことだ。正直に伝えておかないことはパートナーだけでなく、その他の多く人たちを危険にさらすことになる。 




「1対1の恋愛は自然じゃない?」

スカヨハの大胆発言、科学界の結論は?

 


昨年に夫のロマン・ドリアックと破局した女優スカーレット・ヨハンソン(32)は、恋愛対象を1人だけに絞ることはとても難しいと考えているようだ。ピープル誌によると、プレイボーイ誌最新号のインタビューで、次のように語っている。

「1人だけとの恋愛は自然じゃないと思う。こう言ったら叩かれるかもしれないけど、これは大変な労力がいること。こんなにたくさんの人、皆が苦労している事実を見れば、これが自然なことではないことが分かる。私は(1対1の恋愛に)とても敬意を払っているし、自分でも実践してきたけれど、他を追い求める本能に反することは確かだと思う」

ヨハンソンは正しいのだろうか? 相手に貞節を求めることは、ビュッフェを前にした人に1品しか食べてはだめだと命じるのと同じくらい自然に反しているのだろうか? それとも、レストランで他人の料理をつまみ食いするのと同じくらい常識外れなのだろうか? あるいは、その中間なのか──?

この疑問に対し、一部の人々は自然界の動物たちを例にとって、一夫一婦制は自然に反すると主張している。ビバリー・ゴールデンはハフィントン・ポストに寄稿した記事で、過去の研究結果として「全てのひな鳥の10~40%が、母鳥の社会的パートナー以外の雄を父親に持っている」「(哺乳類のうち)生涯にわたり単独のパートナーとの関係を築く割合はわずか3~4%で、これにはビーバーやカワウソ、オオカミ、キツネなどが含まれる」と書いている。

また、メーガン・ラスロッキーはCNNへの寄稿記事で、1対1の恋愛は「自然に反する」と断言している。彼女いわく、「恋愛結婚は比較的新しい概念」であり、人類の長寿化が進む中で1対1の関係を保つことは「最も高潔かつ倫理的で徳のある人にとってさえも」難しく、一部の人々にとっては生物学的に不可能であるかもしれないのだという。

一方で、反対意見を持つ人々は、1対1の関係には性病の拡大防止や精神の安定といった健康面でのメリットがあると指摘している。マケイラ・マケンジーは「一夫一婦制があなたを健康にする7つの理由」と題したシェイプ誌の記事で、感情・精神上の安定がいかに健康増進につながるかについて解説している。

そもそも、「他の動物もしている」という主張はどこまで筋が通ったものなのだろうか? そう言ってしまえば、人間以外の動物はトイレを使わないし、電話に出たり、高速道路で車線変更のウィンカーを出したりすることもできない。それに、自然界にも一雌一雄を好む種がいるのだ。人間がビーバーを見習ってもいいではないか。

最終的な答えは、一夫一婦制は自然でもあり不自然でもある、というものかもしれない。ある人にとっては自然で、ある人にとっては不自然なのだ。結婚に健康上のメリットがあることは確かだが、1対1の関係が保てない人に単婚を無理強いすることは、アヒルにタキシードを着せるようなものだ。同じく、単婚向きの人が複数のパートナーとの関係を維持するのは難しいだろう。

結局のところ、何が自然なのかはその人によって違う。異なる意見や立場の2人が自分の期待を押し付け合えば、問題が起きることは必至だ。大事なのは、人それぞれの立場を理解し、誰も傷つけない形で最良な関係を選ぶ自由を与えることだろう。



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