木曜日, 7月 31, 2014

『二人のホドロフスキー 愛の結晶』Alejandro Jodorowsky , Pascale Montandon - Jodorowsky|art


L'Amour plus fort que la mort 愛は死より強し @Alejandro Jodorowsky , Pascale Montandon - Jodorowsky


ART│アレハンドロ・ホドロフスキー監督とその妻による共作

ドローイング展『二人のホドロフスキー 愛の結晶』

世界的な映画監督であり、アーティストとしても幅広く活躍するアレハンドロ・ホドロフスキー(Alejandro Jodorowsky)監督。彼の妻でデザイナーのパスカル・モンタンドン=ホドロフスキー(Pascale Montandon-Jodorowsky)とともに共作したドローイング展『二人のホドロフスキー 愛の結晶』が9月21日(日)まで、渋谷のアツコバルーで開かれている。

シニカルでありながら甘酸っぱい色彩が広がる二人だけの美しい愛の世界

『エル・トポ』(1970年)や『ホーリー・マウンテン』(1973年)で世界を熱狂させ、今年23年ぶりの新作『リアリティのダンス』が日本でも公開されているアレハンドロ・ホドロフスキー(Alejandro Jodorowsky)監督。本国フランスではコミックスの原作者やマルセル・マルソーのもっとも有名なパントマイムの制作などで知られる彼でありながら、絵の才能についてはあまり知られていない。

プロの漫画家としての作品は知られてきたものの、画家としての作品発表は近年になってから。そのきっかけを与えたのがホドロフスキー監督の妻であり、グラフィックアートと空間デザイン、さらに『リアリティのダンス』では衣装デザインを手がけた妻パスカルだった。パスカルが夫の古いデッサンを見て「もっと描いたらいいのに」と声をかけたことをきっかけに、二人でドローイングをおこなうという独特のスタイルが生み出されたのだ。

日本ではじめて彼らの作品を見ることができる本展では、2012年にパリ市近代美術館で発表された作品を中心に展示。オリジナルではなく、インクジェットで印刷されたハイクオリティのジクレー版画を紹介することで、ファンにとって求めやすい価格帯を実現した。

「ドローイングによってお互いをもっと深く知り、もっと愛せるようになった」というホドロフスキー夫妻。残酷でシニカル、夢想の世界を描きながら甘酸っぱい色彩が広がる絵画は二人だけの美しい愛の世界を表している。

二人のホドロフスキー 愛の結晶 02


Les vagues 波 @Alejandro Jodorowsky , Pascale Montandon - Jodorowsky


Le tango du tigre トラのタンゴ @Alejandro Jodorowsky , Pascale Montandon - Jodorowsky

SWASH|P&G, Whirlpool


10分で衣類をリフレッシュする家電 SWASH、P&GとWhirlpoolが開発。1台499ドル




洗剤のP&Gと家電大手の Whirlpool が、衣類を10分でリフレッシュするとうたう新ジャンルの家電 SWASH を発表しました。

ハンガーひとつ分の引き出し式クロゼットのような形状をしており、衣類に微細なミストと熱を加えることでシワを伸ばし、消臭と型くずれ修復を施して、お出かけ前や帰宅後に短時間で衣類をケアします。





SWASH は洗濯機ではないため給排水設備不要で電源さえあればどこにでも置けますが、吹き付けるミストは使用のたびにカプセル状の「SWASH Pod」で補給する必要があります。動画にあるように、ちょうどカプセル式のエスプレッソマシンに似たセット方法や形状です。

カプセルの中身は水、湿潤剤、pH中和剤(消臭剤)、種類により香料など。この部分は洗剤や柔軟剤など日用品でおなじみ プロクター&ギャンブル (P&G) が担当し、仕上がりの香りなどによって複数の種類を選べます。本体を製造する米国のワールプールといえば、特に洗濯機で有名な世界的家電ブランド。


SWASHの機能・効能はしわ伸ばし、消臭、フィットの回復(繊維をリラックスさせて伸びや型くずれを直す)。特に強いシワのために、繊維にテンションを加えて伸ばすクリップを内蔵します。



機能から分かるように、要はハンガーに掛けたまま手持ちのスチームアイロンでシワを伸ばしたりスプレーで消臭する衣類ケア作業を、密閉して全体に専用のミストと熱を行き渡らせることで手間なくまんべんなく、10分(または15分)で自動化するための機械です。

用途は帰宅後や外出前にすばやく衣類をケアして見てくれと臭いをまともにして、洗濯やドライクリーニングの頻度を減らすこと。(ドライ)クリーニングよりも早く手軽で安いほか、繊維へのダメージが少なく衣類の寿命を伸ばすことも売りとしています。

洗濯機やクリーニング屋さんが不要にはならないものの、消臭やしわ伸ばし程度など、フルコースの洗濯乾燥ではオーバーキルになる日常ケアの部分を置き換えれば洗濯の回数を減らせるという発想です。また作りが複雑だったり繊細でもともとクリーニングが難しく、汚さないように注意してできるだけ洗濯回数を減らしたいような衣類、あるいは「衣装」のケアも使い処のひとつ。(カシミアやレース、ビーディングした繊維などにも使えますが、皮革やシルクは非推奨です)。


一方で染みや食べこぼしなど大きな汚れの場合は、従来通り洗濯機なりクリーニング屋さんでドライクリーニングの出番です。目立つ汗じみや皮脂や泥汚れetcをドライヤーとアイロンで誤魔化そうとする人はあまりいないと思いますが、そうしたものを洗い落とすための機械ではありません。


SWASH の価格は1台499ドル。また1回につきSWASH PODカプセルをひとつ消費するため、電気代のほかこちらのランニングコストもかかります。価格は定価で12個入り7ドル(ひとつ約60円)。メーカーによれば、ドライクリーニングのうち半分をSWASHで置き換えることで、一般的な家庭の場合で「年間最大 379ドルの節約」が可能。

メーカーの主張に従っても節約だけで「元を取る」にはよくドライクリーニングを利用する人でさえ1年以上かかることになりますが、お出かけ前や後の衣類ケアを自宅ですばやく完了させ、自動化で時間を節約する意義はあります。ここは上着にシワがよっていても多少臭っても問題ない / 問題にされない職業や立場や環境の人か、たびたびクリーニングに出すかせいぜいシーズン1回で誤魔化すか、長持ちさせることに意味があるような衣類を好むか、ファブリーズ的なものを吹くしかケアしようがない衣装を持っているか etc でも大きく変わってきそうです。

SWASHは現在予約を受け付けており、米国では高級デパートの Bloomingdale's で9月から販売予定。洗濯機のかわりではなくあくまで「衣類ケア」家電ですが、数十年変わらない箱形でゴゥンゴゥンジャバーと排水する洗濯機に対して、クロゼットに(並べて)置けるスリムな外見でカプセル式、10分で完了したらそのまま着られる点は、なかなか「ボタン1つでなんとかしてくれる未来マシン」感があります。



更新: reviewed.com による体験動画を追加。シャツやジャケットは、手で手入れする際もハンガーに掛けて袖を伸ばしてスチームしたりしますが、SWASHでは左右にある手すり状のスリーブラップに通してからクリップに挟んで伸ばします。



こちらは取扱説明書より。特にきっちり皺を伸ばしたいときは四方から厳重に拘束します。

「進撃の巨人」超硬質ブレード型iPhoneケース


レバーは可動「進撃の巨人」超硬質ブレード型iPhoneケース


諫山創原作のTVアニメ「進撃の巨人」に登場する刀をモチーフにしたiPhone5・5S用ケースが、8月に発売される。
「進撃の巨人 超硬質ブレード型カバー 調査兵団ver.」と名付けられたこのケースでは、刀のグリップ部分を立体的にデザイン。可動式のレバーを引くと、それに連動しカメラカバーが開くギミックが搭載されている。価格は3996円。全国のホビーショップや量販店、WEBショップにて目下予約を受け付けている。

iSwimband|Aquatic Safety Concepts


子供の水難事故を防ぐセンサつきバンド iSwimband 発売。BluetoothでiPhoneに警告





米国の Aquatic Safety Concepts 社が、子供やペットの水難事故を防ぐセンサー iSwimband を発売しました。







iSwimband は、ヘッドバンドやリストバンドなどに身に着ける水没センサ。Bluetooth LE で iPhone など iOSデバイスの専用アプリと連携し、一定時間水没したとき、または無線接続が途切れた際に音と画面で保護者に警告します。

メーカー Aquatic Safety Concepts (ASC) は、プールや水泳場などの商業施設向けに同様のセンサとソリューションを販売してきた企業。個人向けに iOS と連携する iSwimband は今年1月の CES 2014 で発表していました。

iOS 7用の専用アプリでは、警告までの水没時間を設定可能。専門家が設定したという年齢ごとのプリセットがあるほか、泳げない人やペットなどに持たせる場合は、水没した時点で警報を発するようにも設定できます。ひとつの iOS デバイスで8つまでのセンサを同時に監視可能。

センサーの有効範囲は約30m / 100フィート。2.4GHz帯の Bluetooth Low Energy で接続します。iOS機器とセンサーのあいだに壁など障害があった場合は範囲が狭くなりますが、メーカーが警告するように、そもそも「見通しがなく人間が目視で監視できない場所で泳がせてはいけません」。

あらゆるセーフティ系の技術で問題となるのは、利用者が機械に任せて油断してしまい却って危険にさらしてしまうことですが、iSwimband についてもメーカーは「iSwimband は人間の監視の代わりではありません。目の届かないところでは絶対に泳がせないように」と警告し、保護者が注意を払うことを前提に万が一の事態を防ぐシートベルトに例えています。

また水没が続いたときに初めてシグナルを発するのではなく、常に一定間隔で接続を保つ仕組み。当然といえば当然ながら、着用者が無線の圏内から離れたりセンサのバッテリーが切れても警告するよう安全側に倒してあります。

センサのバッテリーは交換不可の使い切り。駆動時間は「アクティブな監視で数百時間、少なくとも1年以上」とされています。

iSwimband の価格は99ドル+送料。セットにはセンサひとつ、ヘッドバンドとリストバンドひとつを同梱します。水際での使用には iOS デバイスが防水でないことが問題になりそうな気もしますが、保護者は水に入らず監視する理由にはなるかもしれません。Android と Windows Phone 対応アプリは近日中に公開予定。

Modbook Pro X|Kickstarter


15インチMacBook ProをWacomペン対応タブレット化する Modbook Pro X発表。背面キーやキーボードドックも用意




15インチ MacBook Pro を改造してペン対応のタブレット化する Modbook Pro X が、Kickstarterを通じて購入希望者の募集を開始しました。

Modbook Pro X は、15.4インチの MacBook Pro Retinaディスプレイモデルを分解してディスプレイ一体のタブレット型筐体に収め、2048段階感圧や傾き検知を備えたワコム製デジタイザ搭載のペン対応タブレットに換装した製品。

さらにオプションとしてキーボードドックや、ショートカットをタブレットだけで入力できる背面キーボードも用意します。


MacBook Pro をバラしてタブレット化して販売と聞くといかにもアップルに怒られそうですが、メーカーの Modbook は以前からMacBook / Pro のタブレット化サービスを手がけており、アップルの Premier Developer としてOS X をシームレスにタブレット化するソフトウェアも開発しています。



Modbook の創業CEO Andreas Haas 氏は、iPadも存在していない2000年代からMacBookのタブレット化をビジネスにしていた人物。しかもかつてはアップルに在籍し、1990年代にはアップルのペン入力製品であるNewton開発グループにかかわるなど、ある意味アップル製品とペン入力にこれほどふさわしい人物もいません。

Haas氏によれば、かつてMacハードウェアのタブレット化を提供するソリューションプロバイダーとして公式にライセンス契約を結ぶ提案がアップル側からあったものの、流通関連の条件で折り合いが付かず現在の非公認換装サービス / 換装キット提供ビジネスの形態をとっているとのこと。

自己責任の改造扱いなのでアップルからの保証は当然ながら切れますが、Modbook社が標準で1年・延長プランで3年の保証を提供します。




Modbook Pro X の主なターゲットは、OS X を愛用するプロのクリエータ層。パワフルで大画面高精細なMacBook Pro と、絵描きや製図の要求に耐えるデジタイザペン式の液晶ペンタブレットが一体化するならばある程度のプレミアムは出すというそこそこお金のあるユーザーです。



Modbook Pro X がユニークなのは、オプションで背面ショートカットキーボードも選べること。片手につき11個、左右で22個のキーが背面に配置されており、グラフィックソフトでよく使うショートカットをカスタマイズして配置できます。

キーは自然に位置と触感で区別して入力できるよう配列されているほか、表のディスプレイ側に本体を透視したようにバーチャルキーが表示されており、入力ガイドの役割を果たします。




Kickstarter での Modbook Pro X の価格は、自前の MacBook Pro (late 2013以降) を送って改造して貰うコースが1999ドルから。キーボードドック兼スタンドと背面キーをつけると2689ドル。改造サービスではなく完成品の Modbook Pro X が欲しい場合は3999ドル~最上位フル装備で6299ドルなど。

また今回は Kickstarter を通じたファンディングキャンペーンなので、予約あるいは出資の合計が15万ドルに達さないかぎりプロジェクト自体がキャンセルされます (支払いは発生しません)。

目標金額を調達でき、さらにプロジェクトが頓挫せず順調に進んだ場合、Modbook Pro X の出荷は2014年12月以降。米国外にはそれなりの送料がかかります。





Modbook Pro X



TH500RP|フォステクス


フォステクスから平面駆動型ヘッドホンTH500RP、7万8000円で8月下旬発売。



 
フォスター電機の社内カンパニー フォステクス が、平面駆動型ヘッドホン TH500RP を8月下旬に発売します。特徴はその名のとおり、平面の振動板を駆動して音を出すところ。デザインは1974年に発売したフォステクスブランド初の製品 TH50 のイメージを引き継いだものとなっています。
一般的なダイナミック型のヘッドホンはドーム状の振動板を中心から駆動させるため、全体が均一に振動せず、一定の周波数において歪みが発生しやすいとされます。これに対し、平面駆動型ヘッドホンにはいくつかの方式があるものの、いずれも平らな振動板を全面で駆動するため、音の歪みが少なく聴き疲れしにくいと言われます。
T500RP は大柄なハウジングを持ちますが、アルミニウムやマグネシウム素材を使うことで質感を維持しつつ、約375gと軽く仕上げられています。振動板は高耐熱ポリイミドをベースに銅箔エッチングを施したものを採用。バッフル板には共振の低減と中低音の再現性が良いという高比重樹脂を使っています。

再生周波数帯域は20Hz~30kHz、感度は93dB/mW、インピーダンスは48Ω。最大入力は3000mW。長さ3mのケーブルは日立金属製の純銅素材「HiFC」を採用。標準タイプのプラグを備えます。また、イヤーパッドには長時間使用しても快適さを損なわないソフトレザー長の素材を使用しています。

発売時期は8月上旬としていたのが変更され、8月下旬になりました。税抜価格は7万4000円。



平面駆動型ヘッドホンには歪みの少なさやレスポンスの良さなど多数の利点がありますが、ダイナミック型に比べ能率が低いという問題があります。ウォークマンや iPod といった携帯型プレーヤーではパワーが足りず駆動しきれないことから、ヘッドホン全体のなかでは長らくマイナーな存在となっていました。

しかし、最近はヘッドホンアンプが多数発売され、大手メーカーが相次いでポータブルヘッドホンアンプを開発するなど、インピーダンスの高いヘッドホンを利用できる場が拡大したこともあり、平面駆動型ヘッドホンが再び脚光を浴びつつあるようです。

なお、TH500RP のパンチメタル部分に大きく「Fostex」ロゴがプリントされるという噂が一部で聞かれましたが、写真を見る限りでは現実とはならなかった模様。胸を撫で下ろした人も多いのではないでしょうか。

MacBook Pro の新モデルを発売。|Apple


アップル、MacBook Pro の新モデルを発売。高速化やRAM倍増で価格据え置き、最上位は値下げ




米インテル社がモバイル版Haswell Refreshの新ラインアップを発表したことを受けて、MacBook Pro Retinaの新モデルがリリースされました。前モデルであるLate 2013は2013年10月23日の発売だったので、約9ヵ月ぶりのリプレースということになります。

Haswell Refresh搭載のMacBook Pro Retinaシリーズ。外観は前モデルと同じですが、CPUのクロック周波数が200MHzアップするなどの改良点が見られます
新モデルとはいえ、CPUのクロック周波数がそれぞれ200MHzアップしたこと以外は大きな変化はありません。インテルの次期アーキテクチャーである「Broadwell」については、MacBook Pro Retinaに採用されると考えられるものは2015年の6月以降のリリースとなる見込みなので、向こう1年弱は今回の新製品が最新機種になるでしょう。
MacBook Pro Retina(Mid 2014)
MacBook Pro Retinaは、超高精細の液晶ディスプレーを搭載するにもかかわらず、写真のようなスリムなボディーになっているのが魅力ですね

●MacBook Pro Retina(15インチ)の新旧モデルのスペック
15インチMid 2014Late 2013
価格19万4800円24万8800円19万4800円25万1800円
ディスプレー15.4インチ/2880×1800ドット
CPU
(周波数)
Core i7
(2.2GHz)
Core i7
(2.5GHz)
Core i7
(2GHz)
Core i7
(2.3GHz)
RAM16GB16GB8GB16GB
GPUIntel Iris Pro GraphicsIntel Iris Pro Graphics/
NVIDIA GeForce GT 750M
Intel Iris Pro GraphicsIntel Iris Pro Graphics/
NVIDIA GeForce GT 750M
VRAM最大1GB最大1GB/
2GB(GDDR5)
最大1GB最大1GB/
2GB(GDDR5)
内蔵SSD256GB512GB256GB512GB
カメラ720p FaceTime HDカメラ
サイズ/重量幅35.89×奥行き24.71×高さ1.8cm/2.02kg
インターフェースMagSafe 2電源ポート/Thunderbolt2ポートx 2/USB 3.0ポートx2/HDMIポートx1/ヘッドフォンポート/SDXCカードスロット
無線通信IEEE802.11ac対応
バッテリー95Whリチウムポリマーバッテリー


●MacBook Pro Retina(13インチ)の新旧モデルのスペック
13インチMid 2014Late 2013
価格12万8800円14万7800円17万5800円12万8800円14万7800円17万5800円
ディスプレー13.3インチ/2560×1600ドット
CPU
(周波数)
Core i5
(2.6GHz)
Core i5
(2.8GHz)
Core i5
(2.4GHz)
Core i5
(2.6GHz)
RAM8GB4GB8GB
GPUIntel IrisGraphics
VRAM最大1GB
内蔵SSD128GB256GB512GB128GB256GB512GB
カメラ720p FaceTime HDカメラ
サイズ/重量幅31.4×奥行き21.9×高さ1.8cm/1.57kg
インターフェースMagSafe 2電源ポート/Thunderbolt2ポートx 2/USB 3.0ポートx2/HDMIポートx1/ヘッドフォンポート/SDXCカードスロット
無線通信IEEE802.11ac対応
バッテリー71.8Whリチウムポリマーバッテリー


OS X Yosemite の正式リリースを控えて、アップルが MacBook Pro Retina ディスプレイモデルをリフレッシュ。13インチ・15インチともに全モデルでプロセッサ速度が向上したほか、エントリーではRAMが倍増しました。価格は最上位の15インチでは値下げ、そのほかでは据え置きです。 

今回のリフレッシュをまとめると、

・全モデルでCPUクロック向上
・13インチ、15インチの各下位モデルでRAM倍増(4GBから8GB、8GBから16GB)
・最上位の15インチ2.5GHzのみ旧25万1800円から新24万8800円に値下げ
・残りのモデルは価格据え置き

新機能が加わるフルモデルチェンジではなく、同じ設計のままプロセッサやRAMを強化する中間リフレッシュにあたる更新です。


各モデルごとにみてゆくと、従来の MacBook Pro Retina ディスプレイモデルは、
13インチが下から、

旧 2.4GHz / 4GB RAM / 128GB ストレージ
旧 2.4GHz / 8GB RAM / 256GB
旧 2.6GHz / 8GB RAM / 512GB

でした。いずれも 2コアの Core i5プロセッサ、グラフィックは統合の Intel Iris です。Iris は内蔵のインテル HD Graphics のうち上位版のブランド名。今回のリフレッシュ後は

 2.6GHz / 8GB / 128GB / 12万8800円
 2.6GHz / 8GB / 256GB / 14万7800円
 2.8GHz / 8GB / 512GB / 17万5800円

になります。価格はいずれも据え置き(税別)。

また15インチでは、旧モデルは

旧 2.0GHz / 8GB RAM / 256GB / 19万4800円
旧 2.3GHz / 16GB RAM / 512GB / 25万1800円

から、新モデルでは

新 2.2GHz / 16GB RAM / 256GB / 19万4800円
新 2.5GHz / 16GB RAM / 512GB / 24万8800円

になりました。クロック数は13インチより下に見えますが、15インチは 4コアの Core i7。グラフィックも内蔵が Iris Pro、上位版はディスクリートの GeForce GT750M。今回のアップデートでは、GeForce の型番は変わっていません。

なお、いまだに売っている Retina解像度ディスプレイではないエントリーの13インチ MacBook Pro は、

2コア Core i5プロセッサ 2.5GHz / 4GB / 500GB HDD / 11万2800円

のままリフレッシュされていません。