土曜日, 5月 05, 2018

初めてAIが描いた「女性のヌード」

 


数千のヌード絵をデータとして取り込んだAIが描いた作品。Twitterでちょっとした話題になっている。

「次世代のアートが生まれたかもしれない」って。

シュルレアリスム……?

 

 

これらの作品はAI研究者の Robbie Barrat(@DrBeef_) 氏がTwitterで公開したもの。AIに数千枚のヌード絵画を学習させてAIが生み出したのがこちらの作品です。


 


どうやらAIは黄色と紫色を使って頭や顔を描く模様。なぜ?

 




溶けてしまってる……

 


 


やあみんな、僕はオラフ

 



 

ゲーム用の半導体メーカーから、今ではAIのイメージを築きあげた「NVIDIA」。この企業でインターンとしてディープラーニングを研究するRobbie Barratさんによって、AIは上記の絵画を描けるようになった。

彼は、「GAN(Generative Adversarial Network)」というディープラーニング業界で注目されているニューラルネットワークを使い、多くの情報を詰め込んだ。これは、2つのネットワークが競うようなカタチになっているので、人間の手を借りることなく自律的に学習していけるというものだ。

つまり、理論上では艶やかな女性をイメージ化できるはずだった。それにもかかわらず、AIが途中で学習をストップし、体が溶けているような様子を描いた。

Robbieさんは「マシンから見たら、人間はこんなものなのかな」とコメントしている。

出来栄えの議論は抜きにして、AIによって描かれる絵画は増えていくだろう。新たなカテゴリーとして確立されるかもしれないし、これを応用して制作されるアートも生まれるかもしれない。

Licensed material used with permission by Robbie Barrat