夏になるとボーナス商戦期を狙った新製品ラッシュに「新しいガジェットが欲しい!」と気持ちがざわつく人たちも多いのではないでしょう
か。ボーナスが出る出ないに関わらず新しいガジェットがあると買いたくなるのが人の世の常。そこで編集部ではEngadget読者の"先駆者"たる人たち
に2013年の夏に購入するならコレというものを上げてもらいました。初回は、Engadgetにとってはある意味ロールモデルでもあるスタパ斎藤氏の登場です。
スタパ斎藤 1964年8月28日デビュー。中学生時代 にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液 漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライ ター稼業に勤しむ。 |
Q1:いきなりですが最近購入したモノはなんでしょうか?
Surface Proです。
Q2:購入した理由を教えて下さい。
Microsoftのハードウェアだから。OSメーカーがハードウェアを作る(もしくはハードウェアメーカーがOSを作る)のが最も合理的だと思います。 ハードのためのOS、OSのためのハードという現実的な摺り合わせが実現できるからです。同じくハードもOSも作るメーカーであるAppleや Googleと、Microsoftの対峙〜対決に期待しております。
Q3:2013年上半期に注目のガジェットやテクノロジーはありますか?
(1)Surface Pro
理由はQ2のとおりです。また、細かな理由は、使用感も非常に良く、余計なソフトがほぼ入っておらず、恐らくサポートが手厚かったりトラブルも少なかった りすると思いますので、価格次第では爆発的に売れるのではないか? と思ったりします。
(2)Oculus Rift
没入感がスゴいとウワサのヘッドマウントディスプレイです。ゲーム向けの利用が進みつつあるようです。頭部の動きなどでもゲーム上の操作できたりするの で、新次元の映像と操作感をゲームに付加できるであろうと(多くの人が)期待しています。
(3)ARROWS NX F-06E
(4)Profoto D1 250 Air
(5)シンセサイザー(Mutable Instruments、KORGなど)
ここ数年、シンセサイザーの新製品がどんどん出てきています(写真はKORGのMS−20 mini)。とくにアナログシンセが多々出てきていておもしろいです。国内メーカーならKORG、海外有名メーカーからも多々出てきて います。これに加え、Mutable Instruments など、サーキットベンディングをする人たちが独自のアナログシンセやアナログっぽいデジタルシンセを次々に出してきているのも興味深いです。個人でシンセ 作っている人も増えているようです。
(6)電子書籍
いろいろな電子書籍(写真はKindle DX)を買っていますが、実際にそうしてみると「紙よりずっといいなあ」と思えてしまいました。フツーに市場が広がっているようで、凄い勢いで「紙の本が 電子書籍にリプレイス」されていくのだと思います。CDによるレコードの駆逐とか、DVDによるテープメディアの駆逐とか、そういうのとは比べものになら ない速さでリプレイスが起きるようにも思います。実際、かなり昔から本はまずPC上で完成していますし、その電子の本は直接電子書籍として出力できますか ら、「徐々にしがらみがなくなっていけば」版元もそうすると思います。
Q4:これだけは買っておけ! というものは?
Surface Proだと思います。抜群にイイです。買え、とまでは言いませんが、触れずに済ますのは残念です。巨大なOSメーカーがそのOSを乗せるハードを作ってき たという「事件」は、やはり重大に受け止めないと残念だと思います。
Q5:お金に糸目をつけないとしたら、この上半期で一番ほしいものはなんですか?
MicrosoftとAppleとGoogleです。使いにくい部分や気に入らない部分を、支配的な立場から「ここはこう直しなはれ」と指示したいです。 反論するヤツは全員スコップを持たせて強制労(以下略)。