Bluetooth 接続の ThinkPad ワイヤレスキーボード発売、トラックポイント付き
レノボ・ジャパンが、「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」を発売しました。過去には IBM ブランドから非 Bluetooth なワイヤレスキーボードが発売されていましたが、トラックポイント付きの ThinkPad キーボードとしてはは初めてのワイヤレス製品です。日本語キー配列モデルに加えて、英語キー配列モデルも用意しています。
デザインは ThinkPad のフラッグシップモデル T シリーズに搭載のキーボードに似ており、配列も従来の7段ではなく、昨年から採用された6段配列のアイソレーションタイプです。
ポインティングデバイスとして伝統のトラックポイントと3つのマウス/スクロールボタンを装備します。しかしThinkPad USB トラベルキーボードのようなウルトラナビ仕様ではないため、トラックパッドはありません。カバンに入れて持ち運ぶことを考えると、こちらのほうがデザイン 的にもコンパクトに収まっています。
Windows 8 に対応した機能がファンクションキーに割り当てられるほか、従来どおり Thinkpad のファンクション機能も使用可能です。
キーピッチは19mm、ストロークは2mm ± 0.2mm。ストロークは長時間タイピングを続けるような用途には不向きかもしれませんが、底付き感を和らげるソフトランディング設計に加え、キーを押し た時の反発感などは人間工学に基づいて心地よさを追求したものとされています。
Bluetooth 3.0 によるペアリングは従来の方法のほか、キーボード底面に内蔵されるNFCタグを使って NFC ペアリングも可能です。Bluetooth の最大通信可能距離は10m。内蔵バッテリーは満充電で約30日間の使用が可能。
バッテリー充電用に Micro USB ケーブルが付属し、充電用USBポートの横には充電中は点滅、完了すると連続点灯するインジケータが配置されています。動作確認済みOSはWindows XP以降。ただし XP は32bit のみの対応です。
なお、規格上は Android / iOS端末など Bluetooth キーボードが使える機器であれば使用可能なはずですが、動作保証対象となるのはレノボ製のノートPCのみ。それ以外の機器で使用する場合は、ペアリングが できた場合でもトラックポイントやファンクションキーなどが使えるとは期待しないほうがいいでしょう。
寸法は、幅305.5 x 奥行164 x 高さ13.5mm。重さは460g。すでに販売中で、レノボ直販サイトでの価格は税込1万3041円です。
なお、同じ意匠のUSB接続モデルも発売されており、こちらはほぼ半額の税込7728円です。
下はUSB接続モデルの英語キーボードモデル。
Lenovo
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