男には「叱られたい願望」がある!? 男性をキュンとさせる上手な叱り方とは
「どんな女性がタイプ?」という話になったとき、世の中には「叱ってくれる女性が好き」という意見を挙げる男性もいますよね。こう聞くと、「性格がきつくて攻撃的な女性は嫌いなんじゃないの!?」なんて思う女性もいることでしょう。どうやら男性の「叱られたい願望」には色々とこだわりもある様子。女性はどう男性を“叱る”のがベストなのか? 探ってみました。普通の顔して、心をツネってほしい! ちょっぴり小馬鹿にされたい!
まずは自分たちを「叱られ隊」と茶化すほど、女性に”叱られ好き”な秋元康さんとタモリさんの意見から。二人は、この「叱られたい男の願望」について、番組『ヨルタモリ』にて以下のようなこだわりを語っています。
(1)ガミガミいうのは×。ゆっくり話しながら、諭してほしい。
(2) 「あなたのために言っているのよ」といった意図的なお叱りは×。女性は叱っている自覚がなく、言った後で、「なんだか私、こんなこと言っちゃったわ」なんて思うくらいがいい。つまり、女性に特に叱る意図はなく、男性側が会話の中で勝手に「俺、叱られちゃった……」と思ってしまう、その瞬間にぐっとくる。
(3)母性への憧れではない。心中に「俺、なんでこの人に怒られなきゃいけないの?」という葛藤がちょっとあるからこそ、気持ちいい。
(4)「そんなこと言っても、どうせできないくせに、フフ」くらいの、ちょっと小馬鹿にされた感じが◎。
秋元さんは作詞家らしく、「(女性に)普通の顔して、心をツネってほしいんです」と表現。タモリさんもそれに激しく同意しつつ、「ちょっと自分の人生を否定してほしい気持ちがある。社会的にそこそこ成功した男性や、自分の人生に自信・自負がある男性は、『でも、そんなの大したことじゃないわよ』という感じで、女性に横からきゅっとツネってほしいのだ」と語っていました。
自分に自信のある、デキる男に多い心理……なのかも!?
つ まり、「叱られたい」と言っても「あなたのためを思って」という愛情ある母親的なお叱りでもなければ、完全に上から目線で男性を罵倒するような、キツイお叱りでもない。余裕たっぷりに接しながら、男性を過度に持ち上げないけれども、決して見下げている態度ではない、「まったく馬鹿ねぇ」「あなただって大したことないのよ」という感じで叱ってもらうのを好むようです。
「叱られたい」という男性は、精神的にSかMかで言えば、“M”なイメージですよね(笑)。…以前の記事で もご紹介しましたが、男女の関係では程度の差はあれ、「支配」と「服従」、「攻撃」と「甘受」という関係性ができることが多くあります。「女性に服従したいタイプ」と考えると、ちょっと気弱な男性像が思い浮かびますが、タモリさんの指摘にもあるように、意外と逆のタイプのほうが、”叱られ好き”が多いのかもしれません。つまり、自信家の男性ほど叱ってほしい願望があるのでは……ということですね。
もしかしたら、自信家でデキる男性は、周囲に自分を持ち上げてくれる人がたくさんいるため、褒めてくれるばかりの女性にはあまり希少性を感じないのかも。それよりも、慢心しがちな自分を諭してくれ、「あなたの価値観だけが世のすべてじゃないわよ」とまだまだ未知の可能性を感じさせてくれるような、ちょっぴり強気で余裕のある女性に惹かれるのでは……!? なんて思った次第です。
相手のタイプをよく見極めるべし! うまく叱るコツは?
番組では、共演者の宮沢りえさんが「うーん、さじ加減が難しいな」と苦笑していましたが、この絶妙な叱り方をマスターするのは、確かにかなり難しそう(笑)。そこで、男性を叱る(&手のひらで転がす)のが得意な友人女性にアドバイスをお願いしたところ、以下3点を教えてくれました。
・大勢の前では叱らない。二人きりや少人数の場で、ちょっとイタズラっぽく叱るべし!
・普段は「まったく〜」「駄目ねえ」なんて言いつつも、喜ばせてくれたときには「さすが!」「よくやった!」とよく褒めもする。
・相手のタイプをよく見て使うこと。デキる男性の中でも、「俺様タイプ」には通用しないことが多いので要注意!
なかなか頷ける意見ばかり。最後のアドバイスは特に大事ですね。世の中には、「女性に叱られるのは大嫌い、とにかく褒めてほしい」という男性もいれば、一種のフェティシズムで「もっと強く罵倒してほしい!」なんて男性もいることでしょう。相手の見極めは慎重にしつつ、もしも自分の気になる男性が「女性に叱ってほしい」なんて言っていたら、ぜひこんなことも思い出して活用してみてくださいね。