火曜日, 5月 24, 2016

カワニシタカヒ <CONFRONT> |INTERVIEW

孤高の画家

カワニシタカヒ

 

 




"絵は色のつくものと面さえあれば成り立つ"   画家・カワニシタカヒ






 "画家"という言葉を背負い表現をしている者が、今この国にどれだけ居るのだろうか?その作風で観る者の心を揺さぶり続ける孤高の画家・カワニシタカヒが2年振りの個展に臨む。




―前回の個展から約2年振りの個展になりますが、このタイミングでの開催の意図は?


10数年、空をどれだけみられるか、孤と向き合うことをしてきました。絵画というものは人に触れて多角的に存在できるとの思いも含め、そろそろ発表していく時期と感じ、前回の個展がその走りで、今回はこの先長い過程の一つです。

―作品は常に作り続けているのですか?


毎日描きあげているという点ではNoです。なにに触れて、どう感じて、何を思うかということも含め創作の一環だとおもうので、そういう意味では作り続けていると思う。









 【Flank Collision】(今回個展<CONFRONT>より)

 

 

 

―09年の作品【PLATE89】はとても不思議なタッチの作品です。どのように描いているのですか?


どう説明しても伝わったことがないので、実物に触れて感じてください。
今回の【BENJAMINII】など蝶の連作作品15点にも同じ技法が使われています。
そのうえで気になる人は直接質問してください。








【PLATE89】(2009)







【BENJAMINII】(今回個展<CONFRONT>より)





 

 

―今回、作品を創作するにあたって、今までとは違う技法への挑戦はありましたか?あれば教えてください。


展示にあたって技法への挑戦はしたことがないし、今後もしない。
ただ常に描きたいものに対して正直な技法でありたいと思っているので、結果一点新たな表現をしています。言葉で説明するのは難しいので会場にて感じ取ってもらえれば。



―カワニシさんが、グループ展に初めて参加(1998)してから、国内外とも社会の様相、政治情勢はめまぐるしく変わりました。日本の現代アートもこうした状況と無縁でいられないと思うのですが、カワニシさんはどうお考えですか?


アーティストという立場の人間が自ら政治的という言葉を使い、その類の作品を押し付けるのは違和感しかない。作品に触れた人が何をどう感じたか、それがすべて。

―【JAPANESE】(07年)という作品ではアメリカの国旗がモチーフになっていますね。そして今回の個展にはその続編も出展されていると聞いています。国旗にはどうしても政治的な意図も含まれるとは思うのですが(笑)。


政治的な意図・・・(笑)。07年の作品は単に国旗というビジュアルが素敵だったのでそれを自分なりに解釈した表側のもので今回の国旗は展示空間になぜあるのかと考える裏側の作品。観に来ていただけたらわかると思います・・・多分(笑)











【JAPANESE】(2007)





 

 

 

―【SECOND PIG】(2014)も続編が出展されるそうですが、続編を描くのは・・・気まぐれ(笑)?


ベタだけど今好きな曲と、10年後に同じ曲、感じ方は違うはず。モチーフは同じでも全く違う作品。気まぐれもある・・・(笑)











【SECOND PIG】(2014)






―作品は誰のため、何のために描いているのですか?


いろんなタイミングで考えることがあるけど、いまだ答えは出ない。
今後も明確な答えが出るとも想像できない。

―何故描き続けるのですか?


描き続けているという自覚はない。


―描く時に一番大切にしていることは何ですか?


できるだけ美しい嘘をつくこと。











【MEMORIES B】(今回個展<CONFRONT>より)






―ところで、好きな音楽は?


パンク、ハードコアベースだったけど。齢のせいか最近はまったりと・・・。ちなみに今聴いていたのはErik Alfred Leslie Satie。

―今回の個展に際して、読者にメッセージをお願いします。


「何を見ているかではなく、みているものは何か」

















カワニシタカヒ
 
"絵は色のつくものと面さえあれば成り立つ"
国内外の展示を中心にジャンルを問わず幅広く活動。 削ぎ落とされた本質を感じさせる作品づくりに重きを置く。 使用する画材は多岐にわたり、独自の表現で描ききる。










カワニシタカヒ 個展
「CONFRONT」

 
日付:2016年5月14日(土)~5月29日(日)※毎週月曜休廊
時間:11:00~19:00 (最終日17時まで)
会場:EARTH+GALLERY
   〒135-0042 東京都江東区木場3-18-17 1F
主催:EARTH+GALLERY(株式会社ZEエナジーアート部門)
URL:http://earth-plus.net/?p=7085