金曜日, 12月 05, 2014

Windows PCとMacの重要な10の違い

Windows PCとMacの重要な10の違いを改めて整理





Windows PCとMacの違いは何でしょうか。
何を今さら、と思うかもしれませんが、両者でこれまで明確に異なっていたことが変化している場合もあり、ここで整理しておこうと思います。

デザイン

Appleは、自社製品がどのように見えるかについて長い期間をかける傾向があります。
そのこだわりは「神は細部に宿る」がごとく隅々にまで及びます。普段はまず見ることのできないその内部にまでその美学は貫かれています。
Windows PCのデザインはそれを開発するメーカーに寄ります。それらは多くの場合Macほど魅力的ではありません(もちろんそうではない製品もあります。念のため)。

価格

平均的には、MacはWindows PCよりも高価な傾向があります。
もちろんWindows PCにもMac以上に高価な製品もあります。
しかし、3万円台のWindows PCが容易に見つかるのに対し、Macにはそのような安価な製品はありません。
現在、Windowsの安価なタブレットは2万円台から、あるいはそれ以下で購入できます。そのような価格の多様性はMacには存在しません。

カスタマーサポート

Appleは各地にApple Storeを用意しています。Apple Storeではトレーニングや修理サービスを含む各種の手厚いサポートを受けることができます。簡単な問題なら、店舗に行くか、電話をしてすぐに解決できるでしょう。
日本では直営店の数はまだ少ないですが、Apple Premium ResellerやApple Shopを設置する設置する家電量販店内も増えてきました。
Microsoftの場合、日本国内にApple Storeのような直営店はありません。日本では現在のところオンラインのMicrosoft Storeがあるのみです。
多くの場合、ハードウェアメーカーのサポートを利用することになるでしょう。

セキュリティ

Macはウィルスに対して安全であるという神話は崩れつつあります。
Windowsに比べればまだましかもしれませんが、Macにもセキュリティ対策は必要不可欠となりました。

OS

Windows 8以降、Windowsのユーザーインターフェースは大きく変更されました。
換言すれば(それがうまくいっているかどうか別として)タブレットにも最適化されました。
OS Xの場合、Windowsのようにまだ使い方や見た目で大きな変化は訪れていないように見えます。
OS Xは長い期間をかけて洗練さを増してきました。Windowsよりもごちゃごちゃ感はより少なく、ユーザーを慌てさせないような落ち着きさとシンプルさがあります。

ハードウェア

改めていうまでもなくWindowsはMicrosoftが作っています。最近になってMicrosoftはSurfaceによってハードウェア市場にも進出しました。
その他にも、数多くの伝統的な、あるいは比較的最近の、ハードウェアメーカーが存在します。
このことで、競争原理が生まれWindows PCは低価格になり、多様性を獲得しました。
対するAppleはソフトとハードを作ります。OSとハードウェアはAppleしか作ることが許されていません(若干のMac互換機が開発されていた時期が過去にあったにせよ)。
このことがApple製品の洗練さと同時に選択肢の少なさに影響を与えています。

ソフトウェア・アプリ

以前と比べれば、ソフトウェアにおいてWindowsだけでしかできないことは減りました。
ブラウザベースなど、プラットフォームに依存しない方法を採用している場合も多くみられます。
後述の仮想化ソフトやBoot Campを利用すれば、(使い勝手や処理速度の問題は置いておくとしても)両者にあるソフトウェアの主要な差異を限りなく小さくすることもできます。

タッチスクリーンとタブレット

現在のところ、タッチ操作可能なのはWindowsとWindows PCだけです。
今後、AppleがOS Xと新しいMacでサポートする可能性はありますが、それはまだわかりません。
また、Windowsにはタブレットという選択肢があります。
対するMacには伝統的なノートブックとデスクトップ、もし付け加えるならオールインワン(iMac)だけが用意されています。

ゲーム

高性能なグラフィックカードを搭載し多大な処理能力を必要とするゲームをするにはWindows PCを選ぶ方が遥かに近道です。そもそもWindows用だけでMac用のゲームが用意されていない場合もあります。

キーボード

細かなことですが、WindowsとMacではキーボードの配列とショートカットが異なります。
どちらか一方を長い期間使っていて他方に乗り換えた場合、その違いの克服に苦労するかもしれません。

どちらも1台で使いたい

実は11番目なのですが、上記に劣らず重要なことだと思います。
特別な知識を持つユーザーでない限り、Windows上でMacを動作させることは困難です。
一方、MacでWindowsを実行させることははるかに容易です。
Parallelsのような仮想化ソフトを使えば、MacとWindowsを行き来することも苦労しません。
また、AppleはBoot Campを用意し、Macの中にWindowsをインストールさせ使い分けることも可能にしています。

本記事はBusiness Insiderを参考にし、日本での状況やいくつか見解の異なる点などを踏まえ執筆しました。合わせてご覧いただくことをおすすめします。


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